オルトさんロス | ほほほのブログ

オルトさんロス

みなさん映画『食堂かたつむり』観たことありますか?

映画の出来は別として、映像としてはとても素敵で、

小物やセット、服が美しく、もちろん料理も美味しそうで、

何度も何度も観ました。

先日12/29に河内長野千代田の

イタリアンバールカフェオルトさんが閉店されましたが、

心から悲しくて、悲しくて、本当に今でも泣きたい気持ちでいっぱいです。


私がオルトさんを知ったのは5周年に入るあたり、

それから先日まで通いつめました。





あたし告白します。

シェフに恋してました。

いや正確にいうとシェフと奥さまが作る料理に恋してました。

だから年内閉店の話を聞いたとき、夢にまで見ちゃったんですね、、。



オルトさんの食事はただただ美味しいだけじゃなく、

人の心も身体も元気にしてしまう特別な料理でした。

たぶんそれは愛情という名のエッセンスがたくさん入っていたのだと思います。

だから食事をするたびにこの映画を思い出しちゃったんですね。


私、いずれカフェオーナーになるつもりでした。

ですがオルトさんの閉店の話を聞いてから、

飲食店経営閉店で調べまくりました。

仕入れ、仕込み、料理、後片付け、休日もない。

本当にないないづくしで、とても過酷なお仕事。

我慢強いだけでは身体を壊しちゃう。

時給にしたら、最低賃金にもなりません。


要はお客様にとってお得で美味しいランチはお店は儲からないんです。

お客様に対してのボランティア精神だけで成り立っていたのだと思いました。


いつまでもあると思うな親と金じゃないけど、

いつまでもあると思うなオルトをってオーラを

シェフが今年初めから出していたの気づいていませんでしたか?

だから私は本当にそうなったら困ると思って、せっせと夜オルトに通いました。

だけどダメだったーーーーーー!

皆さん次があるのなら、いつでもあると思ったらダメですよ。

買い支えじゃないけど、大切なものや店はどんどん利用してください。


うちのお店だって、

スーパーと同じような売り方してたらとっくにつぶれてます。

差別化じゃありませんが、スーパーみたいに安いお米はないけど、

お客様の好みにあった美味しいお米があると思っていただいてるからこそ

かろうじて存在しているのだと思います。

今年一年ありがとうございました!

そしてよかったらどうぞ来年も買い支えしてくださいね。


江戸時代末期創業、いつまでつないでいけるか、

少しでも楽しいことを見つけて、

落ち込んでも落ち込んでも這い上がって、前へ進んでいきます。

新年6日10時より営業してます。