フーズ・フーリン・フー one way/ who's foolin' who?(1982)

懐かしのハンドクラップにビヨンビヨンという音が絡みつき、80年代ファンクの王道を行くリズムが心地よい。

 

この時代、すでに珍しくなりつつなってはいましたが、我が家は黒電話でした。

 

当然誰からかかってきたかわからない。家族の誰宛かもはたまた間違い電話かもわかりません。

 

こんな豊満なボディの艶やかな美女からの電話なのか?迷惑な勧誘電話なのか?誰からかわからないだけに電話に出るときはそれなりの緊張があったものです。

 

そもそも今の時代、家の電話に架けることも少なくなりましたね。もはや携帯しか持っていないなんて家庭も多いと聞きます。

 

しかし黒電話は風情がありましたね。ジーコジーコと回すダイヤル。架けおわってつながるまでの長いこと。

 

出てほしい人がいないで怖いお父さんに不機嫌に応対されたときのテンションの下がること。

 

携帯の無い青春時代。それはそれで不便で不器用で楽しかったものです。

 

 

 

ヘメル(2007)

生まれも育ちも良さそうで、何をやってもソツのない奴。


明るくて、どんな人の輪の中にもすんなり入りこめて、いつも微笑んでいる。


リーダーシップを取ろうなどと野望を抱くことはないのに、なぜか担がれてしまう。


そんなうらやましい人間が世の中にはいるのです。


ウーター・へメルがそんな人なのかどうかは知る由もないのですが、ジャケット写真や歌声を聴く限りで

そんな印象を持ってしまいました。


ロックスターがカッコいいのは確かだけれども、軽やかにスイングしながら、ビッグバンドを従えてビロードを撫でるような声で歌うジャズマンも勝るとも劣らないカッコよさ。


うらやましくて、自分がウーター・へメルだったらとつい妄想の世界に。


今夜のステージも最高だった。


手を胸の前で組み、涙でぬれた瞳をキラキラさせながら俺を見つめる女の子たち。


彼女たちに連れてこられた男たちは最初はそんな様子にウンザリだったけど、ステージの途中から身体を揺らしながら、乗ってきた。


誰しも俺に魅せられる。


俺はただ、皆が楽しく幸せな気分になってくれたらいいなと思うだけ。


なんてね。






Rumer: Seasons of My Soul (2011)
万人が好ましいと思う声とは、このルーマーの声のことを言うのだと思います。

夏向けにしつらえた涼しげな部屋で聴くもよし、また冬の暖かい暖炉のそばで聴くのもまた和むひと時でしょう。


しみじみと一日の出来事を思い返しながら、微笑んでみたり、また少し後悔してみたり。


そんな思いをすべて包み込んでくれる懐の深い声がそこにあります。


カレン・カーペンターのようであり、またアバのフリーダにも似た天からの授かりもののような珠玉の声。


虜になりました。


ルーマーその人はかなり過酷な人生を歩んできたことを知りました。


その上でのこの歌声。


味わい深いです。



「SLOW」などを聴くと、本当にゆったりとした気分になれます。


Solaris(2002)




Today on my way home from English conversation school,I stopped at Korakuen to see autumn leaves.
This is the first time I came there.
It was beautiful and comfortable place beyond expectation.
I couldn't believe I was in the middle of Tokyo because it was so quiet.
I could see the huge roof of Tokyo Dome beyond the garden.
If I were a time traveler who came from Edo period the time this garden was designed ,
I would be shocked to see this strange one like a planet that is covered with white cloud without knowing the existence of Solaris.
Solaris
It is Sci-Fi movie that I was told by teacher at English conversation school.
And I promised with him that I will post a blog related to this movie's sound track recklessly.
I tried to listened to this album by You Tube because I have never listened to this music.
I felt solitude as if I were drifting in outer space alone.
Cold as ice .
This is the first time I post in English.
I am happy if you like this blog.

JAPANESE GIRL(1976)


この人にかかると音楽にジャンルがあることすら意味がないのです。

若干20歳を少し過ぎたばかりのアーティストが、リトルフィートやティンパンアレイの面々に一歩も引けをとらず、そればかりが怒涛のような個性のパワーで圧倒させています。

デビューアルバムでこの完成度。

ジャケットも翔んでいます。

「気球にのって」、「電話線」、「へりこぷたあ」で空を飛んでいるような浮遊感を味わい、
「津軽ツアー」、「ふなまち唄」で津軽民謡とジャパニーズロックの幸福な結婚式に立ち合い、
そして「丘を越えて」でのんびりハイキングの気分を楽しむ。

このアルバムを聴く楽しみは様々。

共通するのはおおらかさ。

好かれようと嫌われようと関係ない。

自分の好きなもの、興味のあるものを自分の中に取り入れて、まわりの偉大な才能を魅了しながら創り上げていく作品群。

いやはや何とも素晴らしい。