Horary 西洋占星術

その昔、西洋占星術には誕生時間が要らなかった!

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私の話している西洋占星術の話は、正しいとか、間違っていないとかを根拠としているわけではありません。歴史的にはこんな考え方でしたよと、述べているだけです。

歴史を通して伝えられてきた西洋占星術が、絶対的に正しいと言うつもりもありません。


ただ、誰かが、
『インコンジャンクトは、150度で、これはアスペクトです。オーブは3度です。私のオーブに対する考え方は、これです』
とすれば、それは歴史的なものを超えた論理があるはずです。
『アスペクトは、線ごとに変えるのが妥当です』
とすれば、それは、かくかくしかじかの根拠があると述べるのが筋ではないかと言っています。

トラインは6度、何故?
セキスコードレイトは、3度、何故?

トラインそのものは、オーブを持っていないのが、遠い古代から伝えられてきた占星術です。
スクエアもオーブを持っていません。

オーブは惑星が持つものです。

その人が、歴史に勝ると考えるのなら、惑星が持っているオーブを、どうして線の幅にして構わないのか、それをハッキリと示すべきなのです。
が、多くの場合、そのような歴史さえも、無視されます。


過去の占星家たちは、惑星の持つオーブの幅に付いて、あまり論争をしていません。
何故なら、ほぼ、妥当な使い方をしていたからです。経験に基づき、オーブはこれくらい取れば、まあ、間違いないだろうということを感覚で掴んでいたのだと思います。そうでないと、けんけんがくがくとオーブに付いて論争が絶えなかったと思います。


三角

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トライン・アスペクトについて

金星と土星3
チャート 1.

チャート1と、チャート2の間には、同じ、トライン・アスペクトでも、雲泥の差があります。

1のチャートは、金星と土星がともにデトリメントで、セクトを得ていません。土星と金星のトライン・アスペクトによって、社会的な地位をいつのまにか失うと読めます。


チャート 2.

うって変わって、2のチャートは良い物になります。土星も金星も、セクトを得ていますし、ミューチャル・リセプションもしています。パートナーの働きによって、仕事が順調に伸びるなどと予測できます。

トライン・アスペクトは、一般に、『簡単に』という意味を持っていて、特にリセプションが在る場合などは、とても旨い具合に働いてくれます。

ですから、アスペクトによって、『簡単に』悪くなる、『簡単に』良くなる、両方の場合が出てきます。

物事は一般に、『簡単』な方が良いとされますから、良いと、受け取ってしまいやすいものです。でも、問題は常に中身のはずです。

アスペクトそのものの意味は、三角形の底辺の一辺によって捉えられます。よく、△形だから堅固だとか言われますが。

マニリウスの語る所によると、この一辺は、我々が手を伸ばせば簡単に手に入ることから、『簡単に』という意味がきたのだと思います。天空の中に引かれる線だとしても、三角形の一辺は、我々に近い所を通るとしたわけです。この時の天空と我々は、かなり大きな我々というよりも、チャートの中ではどうなのという感覚かもしれません。20Cm角ほどのチャートを描くと、真ん中に立つ我々は身長5Cmぐらいのものでしょうか。その一寸法師のような分身に対して、チャートの中に描かれる線を想像すると、ようやく納得できます。



蔵書より、Alchemy Mysteicism 84p

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オーブは実占で確かめられた!
何か、これ以外に方法・意見はあるでしょうか?

フランスの占星術師クロード・ダリオット(1533-1594年)の意見を、もう少し検証してみましょう。

前回の「彼からメールは返ってくるか?」のチャートでは、同じサイン内を出ることなくアスペクトが完成しました。ですから、古典的なオーブの両方を足すことができます。

惑星同士による、角度による角度に従ったアスペクトでも、オーブを足して考慮する場合が、サインを超えても登場します。

歴代の占星術師も書いていないオーブに付いて、ダリオットも納得できないことが多々あったのでしょう。それは、サインを超えて惑星同士がアスペクトを完成する場合に、どのようなオーブを当てはめれば良いのか、古代の占星家も目立った意見を書いていないからです。

ただ、実例は残っています。例えば、マシャ・ア・ラー(概740~概845年)のOn Receptionには下記のようなチャートが出てきます。このブログでも何度も登場していますが、それほどこのチャートは優れたものなのです。


ダリオットの考え方は、ここでの月(26.25)は、サインを超えて、金星(5.37)にアスペクトしに行きます。角度差は、9.02度あります。ダリオットは、このチャートでアスペクトが完成するには、月のオーブの6.0度、金星のオーブの3.5度を足して、9.5度なら納得できると考えたのです。月のオーブは、ダリオットの中では6度ですから、これだけでは届かないからです。

