本読雑感 -honyomi zakkan-

本読雑感 -honyomi zakkan-

出会った本の記念に雑感を書き留めていきます。。。

人は,一生の間に何冊の本に出会えるんだろう。。。


ここ数年,仕事にひぃひぃ言いながらも,時間を作って,よく本を読んでいます。

出会った本の記念に,雑感なんぞ書き留めていきたいと思っています。





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今年は構えず、雑感綴っていきます。
よろしく御愛顧くださいまし(^_-)







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アントキノイノチ (幻冬舎文庫)/さだ まさし

¥630
Amazon.co.jp

★★★★☆

「アントキノイノチ・・・」もちろん、ダジャレです。
最初、ふざけたタイトルだナって思いましたが、意外にこれストーリーにハマっていて、今は、目にするたびにウルってきます。

さださん、アナタ凄すぎっす!!
NHKでラジオ番組みたいなトーク番組されてる方と同一人物ですよね・・・(汗)
解夏しかり、眉山しかり、
繊細な感情の機敏。描き方は尋常じゃありません。

松井の言動に悔しくて腹立たしくて、本気で許せませんでした。
「ステージが変わったのだ。」と言わしめた、さださん、感動で胸が苦しくなりました。

必読の一冊です。

※本読上の注意
食事中には、適さないシーンが出てきますので、ご注意くださいまし。


杏平はある同級生の「悪意」をきっかけに二度、その男を殺しかけ、高校を中退して以来、他人とうまく関われなくなっていた。遺品整理会社の見習いとなった彼の心は、凄惨な現場でも誠実に汗を流す会社の先輩達や同い年の明るいゆきちゃんと過ごすことで、ほぐれてゆく。けれど、ある日ゆきちゃんの壮絶な過去を知り…。「命」の意味を問う感動長篇。(「BOOKデータベース」から引用)


映画「アントキノイノチ」公式サイト
http://antoki.jp/sp/index.html

2011年11月19日公開
東京公園 (新潮文庫)/小路 幸也

¥460
Amazon.co.jp

★★★★☆

まだ、僕たちは途中にいるー。
主人公「圭二」も気にいってる同居人「ヒロ」の言葉。
まさに、それは「常に歩いていないと、どこかへ向かっていないと使えない表現」。
私のココロにも響きました。

いつの間にか引き込まれ、いつの間にか圭二と一緒に公園を歩き、ファインダー越しに百合香さんを追いかけている錯覚に落ち入ってしまいます。

この作品を読む間中、常に、心地よいシャッター音が聴こえていました。

この作品全体から溢れ出す瑞々しさ。
何度も再読したいと思わせる作品です。

サブエピソードですが、ヒロが更正するきっかけとなるエピソードがあります。綺麗ごとなのかもしれないけど、読んでいて涙が止まりませんでした。

いま、リアルに等身大の年代を過ごしているキミ達だけじゃなく、
心が疲れているアナタ・・・
何かを見失いかけたアナタ・・・
にも手にとってもらいたい作品です。


写真家をめざす大学生の圭司は、公園で偶然に出会った男性から、奇妙な依頼を受ける―「妻の百合香を尾行して写真を撮ってほしい」。砧公園、世田谷公園、和田堀公園、井の頭公園…幼い娘を連れて、都内の公園をめぐる百合香を、カメラ越しに見つめる圭司は、いつしか彼女に惹かれていくが。憧れが恋へと成長する直前の、せつなくてもどかしい気持ちを、8つの公園を舞台に描いた、瑞々しい青春小説。
(「BOOK」データベースより引用)


映画「東京公園」公式サイト
http://tokyo-park.jp/
第64回ロカルノ国際映画祭「金豹賞(グランプリ)審査員特別賞」受賞作品
バーにかかってきた電話 (ハヤカワ文庫JA)/東 直己

¥798
Amazon.co.jp

★★★★☆

すすきの便利屋探偵シリーズ第2段。
なかなかの秀作!!!
最後の最後まで展開が読めず、ラストは、
おお、そう来たかって感じ。
かなり愉しめましたよ。
ただ、ストーリー中の事件が、かなりキナくさくって、この内容大丈夫?ってちょっと心配になりました(私が小心者ってだけ(苦笑))。

前にも書いたけど、大泉洋主演「探偵はBARにいる」の原作はこの作品。
設定がいろいろ変わっているみたいだけど、どんな風に映像化されてるのか観てみたい気がします。
DVD出たら観て見るカナ。

