久しぶりにブログを開きました




なるほど、手術前から途絶えていたのか




もう1年半も前のことなのだな




結論は手術は成功いたしました

腹腔鏡手術で子宮全摘、右の卵巣と両方の卵管も摘出しました

卵巣は腫れていたので念のため、卵管は近ごろ卵巣癌が卵管から発生している可能性があると指摘されているらしいので、リスク排除のために取っておきましょうとのことでした

子宮内膜の異形成に関しては、病理検査の結果、明らかな癌細胞は無かったので、術後にさらなる抗がん剤治療は必要ないでしょうということで現在に至ります



術前にあらかじめ決まった日数で抗血小板薬をそれぞれ中止していたのにもかかわらず、術中に出血が止まらず、自己血輸血400mlを使用しても足りなかったそう

手術時間が1時間以上長引き、待っていた夫くんは不安に駆られていたみたい

なんとか開腹はせず内視鏡下で止血してくださった先生に感謝


術後の貧血はやばかったけど



術後の痛み止めの持続点滴の副作用が酷すぎて、目が覚めた後はひたすらゲロゲロ吐きまくり

吐き気止めの注射も効果がなくいっさい眠れず、休めやしないので看護師に「もう痛み止めを止めてください」とお願いし、少しマシにはなったけど鎮痛効果の切れたその後の傷の痛みはまたキツかった


地獄だった〜
お向かいの同室患者さんが、「昨夜ほんとに辛そうでしたね、私はそんなことなかったからかわいそうで仕方なかった」って

まぁ個人差があることは分かってたし、こういう症状が出るリスクも私にはあったから仕方なかったけど


手術ってほんとに大変


実はその次の年、去年の3月に突然わんちが亡くなりました

持病の僧帽弁閉鎖不全が災いし、どうも脳出血か血栓症を起こしてしまったようでした
発作から数時間で旅立ちました

今でも寂しくて胸が痛みます

もうすぐ1周忌です


今はまた新たな保護犬の家族がいます

辛くても、微力でも自分たちに助けられる命があるからと思うとじっとしていられない性分

というか、犬が好きすぎて犬がいない生活が寂しくて

わんちにはもっともっと一緒に生きてほしかった

でも わんちの娘や息子たちがいろんな場所で元気に生きているので、その姿を見られるだけでうれしいです



ところで、堀ちえみさん手術終えられたそうで

昨日、某番組で病気を告白されていましたね
もう涙でテレビが見えなかった
今日は瞼が腫れて重いです


私もそうですが、自己免疫疾患を持つ人は本当に一生をかけて病気と闘うしかない

健康な人と比べると 細胞レベルで生き急いでいるといつも思います

私は偶然にも友人に病名は違うけれど、同じような自己免疫疾患を持っている人がいる

仲良くなってから、あなたもそうなの⁈という感じ
類は友を呼ぶというからまさにそんなところ

それぞれに皆、一度はその持病が悪化して死にかけている

とてもつらい治療、闘病を経験している


あくまでも統計と傾向だけれど、その疾患があるがために健常者に比べて特定の癌になる確率が4割増しになったり

一生薬を飲み続けなければならなかったり、生きていく上で制限を強いられる

よくこういう事をブログやSNSで発信すると、かまってちゃんだの自慢だの否定する人(マスコミ記事も含め)がいるけれど

例えば自分の病気のことや経験を公表する事で、誰かがもしかして、、、と気付いて早期発見につながれば良いことしかない

病気の症状というのは、完治する病気ですらたくさんある
自覚症状というのは他人が測れるものではないからです
癌や特定疾患(難病)においては、現在の医学では分かり得ないことがたくさんあるわけで

だからこそ経験者の話というのは医者でも欲しい情報だったりする

病気でつらい
そら構ってほしいでしょ
そんな時くらい、優しくしてあげて

病気だから自慢?
病気なんか負でしかない
ありがたいと思うことなんかない


私も本当にいろんな病気をしてきたけれど、そんなどうしようもない自分の存在価値を認めてあげるのは自分しかいない

もう子供も産めない(=生産性がないんだってね〜)、日常生活にも制限かけて、ただ医療費ばかりかけて、何のために生きてるんだろうって日々思うけど

人間だから生きるしか能がない

世の中みんなが同じ条件で生きているんなら、弱音吐くんじゃねんよって言われても仕方ないけど、ディスアドバンテージな状態で生きてる人間だから弱音くらい吐かせて


なかなか同じ病気で共感できる他人なんて出会えないんだから


一番近い存在の家族だからこそ じつは理解してもらえない
そういうもんなんだよ