よもや、サインを超える場合には、近づく方のオーブ(月の12度)だけを採用する等とは考えずに、モアイアティーを創案します。
ダリオットの考え方がルネサンスを通じて、オーブは半分が妥当ということになっていき、月は、両側で12度となります。

マシャ・ア・ラーは、気にも留めずに、経験から角度に従ったアスペクトは完成するとします。彼はOn Receptionの中で、特にオーブの解説はしていません。代わりに、ボイドの詳しい説明を展開します。


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8~9世紀の、アラビアの占星術師たちの多くが使っていたオーブが、下記です。
リリーのC.A(107p)には、♂以外、この数字が記されていますが、片側では無く、これを両側だとしています。理由は下段にあります。

  片側 太陽 15度       
   〃  月 12度
   〃 水星 7度
   〃 金星 7度
   〃 火星 8度
   〃 木星 9度
   〃 土星 9度 です。

これでは、あまりにも広すぎると思われますが、
惑星のオーブ2”で書いたように、これが(図-3)が効くのです。

月7と水星24

図-3

どうやって、このオーブを確かめたのでしょう?
ネイタルで確かめる方法が、あるのでしょうか?
アスペクトのオーブを探して、本当に、そんな広いオーブでも良いものなのでしょうか?
ですね。
疑問に思います。 でも、効くのです。
もう、これは自分で確認して、納得していただくしかありません。

「メールは返ってくるのか?」 等、しょっちゅう問われる質問でそれは確かめられるはずです。

2015年8月30日 10:20am  136.99E, 36.72N  「彼から、メールは返ってきますか?」


このチャートでは、月と土星のアスペクトでも、メールが返ってくる印になります。
月は10.21度にあります。土星は、28.54度にあります。角度差は、18.33度。
もしも、月のオーブがリリーの言うようにこの半分の6度で、土星のオーブも半分の4.5度だと、効かないはずです。月6度+土星4.5度=10.5度。10.5度以内に惑星達が存在する必要があります。

古典的なオーブを採用すると、月のオーブ12度+土星のオーブ9度=21度の両惑星のオーブで埋まります。既に手の先が触れているようなもので、やがて、手を握り合え、そして角度による角度に従ったアスペクトが完成し、メールが返ってきます。

実際に、メールの返事がありました。オーブの古典的な概念は片側で書かれています。


では、誰が、オーブの量を半分にしてしまったのかというと、フランスの占星術師クロード・ダリオット(1533-1594年)です。彼は、モアイアティーという考え方を広め、これが、ルネサンス期の占星術師達に影響を与え、リリーの時代にまで及んだのです。いえ、今日も影響を与えているといってもいいでしょう。


推論ですが、オーブを半分にすると、惑星達がサインを超えた場合にどこまで影響を与えることができるかで、かなり筋が通ってきます。ダリオットは、この点に結論を見出したかったのでしょう。

占星術のテキスト類は、このように注意して歴史を遡らなければいけない部分が多々あります。
また、実験・実占を重ねて、書かれていることが事実なのかどうかを確かめていく必要があります。


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リセプションのことを知ると、アスペクトには必ずリセプションが必要だと思い込む段階があります。

アスペクトには、必ずしもリセプションは必要がありません。

例えば質問が、
「この契約が取れますか?」
だとして、

アセンダントのロードと10ハウスのロードの間にアスペクトが見つかったとします。これは、どのようなアスペクトであっても、
「契約が取れます」
という答えになります。

セキスタイル     あまり難しい努力なしに、取れます。それほどの達成感はありません。
クォータイル     契約を取るのに苦労します。その労力に見合う達成感があります。
トライン       簡単に契約を取ることもでき、しかも、達成感・充実感もあります。
オポジション     契約を取るのに、物凄く苦労しますし、取った契約では採算が合わないなど、契約を取らなければよかったかなと後悔もします。
コンジャンクション  契約を取れる場合と、取れない場合があります。が、ほぼ、取れます。

どれも、これも、ほぼOKです。

コンジャンクションのように、例外があるにしても、これは基礎的なことです。

アスペクトの種類は、プロセスや、経緯、時には内容を表します。
また、主たる表示星と、月のアスペクトには違いがあることがよくあります。
月のアスペクトの種類は、それほど内容に影響がありません。上記は、主たる表示星と質問事項の表示星とのアスペクトと考えてください。

時に、月が、主たる表示星になる場合があるので、気を付けなければいけないことがあります。
アセンダントのロードと月の主従関係が、逆転することがあるのですね。
それ以外は、あまり気にする必要はありません。

恋愛の問題でも、月と7ハウスのロードがオポジションの場合に、この主従関係の逆転が起きていると、見誤ることがあります。



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