サークルの先輩の話。
めっちゃ楽器がうまくて
100人以上いるうちのサークルのカリスマ的存在だった先輩。
音楽的才能はいうまでもなく、皆の前でしゃべるのがすごくうまくて、
なんていうか緩急がある感じで。
軽くしゃべる時は軽く、真剣にならなければならないときはきちっと引き締める。
理想とする音楽もしっかりしていて、ハイレベルで
初心者でろくに練習もしない私が彼の指揮の演奏にのるなんて本当申し訳ないとしか思えないぐらいだった。
きっと、彼の音楽を邪魔する存在になってるんだろうな、ってずっと思っていた。仕方がない面ももちろんあるけれど。
それでも初心者の私にも個人的なアドバイスをくださったり、名前を早いうちから覚えてくださったり(100人以上もいるので)
忙しいのに学祭の様子みにきてくださったり、積極的に話しかけてくださったり。
他人にも自分にも厳しい先輩だけれども、
本当人間的にできた方だなぁとただただ尊敬していました。
そんな先輩。4年生で卒業してしまいます。
きっと素晴らしい先生になるんだろうなぁ、中学や高校でこんな先生に出会えたら絶対良い大人になるだろうなと思っていました。
が、しかし彼は先生は先生でも医者になるようです。
えぇ、うちは教育学部です(笑)
なんと、教育学部に入ったけれどやっぱり諦められなくて
大学に通いながら4年間勉強をつづけ、医学部を受け直し・・・・・なんと合格したようです!!!!
医学部受験がどれだけ厳しいものかは高校時代の友人や予備校時代の友人をみていて
なんとなくわかっているつもりです。
2,3浪している友人、涙をのんで諦めた友人、いろいろいます。
教育実習や授業、サークルの演奏会も全部乗り、サークルもほぼ全部出席し、
それでも医学部入試に合格。
もう凄いとしかいいようがないです。
私もさっきあんなブログ書いておきながら、今からじゃ院入試は厳しいかなとか思ったけど
やるだけやってみようかな・・・
人間あきらめたらそこで試合終了だから・・・
諦めないことの大切さをその先輩から学ばせていただきました。
きっと誰よりもすばらしいお医者さんになるのだろうと思います。
直接言えないのが残念だけれども、本当合格おめでとうございます