サーバリックス子宮頸がんワクチンによる民族浄化/弁護士 南出喜久治 | Despair After Hope, Hope After Despair 2

サーバリックス子宮頸がんワクチンによる民族浄化/弁護士 南出喜久治



参考

【月夜のぴよこ と ロバの耳】


【子宮頸がんワクチンに関する ネットの噂 ・・・('〇';)】

ツイッターなどで子宮頸がんワクチンに関する ネットの噂が流れているので、専門家に確認してみました。こういうことはしっかり医学博士に聞くべきですね。♪ 

以下専門家のご意見です。↓↓↓↓↓↓

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医学、医療関係、もしくは、食品の安全性や毒性に関する話は生活や生命に大変重要なかかわりがあるので興味を引かれて熱心に情報を集め広める方が多いと思いますし、その気持ちも分かります。
では、信頼できる情報、信頼できない情報はどうやって区別すればいいでしょう。

信頼できない情報の特徴:
ただし、「嘘」、「間違い」というわけではありません。科学的に正しいということができないという意味です。そして、「正しいということができない」というのは「誤っている」ということではありません。「正しい」ことが現段階で証明されていない、あるいはできないと言うことですので、そこに書いてある情報は後々、正しいと証明される日が来るかもしれません。つまり「正しい」可能性も残されているということを理解してください。

一番多いのは、ごく少数の例を取り上げてそこの議論ばかりしているものです。「既に30人もの死者が出ています」というネガティブな情報もありますが、「これで300人のがん患者が救われました」というポジティブな情報もあります。重要なのは、何人中何人ですか?ということです。 40人中30人が死んだのであればこれは大変なリスクをもっているということがいえると思います(本当はそれだけじゃダメなんですが難しい話は割愛します。統計学の範囲になります)。逆に、300万人中30人となると、0.001%という事になるので、飛行機落ちてきて当たるかも、というレベルの話になってきます。これを危険と考えるかどうかは各々の判断となります。つまり、「少数」というのは、絶対数の多い少ないではなく、全体のうちどのくらいの割合か、ということが大切になってきます。「全体数」を明記せず、何人が死んだ、何人が治った、という議論をしているものは基本的には疑ってかかるべきです。

これにはタミフルの異常行動騒動が記憶に新しいでしょう。タミフルを飲んだら異常行動を起こすと大変大騒ぎになりました。タミフルを飲んだらどのぐらい異常行動を起こすのでしょう。答えられる人は少ないと思います。報告のあっただけで2000年~2007年の累計で20数名です。年間3名程度です。報告の無い数もあるかもしれないので、まあ、年間10人いるとしましょう。当該年齢の患者に処方されるタミフルは、流行の程度にもよりますが、100~200万人です。つまりタミフルを飲んで異常行動をする可能性は、10万分の1以下です。まあ、タミフル飲ませたら異常行動で年間3人ぐらい死ぬかもしれません。ところで、年間インフルエンザで死んでいる人はどのぐらいいるでしょうか。
これも流行度合いによりますが、200~数千人が死んでいます。飲ませるか飲ませないかはあとは自分で決めればいいと思いますが、僕はうちの子がインフルエンザになれば飲ませます。インフルエンザで死ぬ可能性のほうがはるかに高いですから。

このように、全体の数や割合をなしに、何十人も死んでるから危険だというのは基本的にナンセンスです。そういう言い方自体が詐欺まがいではないでしょうか。

某健康食品的きのこががんに効く、がんが治った人がいるということで、結構売れていたりするそうですが、そいつは、どんな状態のどこのがんの患者何人が飲んで何人がどういう状態に治ったのかという話を見たことがありません。

類似商法に「やせる」がありますが、これはまあいいでしょう。

逆に信頼できる情報とは、全体の数と問題としている数が明記されていることです。さらには、たとえば、インフルエンザにかかった人たちがいて、タミフルを飲ませた人たちとタミフルを飲ませなかったの人たちに分けて、その両グループの間でどのような現象にどれだけの差があったかという
情報が提示されているものが信頼性が高い情報になります。(いろいろありますが、コホート研究、前向き研究、RCT、二重盲検法などです)

