病室にお伺いするとベッドに座っていらっしゃいました。
アロマにきたことをお伝えすると
「待っていました」、と嬉しそうに出迎えていただけました。
まず、背中のアロママッサージからはじめました。
うつ伏せは胸のあたりが苦しいとのことで、側臥位で行うことにしました。
ゆっくり丁寧にアロママッサージしていくと、
患者様の呼吸も、ゆっくりとした深い呼吸になり、
リラックスされているのがこちらにも伝わってきました。
アロママッサージを受けながら、お話を始められました。
「病気になる前までアロマのことは名前くらいしか知らなかったけど、
今は自分にこういう贅沢な時間を与えてあげなきゃって思うの。
病気になる前から、定期的に月一回でもこうやって、
思いっきりリラックスする時間を自分にあげればよかったのにね。
日本人は特に病気にならないと、こういう時間を取らないものね。
でもやっぱり、こういう時間って大事なのよね。」 と仰いました。
アロママッサージの間は、うとうととされていました。
そして、
「とっても不思議ね。。。
今、とても生きてみようって気持ちにさせてもらってる。
なにかとても新鮮な気持ちで、
若葉が見える頃までは頑張ってみようかな~って思えてる。
私にとっては、これは本当にすごいこと。」、と仰いました。
アロママッサージを終えると、
「あ~気持ちよかった。ありがとうございます。
また次回も楽しみにしていますね。」 と言っていただきました。
アロママッサージをさせていただいて、
改めてアロマテラピーをご病気の方々にさせていただく大切さや、
必要性を強く感じました。