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成人式の朝、一通の手紙が三男に届いた。
 
 
それは5年前、三男の卒業式の朝に私が5年後の三男に宛てた手紙。
 
 
中学校のPTAの企画だったと思うのだが、二十歳になった子どもに、お母さんが手紙を書くというものだった。
 
 
すっかり私は忘れていたのだけど、三男のクラスメイトのお母さんがわざわざ、成人式の朝に届けて下さった。
 
 
三男が成人式に出かけた直後に届いたので、三男はそれを読まずに出かけた。
 
 
 
ところが三男、また失敗をした。
 
 
しかし私の言うことも聞かず、逆ギレ気味。
 
 
しばらく放っておくことにしたが、とりあえず、その手紙を渡した。
 
 
封が切ってあったので読んだのだと思うが、三男からは特に何も言ってこなかった。
 
 
本人が読んだ後だし、自分で書いたものだからいいかと思って、こっそり読んだ。
 
 
「今日は2012年3月16日金曜日
○○の中学卒業式です。
20歳になった○○に宛てて手紙を書いています‥‥」
 
 
そうやって始まった手紙には三男が幼い時のことから中学生活について書かれていて、随所に三男の良いところが書かれていた。
 
 
そして、三男のことを信じていると‥‥
 
 
 
最後に
 
 
「○○   自分の足でしっかりこの人生を歩んで行ってね。
パパとママは心から応援しています。
そして、いつも
ずっと、愛しています♡」
 
 
で終わっていた。
 
 
 
三男は私には何も言わなかったけど、
夫のだけは話したらしい。
 
 
「手紙、読んで泣いた」と
 
 
 
なんとも絶妙のタイミングで届いた手紙。
 
 
それも5年前に書かれたもの。
 
 
天のすてきなはからいを感じた。
 
 
 
二十歳になった子どもへの手紙を書くってすてき。
 
 
成人式の良いプレゼントになると思う。
 
 
 
もしこれを読んで下さっている方のお子さんがまだ小さかったり、思春期真っ盛りだったらぜひ、二十歳のその子に向けて、手紙を書いてみたらどうだろう。
 
 
 
肯定的な未来が拓けますよ (*^o^*)