映画「探偵はBARにいる」公式サイト
http://www.tantei-bar.com/smart/
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)/東 直己

¥798
Amazon.co.jp

★★★☆☆
ハードボイルド。
瘦せ我慢小説の分野は、ほとんど読んだことがないのですが、
8月末に札幌に行った時、街をあげて大々的に映画の番宣してたのが、
あまりにも印象的で(「大泉洋」主演ていうのも大きいと思うけど)早速帰りの飛行機で読んで見ることに。

札幌すすきの便利屋探偵シリーズ第一作目。
軽快なハードボイルドって感じかな。
あまり好きなテイストの作品ではないけど、先が予想しづらくて、思いの外、愉しめました。

しかし、ストーリー中の事件が、最終的にかなりイラっとくる内容だったけどね。

ちなみに、映画の原作になっているのは2作目の方です。
タイトルが紛らわしいけど。。。。

これも、読んだので雑感書きますね
ネコ

プリズム/百田 尚樹

¥1,575
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★★★☆☆

一言でいえば、奇妙な恋愛小説です。

実際には存在しない男性に、心を奪われていく主人公、聡子。
読んでいくうちに、だんだん聡子にシンクロしていき、最後には、切ない涙を流していました。

欲をいえば、聡子の心理描写、聡子と夫との関係性が、もう少し丁寧に描かれていたら、
さらに心に響く作品になっていたのではないかと、思いました。
少し、残念。

映像で観たい作品です。


いま目の前にいるのは、
私が愛したあなたですか?

失恋でも、破局でも、死別でもない。
かつて誰も経験したことのない永遠の「別れ」。
(帯から引用。)




★★★☆☆

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)/小川 洋子

¥620
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彼女の作品は、決まって何処かしら不自由で、何処かしら特別な主人公が登場する。
唇が癒着した状態で生まれ、後に、盤上の詩人と言われたロシアのグランドマスター、アレクサンドル・アリョーヒンの名を模したリトル・アリョーヒンとなった彼。

チェスは、正直、詳しくないけど、
この作品を読みながら、チェスの深い海にダイブしたような錯覚をおぼえました。

もし叶うなら、別エンディングも描いてほしいと思ってしまいました。
このラストに導かれていくのは必然だとしても。

ブラック・スワン 3枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(ブルーレイケース)〔初回生産限定〕.../ナタリー・ポートマン,ヴァンサン・カッセル,ミラ・クニス

¥4,190
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あまりにも久々の雑感ですが、映画ネタで。
すごく観たかった「ブラックスワン」やっと観ることができました。
この映画スゴイです!!
役にのめり込み、やがて憑依するっていうのは、こういうことなんですかね。
まだ、興奮して手が震えています。
ナタリー・ポートマンの迫真の演技(踊り)
必見の映画です。


本読雑感 -honyomi zakkan-


謹賀新年!!!!!


昨年は,公私ともに忙しく,ブログに気持ちが向かいませんでした。

雑感も溜まってるし,今年こそは。。。って毎年言ってるらぶちん?!


そんなワタシですが,本年もよろしくお願いしますアップ

再開のタイミングって,難しい。
始めてしまったら、なんとも思わなくなるのかな。
あ~、書いていない雑感が多すぎて、どれから書こうか悩ましい。
まぁ、時系列は無視して、思いつくまま書いて行こうと思っています。
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まずは、「東京島」から。

★★★☆☆
東京島 (新潮文庫)/桐野 夏生

¥580
Amazon.co.jp

私、桐野さんと相性悪すぎ。
悪意のあるグロイ描写が苦手で、読んでてイヤな気持ちになる。
でもね。題材の妙か、どんどん先が読みたくなるんだよね。
極限の状態になると、人間ってこんな風になっちゃうのかもねって。
矛盾してる、ワタシ。
やっぱ、スゴイ作家さんなんだろうな。桐野さん。

この話って「アナタハン島事件 http://www.nazoo.org/distress/anatahan.htm 」
が題材だよね。
その事を知ったとき(映画か何か観たのかな?)も、結構、衝撃を受けて、
自分だったらとか、あれこれ考えたような気がするけど、
この作品は、妙にリアルで、自分に置き換えて考えることでさえ、怖かった。

木村多江さん主演で映画化されるけど
どんな感じになるんだろう。
コワイけど、観たい。
また、矛盾。

映画「東京島」公式サイト http://tokyo-jima.gaga.ne.jp/index.html

映画「東京島」 http://www.t-joy.net/tokyojima

8月28日公開です。