先週末、お久しぶりで佐藤初女さんが登壇される講演会へお誘いいただき、
とても貴重なお話を拝聴させていただきました。
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対談 佐藤初女×細谷亮太「癒すこと・癒されること」
初女さんの森のイスキアへ訪れたのはもう数年前になりますが、
あの時の初女さんのお料理、お料理をされる後姿、おもてなしの姿勢…
いまでも鮮明に心に焼き付いていて、生きる上で私が大切にしたい想いの
元・神髄となっています。
「生きることは、食べること」
「料理とは、食材との対話」
「料理とは、(食材の)命のうつしかえ」
そんな名言を伝え、どんな方でも長年手料理もてなし、傾聴に徹してこられた初女さんですが、
今回一番心に響いたメッセージは、
「最近、『素直』ということが蔑ろにされているのでは…」
という発言でした。
人の厚意は素直に受ける。
自分の心に素直に生きる。
…それができたら、より周りとの調和が生まれ、心を通わせ、無理なく心地よく生きられる。
「素直」とは、一見とてもか弱く柔らかいイメージがありますが、
本当に「素直」になれる人は、真の「強さ」(信念)を兼ね備えている。
強いから優しくなれる、受け入れられる。
今回も、生きる上でとても大切なモノを再確認させていただきました。
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~基調講演 前田浩利 「命の時間が限られた子どもたちに寄り添う」~
小児病棟で難病に侵された幼児や未熟児に寄り添って来られた前田先生のお話は、
本当にリアルで、医療の進歩により命を繋ぎとめられるられる様になった昨今、
故に生涯、医療がなくては生きられない命が増えた事、それにより医療機関の受入れ・対応の限界
…そんな問題に直面しているという深刻な現状を思い知らされました。
そんなお話の中で、一番印象に残ったメッセージは、
数週間・数か月で星になっていく我が子を看取ったご両親がみなおっしゃることは、
「大切なのは、生きた長さではなく、限られた寿命をどう生きたか…」
っということ。
寿命は、神のみが知る神の領域。
限られた時間を、どれだけ精一杯命を輝かせて生きることができたか
=今世、自分はなぜ生まれてきたのか、どんな魂の成長を遂げられたか、
それに尽きると、わたしも共感します。
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このタイミングでこの貴重な講演会へご縁を頂けたことに感謝★
穂の華