[東北地方太平洋沖地震]東京ほか4県の放射線量上昇値は「中国核実験時に比べたらマシだ」/文科省 | honey-spider presents 『胎児が密猟する時』

[東北地方太平洋沖地震]東京ほか4県の放射線量上昇値は「中国核実験時に比べたらマシだ」/文科省



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福島第一1~4号機、依然制御できず
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110315-OYT1T00659.htm?from=navr

(読売新聞 2011年3月15日18時39分)




東京電力福島第一原子力発電所は、計6基の原子炉のうち4基で、放射能漏れや原子炉格納容器の破損が疑われる爆発や建屋火災など、深刻な事故が相次いで発生し、1~3号機で原子炉が十分に制御できない状態に陥っている。水素爆発により原子炉建屋が大破した1、3号機について、東京電力は、核燃料の「冷却が最優先」として、炉心への海水の注入を続行。だが、圧力容器内が高圧になっていることもあり、「水が入っているかどうかは確認できない」(東電)という。


15日午後の段階では、1号機の水位は依然不足しており、燃料棒の約半分が水につからず露出した状態が続いている。3号機は同日朝に、建屋上部から原因不明の蒸気の発生が確認され、東電が調査を急いでいる。14日夕から深夜にかけて、炉内の水位が低下し、燃料棒が2度にわたりすべて露出した2号機は15日朝、原子炉格納容器の下部にある圧力抑制室付近で爆発が起きた。海水を注入しているが、水位は徐々に低下し、やはり燃料棒の一部が水につかっていない異常な状態になっている。一方、東日本巨大地震の発生時には、定期検査中で運転を停止していた4号機も、15日朝になって建屋で火災が発生した。建屋内には使用済み核燃料の一時貯蔵プールがあり、火災事故に伴って、放射性物質の飛散が懸念されるが、現場に近づけないため、十分に状況を把握できていない。福島第二原発で、4基の原子炉のうち4号機だけが、冷却水が100度を下回る状態で安全に停止できていなかったが、15日朝に安全停止が確認された。



福島第一原発5号機、6号機も温度上昇-官房長官会見

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1520110315qtaq.html
(日刊工業新聞 2011/3/15 17:30)



枝野幸男官房長官は15日16時20分過ぎの会見で、福島第一原子力発電所で運転停止中の5号機・6号機でも「温度が若干上昇している」ことを明らかにした。いずれも使用済みを含めて放射性物質がある。同長官はこれについて「留意して見ていかねばならないが、予防的措置を検討していると聞いている」と説明した。第一原発の正門付近では同日9時、普通に生活していて1年間に受ける量に匹敵する毎時1万1939マイクロシーベルトという高いレベルの放射線量を観測。それが12時30分には1362マイクロシーベルト、直近の15時30分には596.4マイクロシーベルトまで下がり、「平常よりは高いものの、人体に影響を与えない値に下がっている」(同長官)という。


一方、水素爆発から火災を起こした4号機は外見上、鎮火したものと見られる。10時22分の段階では4号機付近で100ミリシーベルトと格段に高い放射線量が観測されたが、その後の分析により、高い値になったのは「昨日の建屋の崩壊によって生じたがれきのせいではないか」との見方を示した。正門付近の値が下がってきているため、「4号機から継続的に大量の放射性物質が出ている状況ではない」とした。




栃木、東京など放射線量上昇=「平常の範囲内」-文科省
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011031500996&j4

(時事通信 2011/03/15 18:41)



文部科学省は15日、全国各地で大気中の放射線量を測定している「モニタリングポスト」の数値を発表した。14日午後5時から15日午前9時の間に栃木県(観測点・宇都宮市)のデータが最大時で平常値の12.9倍となったほか、東京(新宿区)、埼玉(さいたま市)、千葉(市原市)、神奈川(茅ケ崎市)の1都3県も1.3~2.2倍となった。文科省は「福島第1原発が原因で数値が上昇したと思われるが、平常の範囲内。健康への影響を心配するレベルではない」としている。中国による核実験の際は、はるかに高い値を記録したという。また胃のX線検診は1回で600マイクロシーベルトになる。

栃木では15日午前8時から同9時までの間に、1時間当たり0.864マイクロシーベルトを観測。過去の平常値は0.03~0.067マイクロシーベルトで、今回は最大部分と比べても12.9倍に達した。同様に埼玉は2.2倍(0.129マイクロシーベルト)、千葉1.7倍(0.074マイクロシーベルト)、東京1.9倍(0.147マイクロシーベルト)、神奈川1.3倍(0.086マイクロシーベルト)だった。宮城、福島、茨城の各県分は集計できておらず、秋田、山形は平常値の範囲内。同省によると当時は北から南に風が吹いていたため、原発の南側で放射線量が増加したとみられる。




管理人より。


今回1都4県(神奈川、埼玉、千葉、栃木)にバラ撒かれた放射線が「平常の範囲内」であることを示す基準として、文部科学省が「中国の核実験」を持ち出すとは夢にも思っていなかった。軍事力を人命に先駆け最優先とする隣国の核実験で飛ばされて来る「死の灰」に比べたらマシ、だから我慢せよと…遂にこの国・日本も、中国を比較対象としないと「国民の安全と健康の保全」を感じられない国となったとは…。やはり朝鮮学校無償化に尽力した高木義明文科相は「テロ支援大臣」で「日本人の敵」でしかなかったか。


亡くなられた1万超を数えると推測される震災者の方々が聞いたら、これに一体何と答えるであろう。


この国の中で残念なことに、他都道府県民に替わり命を犠牲にする役割を担わねばならなかった岩手・宮城・福島の莫大な犠牲者の方々は、「そんな国に生まれて、骨を埋めたのでは無い」と反論されるのではないか。



単なるオマエの個人的願望だろうと言われようが、管理人はそう信じて憚らない。






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