講演会での質問を受けて | 「営業の魔女」の「感動仕事」記

講演会での質問を受けて

1111日(木曜日)に

大学生協主催の合同会社説明会で講演をさせていただきました。

http://www.withnavi.org/2012/gousetsu/101109_11.html


講演テーマは、
『頭が真っ白にならないための面接の極意』



なぜ、このテーマを選んだか。



講演を聴きにきてくださった方にはお伝えしたのですが、
私自身が、昔、とても人前で話すのが苦手だったからです。


緊張して、焦り、かといって事前に準備を入念にすることもせず、
アタフタしながら発表して、友人からは「あんたプレゼン下手ね」
と言われる始末でした、、、


けれど、今こうしてプレゼンテーションの研修やセミナーの
講師をしている自分。


今では、ほとんど緊張することもなくなりましたし、
むしろ人のプレゼンレベルアップに携われるのが
嬉しくて仕方ありません。


それは、「なんのためにプレゼンテーションをするのか」

という一番大切なことを知ることができ、

実践できる場があったからです。


今回は、たった1時間という短い講演ということもあり、
その本質部分はあまり伝えられませんでしたが、
少しでも聞いてくださった方に役立てば嬉しく思います。



そして、その際、会場で
「就職活動で不安なことやわからないことは?」
とアンケートをとりました。



すべてに回答することはできませんが、いくつか
「私なりの回答をブログでさせていただきます。」
とお伝えしたので、以下に記します。


(あくまで「私はこう思う」回答なので、
その前提を御了承ください)


Q. 他の人と比べて、特に際立ったエピソードや
  すごい成果がないのですが、
  こんな普通の自分でも大丈夫でしょうか?


A. 企業の人は、エピソードや何かの結果
  (資格取得、優勝経験など)そのものを
  聞こうとしているのではありません。


  それらの経験やエピソードを通して、
  「その人がどういう人か?」
  もっと言うと、
  「どういう物事への考え方や取り組み姿勢、
  価値観や信念を持っている人なのか?」
  を見ようとしています。


  エピソードのインパクトを競うのではなく、
  そこから自分が大事にしている考え方やポリシー、
  経験から得た学びや気づきが何かに焦点をあててみましょう。


 →★書籍「絶対内定」などオススメ



Q. 大企業だけでなく中小企業やベンチャーも
  探してみようと聞きますが、どうやって
  良い中小企業やベンチャーを見つければよいのでしょうか?


A. そもそも「何」が「良い」の判断軸なのか、
  これがハッキリしていないことには、探しようも決めようも
  ないのではないでしょうか?



  私は「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」を
  推薦します。

  ここに自分の仕事や人生を送る上での大切な事柄が
  書かれています。


  この本は、就職活動をする人だけでなく、

  仕事をするすべての社会人に読んでいただきたいと
  思える超オススメの一冊です。


  また、考え方以外ということであれば、
  まずは中小企業を実際に見たり、話を聴くことだと思います。

  例えば合同企業説明会で、一般的な知名度がない会社は
  中小企業やベンチャーだけでなく、大企業でも

  学生さんが訪れてなかったりします。


  そういうところに足を運んで、人事からじっくり話しを聞き、
  「自分が知らない会社を知る」力を伸ばすチャンスです。


  誰かから「あの会社はいい会社だよ。」と

  『正解』を教えてもらうことを待つのではなく
  (それが本当に正解とも限りませんし)
  自分で『自分なりの正解』を見つける力を養ってください。


  中小企業に勤めている先輩に話を聞きに行ってみたり、

  企業が就職関連の説明会だけでなく一般向けに開催している

  様々なセミナーやワークショップに足を運んでみる。


  採用の一面だけでなく、多角的・立体的に企業を見ることで

  また違った一面がわかるのではないでしょうか。

  ぜひ、「ふーん、なるほどなぁ」ではなく

  1社でも2社でも、1名でも2名でも良いので試してほしいです!



Q. 講演ではもっと具体的な「面接時にされる意外な質問」
  の種類やその対処法を知りたかったです。

A. うーん、正直、このコメントを見たとき、

  少し残念な気持ちになりました。


  というのも、「教えてもらうことが当然」

  という意識を感じたからです。


  ・誰かが教えてくれる

  ・それを受け取る


  この構図に慣れてしまっていると、いざ社会人になって、

  自分で仕事をしていく時、困るかもしれません。



  例えば、面接でされる意外な質問を知りたければ、

  ネットで「就職活動 面接 意外な質問」などのキーワードで

  検索してみれば、いくらでも出てきます。


  検索ワードを変えれば、さらに出てくるでしょう。

  ただ、意外な質問を予想することはできません。

  面接官がどんな質問をしてくるかはわからないからです。


  だからこそ、今回の講演では、テクニック内容ではなく

  そういった咄嗟に答えられないような質問が来たときに

  どうしたらよいか、事前に何ができるかをお伝えしました。



  次の質問の回答にもつながりますが、

  もっと知りたいことがある場合は、

  このように(↓)すると良いのではないでしょうか。



Q. OBOGや企業の人に、何を調べたらよいか聞いてもよいのでしょうか?


A. 何を聞くかにもよりますが、、、

  まず一番知っておいてもらいたいと思ったのは、



  ただ単に「どうしたらよいですか?」と質問するのではなく


  ・今まで何をしてきたか

  ・それについてどう思っているか

  ・その上で何を知りたいと思っているか


  を合わせて聞いてみるのはどうでしょうか、ということです。


  例えば、

  ・「これまで▲▲という本と■■のウェブサイトを見ました」

  ・「けれど●●に関することの割合が多く、

   部分的にしか理解できていない気がしています」

  ・「なので、さらに◆◆について知りたいのですが、

   それに関して、アドバイスやお薦めはございますでしょうか?」


  といった感じです。


***


いかがでしょうか?

これからはじまる就職活動、不安も多いと思いますが、

講演でお伝えした「物事の捉え方」を今こそ活かすチャンスです。

「なんでこうなるんだ・・・」

「私はダメなのかも・・・」

と思うか、

「主役に試練はつきものだ!」

と思うか、


応援しています!!

どうか自分らしいマインドで進んでください。