香里園の古民家は広い。
建坪60坪で教室部分は28畳もある。
230坪の庭の世話はほとんどできずジャングル状態だ。
掃除、草引きや光熱費等のことを考えてストレスいっぱいの7年間だった。
10人以上のレッスンも月に1、2回で、ほとんどの日が14畳で十分だった。
立派な家に不釣り合いな感じがしてしんどかった。
だけど、約築160年の古民家という魅力があるおかげで人が集まり、応援してもらって教室運営の基礎ができた。
身の丈に合わない7年間だと思ったが、思いがけず身の丈が少し伸びた部分もあるかもしれない。
移転先の長屋は、こじんまりと10畳。
今の自分にちょうどよいサイズだと思う。
駅からの距離が近くなり、玄関前は人の往来がある。
フェルデンクライス教室の看板を出して、道行く人にもアピールしたい。
グループレッスンは、1クラス4人までにして個々の課題に寄り添う。
個人レッスンは、「目や首の動作の改善」に特化する。
大きなことや多くのことはできないが、確実にできることを丁寧にやっていく。
2007年3月、郵便局を辞めた。
その時の目標は、10年後に、フェルデンクライス講師を生業とすることだった。
フェルデンクライスを通して、私自身が健康を取り戻し、その体験を皆様に伝えていく。
目の前の人によろこんでもらい、それに相当する報酬をいただく。
2017年3月、第二の人生の第二幕が始まる。
私の人生のリノベーションについて書いた。
家の工事についてはまた今度。