花疲れ
武道館の桜。3分咲きくらいかな。
花ダイコンの明るい紫色とソメイヨシノの白がコントラストになってきれい。
東大の入学式は4月13日、武道館で。
まだ2週間以上あるね。今年も持たないかな。
去年の入学式のときも疾う(とう)に桜は盛りを過ぎてたっけ。
それなのに新入生代表の祝辞が「満開の桜の花の中で…」みたいなくだりだったから、
もっと臨機応変にやってくれよ、って思ったような思わなかったような…。
ともかく、あの頃、俺は大学生活に無駄な期待を寄せていた痛い子ちゃんだった。
思い返したくも無い。
今日の朝は雪がちらついたらしい。
雪と桜の共演、見たかったな。
俺が目覚めると既に10時半。
首が痛い。寝違えた…。
桜の花を見上げるたびに首が痛くて痛くてたまらない。
今はちょっと頭痛もする。
花疲れ(はなづかれ)。って言葉がある。
花見のあとの疲労感をいう言葉なんだけど、まさにそれだ。
それにしても花疲れって随分贅沢な言葉だなって思う。
桜の花を見て疲れること。
たったそれだけのことに一つの言葉をあてがうとは。
日本人ってヒマ人の集りの国だね。
ヒマなのは俺だけかって?まあ、そうかな。
でも、毎日毎日せこせこ理由なく働く人が、目的も目標もなく働いているんだったら、それは忙しいことなんだろうか?
実は、ヒマと同じなんじゃないだろうか。
花疲れ。
こんな言葉作るくらいだったら、もっと重要なことをいう言葉があってもいいじゃないか!って思う。
まあ、その重要なことってのが何なのかはよくわかんないけど。
日本語っていいよね。
…4月から始まるNHKのラジオのドイツ語講座「まいにちドイツ語」を買ってきた。
フランス語とドイツ語でどっちにするか迷った。
まいにちとなると、2つともやり遂げられる気がしない。
だから、放送時間が早いドイツ語を選んだ。
4月から毎朝6時45分に起きてラジオを聴く。早寝早起きの習慣を身につけた健康な大学2年生になりたいと思う。
三日坊主になりませんように。