そういうことを踏まえたうえで、最近、話題の子宮頸がんワクチンに関する
問題のページを見てみたいと思います。
Twitterで、元東京都区議が、これやばいよ!ってつぶやいた後、
もうちょっといろいろ調べたり考えたりする!ってまたつぶやくという
どたばたが見れたりもして面白かったりもしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/inosisi650/61984770.html

あらかじめ、いっておきますが、「科学的に正しいといえない」ということは、「間違っている」ということではありません。「これだけでは正しいと断定できないけれど、いつの日か正しいと証明できる時がくる可能性はある」ということです。同様に「関係性が認められない」は「関係性が無い」と言うことではありません。以下で、僕が正しくない、証明できない、といったとしても、それはその情報が誤っていると断じた事ではありません。そこのところをご理解ください。


>がんは、基本的に定期健診で早期発見して治療すべきものです
これは、予防措置の無かった、つまりワクチンという方法が無かったという前提での話です。ワクチンによる予防という可能性が現れた子宮頸がんに関して同じ理論は使えないと思います。もちろん、子宮頸がんに関しても早期発見、早期治療という選択を取ることは間違いではありません。

>可変的な病変ですから50%は自然に直るものです
50%は治らないわけですから、予防する意味はあるおもいます。ほぼ100%治るインフルエンザのワクチンを打っておられる方なら分かるはずです。

>まだ成熟する前のつぼみの状態の子供に、「子宮」の病気のワクチンを
>集団接種するというのは、どう考えても異常な行為
ことさら未熟であることを強調し、成熟の象徴である子宮と比較することで違和感をあおっていますが、ワクチンによる予防という手法自体が、病気でない者に対して先行して接種させるという両方です。この理屈を用いるのであればすべてのワクチン予防を否定できます。ポリオでないものにわざわざポリオワクチンを投与するのがワクチンによる予防療法です。さらには、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスは性交により感染します。一度も性交をしていない者はヒトパピローマウイルスに感染していません(例外はあります)。そして、ワクチンとは感染前に接種することで感染を予防するものです。成熟してからでは意味が無いではないですか。

>政治家、官僚(厚生労働省)、製薬会社、医療機関がそれぞれの利権と謀略のために推進
ソースがありません。良いものを世に送り出せば誰かが儲けるのは自然なことだと思います。そこに、癒着や利権があることは問題かもしれませんがここで議論すべきことではありません。とかく、利権と言う言葉を出せばイコール悪という印象が伴いますし、まあ、良くないことですが、だからこそ、これ見よがしに用いられた、「利権」という言葉は印象操作を疑うべきです。そうでないならば、利権によって不当に利益を得ているという証拠がいると思います。

>① 既にワクチン接種が数多く行われている海外で、
>接種を原因とする死亡例につき、何件も報告があります。
ワクチン接種後の死亡例があるのは事実です。数十例の報告は確認しましたし、現在では数百例ぐらいあるかもしれません。しかし、前述のようにワクチン接種者の総数を出さない議論は安全性の議論としては無意味です。すでに、集団接種を行っている国が多数あることを踏まえると、何千万という接種総数があるのではないでしょうか。そしてこれが重要なことですが、ほとんどのワクチンで接種後の死亡例はあります。子宮頸がんワクチンに特有のものであれば問題でしょうが、決してそうでははありません。

>② ワクチンを接種してもデータ上、子宮頚がんになる可能性を全く否定できません。
>実は、製薬会社の説明書にもそのように載っています。
あたりまえです。ワクチンそのものが100%の予防を目的としていません。受ける事によって確率論的にリスクが減るというものに過ぎません。インフルエンザのワクチンを受けてもインフルエンザにかかる人は沢山います。なぜ、子宮頸がんにおいて、「完璧でない」とこを取り上げて非難する必要があるのでしょうか。

