[12/11:隣国米国暗国大陸75]スパーロック"ビンラディンを探せ"とイランの誇るべき石打ち刑 | honey-spider presents 『胎児が密猟する時』

[12/11:隣国米国暗国大陸75]スパーロック"ビンラディンを探せ"とイランの誇るべき石打ち刑

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[未公開映画祭]あの無謀男が世紀のお尋ね者捕獲に挑むスパーロック監督『ビン・ラディンを探せ!』
http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=1972
(映画-DVD-海外ドラマ MOVIE Collection 2010年12月11日)


[ムビコレNEWS]現在、インターネット上で開催中の『松嶋×町山 未公開映画祭』。アメリカで作られた日本未公開の39本の厳選ドキュメンタリー映画をVOD配信している。キリスト教福音宣教会のフィッシャー女史が主催する子どものサマーキャンプを追う『ジーザス・キャンプ~アメリカを動かすキリスト教原理主義~』、保守派の根強いテキサスで育った少女が地域の性教育や同性愛者の捉え方に疑問を投げかけていく姿を追う『シェルビーの性教育~避妊を学校で教えて!~』など、アメリカの今を切り取った選りすぐりの問題作がズラリの『未公開映画祭』。そのなかから、今回は『ビン・ラディンを探せ!~スパーロックがテロ最前線に突撃!~』を紹介しよう。


[動画]『ビン・ラディンを探せ!』予告編
http://www.youtube.com/user/moviecollectionjp#p/c/8830189AA79FA538/8/D9UFQvS4iSM

『松嶋×町山 未公開映画祭』特集
http://www.moviecollection.jp/sp_page/?p=17


監督はモーガン・スパーロック。『スーパー・サイズ・ミー』で、1ヵ月間マクドナルドのファーストフードだけを食べ続けるという「苦行」に、体を張って挑戦したあの監督
だ。 その体当たり手法は今回も健在で、危険をものともせず、世界のお尋ね者、オサマ・ビン・ラディンを探し求めて中東を駆け巡る。


そもそもスパーロック監督がこの映画を撮り始めたきっかけは妻の妊娠。生まれてくる子どもが安全に暮らしていける世の中にするために、テロを拡散させた悪の元凶を、頼りにならない政府や軍隊に代わって引っ捕らえ、安全を取り戻そうと思ったのだ。出産予定日まであと19週間! 果たしてスパーロック監督は、無事に帰国し、愛する妻の出産に立ち会えるのか!?


「敵」の行方を探るには「敵」の気持ちを知る必要があると考えた監督が、まず向かったのが、ビン・ラディンの師、ザワヒリの故郷エジプト。だが監督は、アメリカから巨額の援助をもらい、友好国であるはずのこの国で、アメリカ人はあまり好かれていないことを知る。さらに、モロッコ、イスラエル、パレスチナ、アフガニスタンなど中東諸国を巡る監督は、殺戮と隣り合わせの生活を目の当たりにし、イスラム諸国が抱える問題の根深さに気づく。そして、アメリカと彼の地に横たわる問題も理解していく。言論の自由などないに等しいサウジアラビアでの虚(むな)しくなるようなインタビュー、イスラエルで体験した憎悪とも言えるほどの拒絶、果てしなく続く戦争で荒廃しきったアフガニスタンの貧困……。その旅路のなかでスパーロック監督は、ビン・ラディンだけが世界の安全を脅かしているわけではないことに気づく。紛争や貧困、弾圧、政治と宗教の一体化など様々な問題がはびこる社会がビン・ラディンを生み、例えビン・ラディンを殺しても、根本の問題が解決されない限り、新たなビン・ラディンが生まれてくるだけのことだと。そして、ビン・ラディンへの恐怖心は、アメリカ人が自ら作り上げた「内なる悪魔」なのだとも……。


平和を望み、ただ家族や友人たちの幸せを願う中東の市民たちの声を聞き、共感を深めていくスパーロック監督。間もなく父親になる監督が、まだ見ぬ子を思いたどり着いた答えに、きっと多くの人が賛同するはずだ。

そして気になるのが、スパーロック監督が我が子の誕生シーンに立ち会えるかどうか。そこは、ぜひ映画を見てチェックしてほしい。


『ビン・ラディンを探せ!~スパーロックがテロ最前線に突撃!~』は『松嶋×町山 未公開映画祭』(http://www.mikoukai.net/index.html )で配信中。


管理人より。


イラン国営テレビにて、イランで夫の殺害に関与した罪で「石打ち刑」(受刑者に対する投石による死刑執行)の判決が下された女性が、夫の殺害に関与したことを告白したのだという。「交際していた男性が夫を殺害するのを手伝った」との告白を、夫に注射を打って意識を失わせた様子まで自ら再現して。


にもかかわらず、この女性の支持者が「犯行の告白は強要されたものだ」などと批判をし、イラン当局は「世界各国のメディアがイスラム教の国を悪魔のように描くために、事件を利用している」と反発しつつも、「石打ち刑」は国際社会からの非難を受けて一時執行停止しているのだとも。


先のこのサイト(ブログ)での記事のシャーラ・ジェードの件 でもそうだが、死刑となる理由が明白であるならば、残酷云々など関係無いだろう。イスラム教シーア派教義に基づく「石打ち刑」が野蛮と訴える偽善的な連中は、何故にアメリカの特定州(アラバマ、サウスカロライナ、バージニア)で今も選択式として行われているエレクトリック・チェアー(電気イス)による死刑には反対しないのか?この死刑執行方法選択のもう一択である「薬物注射」に対しても同様だ。人間を高圧電流で黒焦げにしたり、保健所にて引取り手の無い犬猫に対して行うような薬物注射を人間に対して行うなど、世界中見渡してみても問答など一切無用で野蛮な習慣ではないのか。


繰り返すが、他人の命を無慈悲に奪わしめる「殺人」は、ほぼ世界共通で死を以って報いるべき罪状だ。イランは「石打ち刑」を止めるべきではない。中国共産党の如く「内政干渉だ」と開き直ってでも、殺人者が自らの命を以って償うべき死刑を、イスラム教圏の「文化」としてイラン他イスラム諸国民に、いや世界中に見せしめる「石打ち刑」を、イランは堂々と誇りを持って実行するべきである。



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