十六話
その後、アントワープを訪れてフランダースの犬で有名なノートルダム寺院へ行きました。
とてつもなく高い教会ですごい威厳がありました。
教会の中に入って観て周り、ネロが最後に「カーテンが開いている。とうとう僕は見たんだ!」と言って感動したルーベンスの2枚”キリスト昇架”と”キリスト降架”の絵を見ました。
素晴らしい絵でネロとパトラッシュを思い出して涙が出たのを覚えています。
教会内部が暗かったので昔のカメラではブレてしまいました。
ネロとパトラッシュが天使に連れられて行った場所でベンチに座りしばらく感慨にふけりました。
教会の入り口付近に日本語でネロとパトラッシュの歩いた道と張り紙がしてありました。
後から知ったのですが、ご当地ベルギーではフランダースの犬は知られておらず、イギリス人作家が書いて、アメリカと日本のみで有名になったそうです。
次は二つ目の大きな転換期になったドイツのベルリンへ。