>サーバリックスには「劇薬」の表示がなされ
これは「劇薬」という言葉のもち印象と薬事法上の劇薬の定義の乖離の問題です。「劇性が強いものを薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて厚生労働大臣が劇薬として法令で指定する」というものが劇薬の定義です。一応の基準として、「致死量が、経口投与で体重1kgあたり300mg以下、皮下注射で体重1kgあたり 200mg以下のものを言う」とありますが、体重50kgの人の場合、劇薬は経口、口から飲んで15g、皮下注射で10g投与すると死ぬということになりますが、これだけ投与したらけっこう、死にます。紛らわしいですが、毒物及び劇物取締法による「毒物・劇物」とは無関係の定義です。ちなみに痛み止めとして頻繁に処方されるロキソニンという薬は先日まで劇薬でした。更に、一般用医薬品として医師を介さずに薬局で変える事になりました。「劇薬」とはその程度のものです。

>「抗体価と長期間にわたる感染の予防効果及び子宮頚癌とその前駆病変の
>予防効果との相関性については現時点では明確でない。」として、副作用が大きく、
>病気予防の効果効能を保証できないとしているのです。
これも当たり前です。開発されて間もない子宮頸がんワクチンが、一生かかる可能性のある、子宮頸がんを予防できたかどうかなど現時点で分かるわけがありません。何十年にわたる追跡調査とそのデータ解析が必要になります。副作用に関しても何十年たってから出る副作用の追跡を行うひつようがあるので、現時点では、分からない、というのが当たり前です。

>③ 学術論文では、若年女性で子宮頚がんと関連のある前がん病変を減らすデータは
>あっても、子宮頚がんにならない、というデータは全くありません。
これは完全に論理のすり替えです。子宮頸がんワクチンは子宮頸がんの原因(100%だといわれています)のヒトパピローマウイルスの感染を予防するためのワクチンです。子宮頸がんを直接減らす目的ではありません。さらにいうならば、「子宮頸がんにならない」というデータなど証明できるわけがありません。先に述べたように子宮頸がんワクチンを投与後、その人が死ぬまで子宮頸がんにならないということを追跡しない限り子宮頸がんにならないとはいえません。現時点で証明できる訳がありません。もっというならば、観察対象者が途中で不慮の事故や他の病気で死んだ場合、ワクチンの効果によって子宮頸がんにならないということはもはや証明不可能です。すべての治療に関してそうですが、「完璧に治る」ということをいうことは不可能です。公的にそういう表現をしているほうがむしろ信頼できません。

>④ 既感染の女性からウイルスを除去することはできません。
ワクチンとは感染後のウイルスを除去するものではありません。インフルエンザにかかってからインフルエンザワクチンを打ったらインフルエンザがなおるのですか。

>それどころか、ワクチン接種で、既感染の女性にがんを
>発症させた例が海外で報告されています。
報告事態はありますが、これも少数の例外をことさら取り上げたものです。統計学的な話になりますが、この発症患者は、「ワクチンを打たなくても発症した」可能性もあるわけです。そこをはっきりするためには、「ワクチンを打たなくて発症した数」と「ワクチンを打って発症した数」を比較する実験を行わなくてはいけません。いってることのレベルが、赤い靴を履いて散歩に出た日に交通事故にあった。だから、赤い靴は危険だ、というレベルです。

>⑤ 5年程度抗体を保持する効果はありますが、それ以上は保障されていません。
>多大なリスクと費用を払いながら、この程度であります。
生涯抗体が持続するワクチンのほうがまれなのではないでしょうか。インフルエンザワクチンなど、数ヶ月しか持ちません。これから追加接種の必要性まで含めて追跡調査と研究が行われるのです。

>「これを接種すれば、誰と性交渉しても大丈夫」というような、
>行きすぎた性教育が小学生、中学生にされています
どこの国の話ですかw
まあよその国はおいておいて、ワクチン接種の話と、教育の話は別物でしょう。病気になるから誰とでもセックスしたらダメ、病気にならないからいいよってのはもう根本的におかしな話です。貞操は病気になるから守るものではないでしょう。

