あべこべ体操

あべこべ体操

「あべこべ体操」とは、身体の一部分をあべこべに
動かすと言うフェルデンクライス・メソッド(※)
の特徴的な動きに、その他の体操や健康法を加えて
アレンジした体操です。
気軽に楽しみながら身体の歪みを取り、柔軟性を増
し、肩コリや腰痛を緩和します。

「あべこべ体操」が生まれるきっかけとなった元祖ニューストレッチプログラム#6です!

胸と腹を交互に膨らます「胸と腹のシーソー」の動きを、

いろいろな姿勢で行うレッスンです。

 

姿勢を変えて、「胸と腹のシーソー」を行うことで、

日常動作では動いていない部位の体幹の筋肉を緩めることが

できます。

 

レッスン内容

 

1、仰向けで両膝を立て、右脚を左脚の上に組みます。

組んだ脚を右側にゆっくりと数回倒します。

胸や顔が一緒について行かないように、上半身は上向きのまま

を保ちます。

脚を倒した所で留まります。

その姿勢で、息を吐きながら腹を膨らまし、

息を吸いながら胸を膨らませます。10回。

再び、両脚を数回右に倒します。

そして、先程よりも脚が倒れやすくなったかどうか確認します。

 

休んでから、反対側(左脚を右脚の上に組む)でも同様に行います。

 

2、仰向けで両膝を立て、右脚を左脚の上に組みます。

両脚を右に倒した状態で留まり、両手を頭の後ろで組みます。

両手の助けを使って、頭を数回まっすぐ持ち上げます。

頭を上げる時、背中のどこが床に押されるかに注意します。

頭を上げた状態で留まり、胸と腹のシーソーを行います。10回。

 

休んでから、反対側(左脚を右脚の上に組む)でも同様に行います。

 

3、仰向けで両手を天井に伸ばし、手のひらを合わせます。そうすると、両腕と背中の肩のラインで二等辺三角形ができます。

左膝を立てます。

肘を曲げないように、両腕を右に倒して床に近づけます。

肩と頭も右に転がして、左足で床を押し動きを助けます。

右に倒れた所で留まり、胸と腹のシーソーを行います。10回。

真ん中に腕を戻り、数回右に倒して、動きの変化を確認します。

 

休んでから、反対側(両腕と肩の三角形を作り、右膝と立てる)でも同様に行います。

 

最後に、仰向けで両膝を立て、右脚を左脚の上に立て、数回右に倒します。

最初に比べて、どれくらい倒しやすくなったか、床に近づいているかを確認します。

 

このレッスンは、上半身や下半身を捻る動きと、横隔膜の上下の動き(胸腹シーソー)を組み合わせた動きで、それぞれ単独で行っても身体は変化しますが、二つの要素を組み合わせることで、より大きな変化が期待できます。

 

受講者のコメント

「動かした側の背中が、直後に平らになった。」

「終了後、踵重心になった。」➡️踵に重心がかかっているように感じるのは、踵の意識が薄く、踵を使えていない状態から、

レッスンの動きで、踵の意識が濃くなり、踵を含めてしっかりと足裏で身体を支える状態になtたということだと思います。

いわゆる「地に足が着いた状態」と言えます。

「胸腹シーソーをやった後、脚が倒れやすくなる。」

「最後に立った時、重心が降りた。」

「緊張が取れた。」