9回目のせっけん作り【400gバッチ】:はちみつと牛脂入り石鹸 | せっけん作り、アルカリ洗濯・・・ ちょっとだけ生活を楽しくしたい +10%ウキウキ生活

9回目のせっけん作り【400gバッチ】:はちみつと牛脂入り石鹸

豚脂(ラード)と牛脂:その1 牛脂編:牛乳パックに入るまで で作った牛脂を使って石鹸を作ってみました!

なかなか牛脂を使う機会がなく、いつ作ろうか悩んでいたのですが、冷凍庫のスペース確保のため、いよいよ重い腰を上げることに・・・。

カレンデュラの粉末を漬け込んだオイル(オリーブオイル・月見草・アプリコットカーネル)もいい加減に使わないといけないので、これも使用。
他、ちょこっと残っていたキャスターも入れちゃいました。なのでちょっと分量が切り悪い数字です。
おかげで苛性ソーダの計算がめんどくさいめんどくさい・・・・。

【はちみつと牛脂入り石鹸 400gバッチ:材料】
米油・・・207g
(51.7%)
牛脂・・・110g(27.5%)
キャスターオイル・・・17g(4.2%)
カレンデュラをつけたオイル・・・66g(16.5%) ※下記3つのオイルの混合です
アプリコットカーネルオイル・・・10g
月見草オイル・・・10g
オリーブオイル・・・60g

カレンデュラ粉末(オイルに漬け込んだ分)・・・2g
はちみつ・・・大さじ1
水・・・120g(30%)
苛性ソーダ・・・47.7g(10%ディスカウントで計算)
精油:ペパーミント・・・10滴
精油:クラリーセージ・・・10滴


今回使った牛脂は、かなりたくさんのハーブを入れて精製したので、そのままでもおいしそうな匂い(なんかご飯が進みそうな匂いなので、石鹸の香りとしては微妙ですがwww)をしていました。
なので、どうかんがえてもフローラル系の精油を入れたのではおかしいと思い、今回はハーブ系の香りの精油を使ってみました。

私、どうも香りつけが苦手で、石鹸から漂ってくるいい香りがつけれません。
以前買った手作りせっけんなんかは、すごくいい匂いが漂うのですが、私が作ると鼻を石鹸に近づけないと匂いがしないしないのです。
ん~~~~~、、精油が少ないのかなあ。・・・やっぱり少ないよね、本に書いてあるレシピの3分の1くらいしか入れてないですね。

以前どっかのサイトでみたのですが、精油の基材を大量に入れることになるので、精油を必要以上に入れてはいけないというのを見かけました。
それ以来、どうも遠慮がちに入れてしまいます。
まあ、元々匂いがしすぎるのが苦手なタイプなのであまり匂いがしないのはかまわないのですが、匂いが無くなって廃油せっけんなんかちょい臭くなってくると、使いたくなくなってしまいます。
やっぱもうちょっとたくさん入れるべきかなあ・・・。

匂いについてはこれからの課題です。

さて、今回の石鹸の説明です。

牛脂を解凍 牛脂は冷凍されていたので、解凍しないといけません。
レンジで半分くらい溶けたところで、加熱をやめ、そのまま溶けていない牛脂をつぶしながら根気よく混ぜていると、だんだん溶けていきます。大体40度~45度くらいの温度を保てば十分溶けます。
あまり加熱しすぎるとちょい危ないかんなと思いますので、せいぜい600wのレンジで1分半くらいででしょうか。

自宅で精製した牛脂なので、余計な水も含まれています。これはもう水分としてあきらめてそのまま使うしかありません。

牛脂が固まる また、溶かして他のオイルとあわせてしばらくほおっておくと、温度が下がり、こんな感じに牛脂が固まりますので、固まったら加熱します。
苛性ソーダとあわせる温度(40~45度)で固形になった牛脂は溶けるので、混ぜ合わせる温度はいつもと同じで大丈夫でした。

苛性ソーダとオイルをあわせ、しばらく混ぜてトレースが出た頃に、はちみつを加えます。
クローバーの花から蜂が集めてくれた蜂蜜です。
クローバーの蜂蜜って結構癖があり、色は薄いのに味がとても濃厚です。レンゲの蜂蜜もクローバーの蜂蜜もとても濃厚ですね、味の系統が似ているかも。クセがない・・・といわれていますが、個人的には十分クセがあるきがします^^;
個人的には色んな花から集めた蜂蜜が好きです。あまり味が濃すぎない程度で・・・・。一番のお気に入りはこの「野の花蜂蜜 」。生協で扱っているので、扱っていたら買っています。

下の左の写真は、蜂蜜を入れる前の色、下の右の写真は蜂蜜を入れた後の色です。噂どおり、カレンデュラは変色せず、黄色を保っています。はちみつを入れて更にグルグル混ぜていると、若干オレンジになりした。

蜂蜜を入れる前 蜂蜜を入れた後

いつものごとく、20分ほどでトレースが出ます。
気の短い私には、米油を使ったオイルは最適ですね^^;トレースが出るのはやいのなんのって・・・。
トレースの出にくいオリーブオイル100%の石鹸なんか作ったら、気が狂いそうですwww
この後、24時間の保温に入ります。

カットした直後の石鹸
翌日、カットしました。自作フレームナイフは今回も大活躍です。
若干石鹸の真ん中の透明度が高い気がするので、おそらく柔らかいのでしょうね。ココを包丁で切ったていたら、きっとくっついて切るのに苦労しただろうな。
牛脂を入れたためでしょうか、とてもしっかり固まっています。
ラードを入れたときよりもしっかりしています。

ミリスチン酸>牛脂>ラード

という感じに、翌日の方さ具合の順位がありますね。
ミリスチン酸は24時間の保温後、フレームナイフで切るのは難しいかも・・・というくらい固くなりましたが、牛脂は程よい固さ。ラードももちろん程よい固さですが、ラード入り石鹸のほうが若干柔らかく、出来立てをつかむと少し指のあとがつきました。しかし、牛脂石鹸は指のあとはまったく付きませんでした。
なんとまあ、扱いやすい。

カットすると切り口に余計な切りカスが付きます。
これをぱっぱとティッシュや古いTシャツの切れ端で軽く拭くようにして、払い落とします(ラーのドはこれやると、変形するものもありましたが、牛脂のはまったく変形なし)。

きれいに切り上がりました~ こんな感じに出来上がりました♪
切りカスもきれいに落とせました。いやあ、動物油脂って優秀だな~~~。
なんか、プチ角ピン石鹸!!???

それと今回は、試験紙を購入しましたので、出来立て石鹸のアルカリ値を調べてみました。
試験紙はこのサイト「学校教材ネットショップが一番安く購入することができました(今改装中ですねえ^^;)。注文の時、「定形外で送ってください」と連絡しておくと、定形外郵便で送ってれますので、送料もばっちり節約。

アルカリ試験 アルカリ値はおそらく「9」・・・・かな?7が中性。石鹸の仕上がりは7後半~8前半だったかな。
4週間後が楽しみです。