ホリスティック獣医Saraです
今まで暑かったのに、台風の影響で気温が下がりましたネ
でも、ジメジメしています
先日、渋谷ではこんなに眩しかったのに・・・
良い日もあれば、悪い日もありますね。
雨はあんまり好きではありません
でも、気温が下がったのはいいこと
メリットもあります
ただし、台風が近づいてきていますから、吹き飛ばされない
ように気をつけて過ごしましょうネ
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さてさて、
昨日の記事の続きを記載していこうと思ってます(o^-')b
昨日は【熱中症の症状とは?】について書かせていただきました
まだ読んでいない方は、こちらの記事から読んでください
<熱中症の症状についてまとめ>
吐いていて、
元気がない・・・
食欲がない・・・
このような症状って、どんな病気でも起こり得ます
そのため「ただの夏バテ?様子を見てもいいんじゃないかな?」
と思ってしまう飼い主さんが多いのも事実。
そこをどうやって見極めればいいのでしょうか
熱中症のポイントは、
上記の症状に加えて、以下の症状が見られる時です
身体が熱い
呼吸が速くて苦しそう
立てない
ふらつき
ヨダレなど
「熱中症でしょうか?」とご相談される方もいらっしゃるのですが、
熱中症の場合、通常身体は熱くなります
(身体が熱くない場合は、熱中症の可能性は低いと
考えて良いと思います。)
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このように症状について知って、
早目に見つけて動物病院へ連れていくことも大事なのですが、
もっと大事なことは・・・
予防です
熱中症にさせないようにしましょう
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それでは、その対策とは
水分補給をかかさない
(新鮮なお水でなければ飲まないコがいます。毎日水を変えましょう)
気温28度以上の場合は常にエアコンON!
(30度以上の場合は必須)
短時間でも、車内には犬を残さない
お散歩の時間帯に気をつける
水のスプレー + 扇風機もOK!
お外で飼っている場合は日陰を必ず用意!そして打ち水を!
クールマットは・・・?
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水分補給について
よくある、ペットボトル式の給水器を使用されている方が多いのですが、
これはお勧めしません
分からない方はこちら!
(ペットボトル式給水器ってどんなもの?)
なぜなら、
自分で試してみれば分かることなのですが、あれだと
少量ずつしか飲めないのです
面倒くさがり屋な動物では、飲んでいるうちに
「あ~、もういっかな」と考えて、すぐに飲むことをやめて
しまいます
人のように「今日は暑いからお水をとらなくちゃ!」等とは
全く思わないので、その場その場の本能に任せて行動しています
脱水していることに本人(本犬・本猫)も気づかないのです
そのため、症状が進行しやすくなります・・・
また、給水器のデメリットは他にもあります
清潔に保つことが難しい
ボトルの方は、はずして洗浄できても、金具の部分は綺麗に洗えていますか
動物たちの口の中には雑菌がたくさんいます
その口をつける金具の部分は、なかなか綺麗に洗浄しにくいため、
カビが発生することがあります
衛生上お勧めできません
基本的に、給水器は人の都合によって作られたもの
例えば車で長距離移動する時など、車が揺れたときに、お皿にお水を
入れるよりも水がこぼれにくくなります。
また、仔犬などお水を入れたお皿に肢を突っ込んでこぼしてしまうため、
ペットショップではペットボトル式の給水器が使用されています。
ケージに立てかけられるので、お水がこぼれません。
そのようなメリットはあるけれど、日常生活では殆どお皿で十分です
エアコンの設定温度について
部屋の室温が28度以上の環境では、エアコンは常につけておくことを
お勧めします
熱中症には湿度がかなり関係するので、
ドライ設定(25-28度)がお勧めです。
前回もお話ししたように、
動物たちは毛皮のコートを着ています
例えば・・・みなさんは、
28度以上の環境でコートを着たまま部屋にいることができますか
サウナで我慢大会しているような気分になります
そういう状態は、お世辞にも快適な生活環境とは言えません
短時間でも、車内に犬を残すことはやめましょう
これはもう常識です!(ノω・、)
エンジン・エアコンを切った状態の車内では一気に熱が上がり
簡単に70度を超えます
これは殺人行為ならぬ、殺犬行為です・・・
お散歩の時間帯は早朝、夜に
なぜか?というと、コンクリートがすぐに熱くなっていて低温やけど
する場合があるからです
低温やけどまで至らなくても、肉球がかなりダメージを受けて、
炎症を起こすこともあります。
また、コンクリートに当たった日光が反射した熱により、首やお腹の
皮膚が真っ赤になって皮膚病になることもあります
お散歩のときに、まずはコンクリートの上に掌をあてて、熱くないかどうか
確認してから出かけるようにしましょう
水のスプレー+扇風機の利用もOK!
身体に水を吹きかけてから扇風機で風を送ると、気化熱により
体温を下げることができます
(逆に冷えすぎないように気をつけましょう~)
お外で飼っている場合は、日陰を必ず用意し、打ち水を!
これは考えなくても当然ですね
お水をまいておくとそれだけでも周囲の気温は下がるはずです
クールマットは・・・
クールマットを購入される方は非常に多いと思うのですが、この機能を
理解してそこに座ってくれる動物って、どれくらいいるのか疑問・・・
分からない方はコチラ!
クールマットとはこういうものです♪
そこにずっといると身体を冷やすことができる!と学習させなければ、
あえてそこに移動はしません
まず、多くのクールマットの素材が固くて購入する飼い主さんが
多くても実際に使用する動物たちにとって実際はあまり人気ないようです・・
(大抵の犬猫はフワフワした居場所を好みます)
あとは、廊下やフローリングなど、すでに「あそこにいれば冷たくて
気持ちいい」と理解していれば、そちらへ移動することを優先させて
しまいます
もちろん、覚えさせればクールマットも使えると思うのですが、それかもしくは
もっと居心地のよい素材に開発してもらうか、もう少し年月が経てば、より質の
高い商品が出てきそうですけれどネ
(既に出ているかな・・)
以上、今回は【熱中症対策】についてでした
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最後に、小型犬や猫・うさぎ・フェレットを飼っている方に
お伝えしたいことがあります
みなさんは、
動物病院へ動物を連れていくとき、どのように連れていってますか
この時期、キャリーバッグの中にそのままいつものように入れて連れていくと、
かなーり中の温度が高くなり暑くなります・・・
車に乗った時点で興奮してしまう動物も多いのですが、
興奮するとそれだけで呼吸も速くなり身体も熱くなってきてしまいます
キャリーバッグに入れて外に連れていくときは、保冷剤を使いましょう
<注意点>
そのまま直接だと冷たすぎるので、タオルでくるむようにしてください
(また、食べないように気をつけてくださいね!)
動物たちが健康的に,毎日笑顔で過ごせますように
ホリスティック獣医Saraでした
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