塔と水路がある町のはずれ、「水無月橋」で見つかった死体。
一年前に失踪したはずの男は、なぜここで殺されたのか?
誰も予想できない結末が待っている!!
恩田陸が紡ぐ、静かで驚きに満ちた世界。
ある町で男が殺された。彼は町の人間ではなく、さらに一年前に失踪していた。
なぜ?どうして…
恩田さんらしい設定で楽しめました。
こういう話はほかの人が書くとただのホラーになってしまうかもしれませんが、恩田さんの筆力のなせる業なのでしょう
最後の章は作中のある場面を踏まえて読むと別の真相があるのかと思ってしまいます。
ただ真相は1つではなく自分で納得する真相がそれぞれ無数にあるような気がしました。
突然失踪した男、その死体、閉じられた田舎の町、謎の塔。
これぞミステリーといわんばかりのキーワード、作者らしいです。
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