>アジュバンドとはもともとペットの去勢・避妊薬として開発されたもので、
>これを人間に与えますと、一切妊娠ができなくなり
少し情報に誤りがあります。そもそもペットを不妊にすることが目的で作られた「1998年のペット用ワクチン」に「アジュバント-9」が含まれていました。なので、アジュバンド自体が不妊目的で作られたものではありません。まあ、それはおいといて、このアジュバンド-9をもとにして、ノバルティスのインフルエンザワクチンに入れられたのが、アジュヴァントMF-59です。子宮頸がんワクチンに含まれているアジュバンドは、AS04アジュバンドであり中身は水酸化アルミニウムと3-脱アシル化-4'-モノホスホリルリピッドAです。まあ、違うものなんですよ。動物実験で不妊化が起こったから人間でも不妊化が起こるんだ!って論理は、可能性が無いわけではないですが乱暴ですし、おなじアジュバンドとついていても中身が違うものをさして、不妊化するぞというのはもっと乱暴じゃないかなという気がします。もちろん、不妊化しない保障はどこにもありませんが、アジュバンドによる不妊化のメカニズムはアジュバンド成分によて自己免疫が誘発されてそれが生殖細胞を攻撃するという発表も見つけたので可能性はあるのかもしれません。しかし、これは一種の交差反応ですので、どんなワクチンでも、あるいはどんなアレルギー反応でも起こる可能性は否定できないと思います。まあ、本当に100%生殖能力がなくなるのであれば、臨床試験を受けた被験者やすでに集団接種が始まっている外国で大騒ぎになってるはずですが。


最初に戻って、
>民主党の鳩山内閣が発足後まもなく、子宮頚がん予防ワクチン「サーバリックス」を
>平成21年10月16日に日本国内で製造販売承認
と、あたかも民主党鳩山政権が承認した、左翼売国正当だ、日本人根絶だ、とそういった論調で書かれているのですが、平成21年 10月16日に承認を受けるためには、かなり前から承認申請を出す必要があり、そのころは自民党政権です。更にはグラクソは日本での承認を得るため、その何年も前から日本人での臨床試験を行っています。すくなくとも、左翼政権できたからと結託して、断種ワクチンばらまくぞ、やほーーーーーーーーーーいという論理はきびしんじゃないかなーと思います。


ちなみに、グラクソスミスクラインの提出した承認申請書類の一部です。
http://www.info.pmda.go.jp/shinyaku/g091015/34027800_22100AMX02268_G100_1.pdf

見る人が見れば分かると思いますが、非常に丁寧な臨床試験を行っています。
グラクソが何かをたくらんでいるとはちょっと思いがたいのですよねぇ。

最後に、
結局は情報集めて自分で判断して受ける受けないを選べばいいと思います。
公的な補助が出たところで、ワクチン接種は強制にならないでしょう。
現在、日本に強制接種のワクチンはありません。
ワクチンが信頼できなくなっているのであれば、
すべてのワクチンを拒否すればいいと思います。
この子宮頸がんワクチンも実際、効果があるのか無いのか、
副作用があるのか無いのかなんて何十年たたないと分からないと思います。
だから、それぞれがそれぞれの判断で好きなようにすればいいのです。

ただ、危険の可能性を訴えることは良いことだと思いますが、
可能性の話を事実のように伝えるのはどうかと思います。

また、この程度のブログを鵜呑みにして大騒ぎしているのは、
子ども手当てに釣られて民主党に投票しているのと同じレベルにしか見えません。

なんでも、かんでも左翼、売国、反日に見えて不安なご時世ですが、
ちょっと、冷静になりませんか。

少なくとも、厚生労働省の官僚の方々も、日本の医師の方々も、
もちろん一部にはどこにでもいるようにゴミ屑はいますが、
おおむね、多少の私腹は肥やしても、職業的使命にあふれ、
己の役割に誇りを持った人たちなのですから。