最後は肝臓に転移したガンが
ボッコリと前に飛び出して来ていて
いつも父はそれを気にしていました。
原発の胃ガンも大きくなっていたんでしょう。
胃と十二指腸の境目にガンがあったので
塞がれば食事も水分も取れなくなると言われていました。
そんなにガンが拡がっていたのに
最後までほぼロキソニンだけで痛みを凌いできました。
あまりにも我慢出来ない時はボルタレンを頓服で飲む程度、モルヒネを使ったのは亡くなる2時間前に初めてという感じでした。
コデインやオプソなど、いつでも使えるように
準備もされていました。
モルヒネは痛みで使ったのではなく、呼吸苦で使ったようです。
激痛があってもおかしくない状態だったようですが、父は本当に痛みが軽かったので、それだけでも幸せだったのではないかと思います。