犯罪者予備軍
数ヶ月前によく店に来ていた男がいた。
年は50~60歳ぐらいで毎日うつろな目をしていた。
外見はちょっと、、、いや、かなり怖い・・・。
彼はアルコール中毒に悩んでいた。
そのせいで「仕事がクビになった。」
と言って以来、店に来なくなっていた。。。
しかし、久しぶりに彼が店に訪れた。
相変わらずアル中は治っていなかったが、
仕事は見つかったらしい。
そんな彼が俺に一言。
男「はぁ~。。。もう死にたいよ・・・。」
∑( ̄□ ̄lll)!!
(心の声)「いきなりなんだよ、ここはそう言う事を
告白する場所じゃないって!」
俺「ははは・・・(苦笑)死ぬんすか?」
彼は俺に財布の中身を見せた。
中には千円札が一枚だけ。。。
男「今月の残りはこれだけ・・・。
給料日まで後2日・・・はぁ。。。」
(心の声)「2日ぐらい我慢しろよ!」
俺「何とかなるでしょう。
ははははは・・・(とりあえず笑っとく)」
男「強盗でもすっかな・・・。」
(心の声)「こ、この男、目がまじだ・・・。」
俺は冗談まじりに一言。
俺「ははは・・・手伝いましょうか?」
男「・・・・・・・・・・(無言)。」
(心の声)「笑うとこ!
今のは笑うとこだって!!」
男は話を続けた・・・。
男「しかし、コンビニ襲う奴はバカだな。
金もないしカメラもあるしな。(カメラをにらむ)」
(心の声)「おまわりさん大変です!
狙われてる!ここ狙われてる!」
俺「そ、そうですよね・・・。
はははは・・・。(おうち帰りたい。。。)」
男「スーパーなら大金あるかな?」
(心の声)「おまわりさん大変です!
襲う気だ!
この男、スーパー襲う気だ!」
俺「ま、まぁコンビニよりはあるでしょうね・・・。
ははは・・・。(ごめんよスーパー( ;Д;)うぅ)」
男は何かを考えている・・・。
(心の声)「け、計画してる!
頭の中で何か悪い事考えてる!」
そして男は言った。
男「しかしなぁ・・・包丁買う金もねえよ・・・。
ははは・・・。」
(心の声)「う、、、冗談に聞こえない・・・。」
俺「ははははは・・・(わ、笑えない。。。)」
男は帰り際に一言。
男「まぁ、気をつけろよ。ははははは・・・。」
(心の声)「おまわりさん大変です!
決めちゃったよ!
この男、犯行現場ここに
決めちゃったよ!!」
彼は2日後に給料を手にする。。。
包丁も買える。。。
まさかとは思うが・・・。
一応、警戒態勢をとっておこう(プチ武装)。
それと、ニュースもチェックしておこう。
彼がTVに出るかもしれないし(逮捕)。
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