2日前にひきこもりの歴史と現代ひきこもりの思考パターンについて書きました。

今日は引き続き自立が孤立への歩みを.....




自立への教育は30年前までは社会問題になっていませんでした。

今日になって大きな社会問題になった理由の一つは少子化です。

人間が一番最初に「人への信頼」という課題は、実は乳児期に始まっています。

但し、今の社会は親自身が忙しい生活を過ごす中で子供と密着する行動が取りにくくなっている。

そして、ついつい子供の欲求とすれ違がってしまいます。

これが幼児期になると更に自立を促すような教育が始まります。

小学校へ上がりると今度勉強にばかり注視しがちになります。

これは、何故今になって顕著に現れた

共働きの家庭が増え、親が子供と接する時間が減りました。

また、一昔前は英才教育といえば、エリート親のイメージでしたが、

現代になる親自身が経済能力の低下による教育への執着。


ひきこもりの多くは、優秀な人材だというのも納得。


決して自立を否定しているものではないのです。

我が子が自立から孤立への危険性を知るべきだと私は思います。




本の中には「個別カウンセリング」についてこう書かれていました。

カウンセラーというのは、ただ聴いているだけではだめです。

カウンセリングというのは、相手の言うことを黙って聴いて、

共感してあげれば当事者の持っている力で問題は解決されていくものであると考えている人が多いのですが、

「ひきこもり」の人達に対するカウンセリングはそんなに簡単にはいきません。


カウンセラーである前に、一人の成人として、経験と叡智を働かせて発する、

「私はこう思う」というサジェスチャンをすることです。

その上「それに対して君はどう思う?」と、相手の発言も促すことが必要です。

但し、その場合にも必ず何かを言わせるという姿勢ではだめです。

「今、特に言う事が見あたらないならそれでいい。」という態度でいる事が大切です。


親や教師はこういう対応がなかなか出来ません。

何かを教えたり、伝えたりした時には、それが

「わかった」とか、「分からない」とかを言語化させようとします。

自分の考えを言葉で表現しなければいけない.....という態度で子供にも迫ろうとします。



  私......それやっちゃいます.......。○| ̄|_

息子が口を開くのを5分も待てたら、ついつい

おかあさん。 「 言わないとママに伝わらないよ。 」 .......言っちゃいます。 えー



息子の不登校は解決しましたが、いつひきこもりになるか.....

不安因子を持っているので、これからも日々勉強だと思います。

世の中の親たちの参考になれば......