[東北地方太平洋沖地震]東北電力女川原発危機/福島第一との安易な関連付けは信じるな | honey-spider presents 『胎児が密猟する時』

[東北地方太平洋沖地震]東北電力女川原発危機/福島第一との安易な関連付けは信じるな


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女川原発敷地で放射線量一時上昇 福島原発の影響か 「健康上は問題ない数値」
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819490E3E1E2E3E28DE3E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000

(日本経済新聞 2011/3/13 16:13)








東北電力は13日、女川原子力発電所(宮城県女川町・石巻市)の敷地境界にある放射線量監視地点で、一時的に測定値が上昇したと発表した。12日夜に、最大で1時間当たり21マイクロシーベルトの値を約10分間記録した。その後、測定値は低下に向かっているという。今回の測定値は、「健康上は特に問題がない数値」だという。女川原発は11日の地震発生時から運転を停止しており、現在も冷温状態で安全な状態にあるとしている。


今回、原子力災害対策特別措置法による通報基準値(1時間当たり5マイクロシーベルト)を上回ったため、東北電力は国や宮城県などに連絡した。敷地内にある別の監視地点の測定結果などから、女川原発からの放出に伴う上昇ではないと判断している。同社の担当者は「東京電力の福島県内の原発から風などによって流れてきた可能性も考えられる」としている。



管理人より。


疑心暗鬼を広く掻き立てたい訳では無い。放射線に対しナーバスになり過ぎか?と我が身を疑ってもみた。だが、あれだけ奥歯に何か挟まったかのような説明の切れの悪さが目立つ会見の中で、異例と言えるほど強い断言振りの「女川原発の放射線でない」とする東北電力の声明に、逆に疑わしさを覚えるのはおかしいだろうか?


東北電力が政府に対しこの事実を通報したということは、この原子力災害対策特別措置法による通報基準値を上回った異常値なのだ、という前提を再度確認した上で、100kmは隔てた福島第一原発と女川原発との距離をモノともせずに高度の放射線測定値を弾き出した事実をもう一度振り返る。そうすると、これはこれで、実に恐ろしい話ではないか。


仮に…仮定で申し訳ないが(事態が事態だけに、言い回しには最低限の注意は払っています)、女川原発からの放射線が原因だとしたら、女川原発の運転停止ってのは何だったのかって話になる。いずれにしても、この事態を無理にでも楽観視したくとも、とてもそれに値する情報とは言えないだろう。


参考までに、放射線医学総合研究所の提供する「ミリシーベルト」単位の放射線量と我々への影響を示す資料をここに提示させていただく。ここで是非強調しておきたいが、「放射線量」図は単位がミリであり、1015マイクロシーベルトをミリに換算して初めて1ミリシーベルトとなるので、くれぐれも誤った知識だけは持たないでいただきたい。逆に、まだまだ許容範囲と変に安心するのも止めて頂きたい。目的は飽くまでμSv(マイクロシーベルト)なる単位がいかなるモノかを明らかにすることなので…そういう意味では、当該図は拡散推奨したいと思っています。







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