第十五話
夜が明けて、電車が動き出したので、駅の改札口でユーレイルパスの利用開始手続きをして、前日の夜に「地球の歩き方」で見つけた街ベルギーのブルージュへ行きました。
ブルージュは屋根のない美術館と言われている街で、本当に街が綺麗で、背の高い協会や鐘楼が沢山建っていて本当に街自体が芸術でした。
何とか英語が通じたので、イギリスにいる時とそう変わらずに行動できました。
駅のロッカーにリックサックを入れて街を散策しながらPUBと宿を探してウロウロしましたが、イギリスの様なPUBは見当たらずほとんどがレストランでした。
しかしレストランでもビールの種類が沢山ありました。
昼間にマルクト広場に有る鐘楼に登りました。
狭い円階段を延々と登って行って鐘が鳴るのを目の前で見ようと思ったのですが、登りきる前に鳴り終わってしまいました。
でも最上階からの眺めは最高でした。
夜はベルギービール専門店に行って食事をしました。
ベルギービールがほぼ全種類、多分３００種類以上置いて有り、それぞれの専用グラスで飲めます。
電話帳のようなメニューで、どれが良いのか分からないのでその店の名物おばさんに選んでもらいました。
食事は食事と呼べるレベルの物はなく、三流デパートのフードコート並の食事でしたが、常時満席状態でした。
何か一点で突き抜ける事が大切なんだと思いました。
ブルージュはお気に入りの町の一つになりました。
数年後に再度訪れる事になるのですが、それもまた別のお話。