こんにちは。

フィンランド語講師、通訳、翻訳家の則武です。

 

みなさまは新しい言語にチャレンジしたいと思い立って、挫折した経験がおありでしょうか?

語学学習をはじめて、やる気も時間もあるのに、途中で段々と『伸び悩みを感じる』『成長が感じられない』『やってもやっても平行線、淡々とダラダラとしているように感じる』『意味を見出せなくなっている』このように感じはじめて語学学習をストップされることがあったなら、『語学学習中期の落とし穴にはまってしまった』のだと思ってください。

 

新しい言語の勉強には段階があります。

初期(学習開始から1年目まで)→語学を始めたい、できるようになったご自身を想像してモチベーションが上がっている時期です。

中期(学習開始から2年目以降)→ある程度、単語や動詞などを覚えてきて、文章のルールなども頭に入ってくる時期です。

後期(人や学習方法、学習環境によりますが早い方で3年目以降)→その言語を使い会話がある程度成立する、その言語で喋るコンテンツ(YOUTUB やテレビなど)を見て、ある程度内容が理解できる、その言語を使ったサイトが読め、ある程度理解できる。(理解できている率は60%以上というところです)

 

後期まで語学学習が進んでいると、はっきり言ってあとは『知っている単語や動詞を増やすだけ』という段階になっていて、現地の人と会話したり、コンテンツを楽しみながら、わからないところは聞いたり、自分で調べながら、『興味のあることを日本語ではない言語で調べる・聞く・話す』だけで進歩していく、イージーモードに突入することになります。自分がその言語を運用できている実感がありますので、楽しいです。

 

初期は新しいものにワクワクしているので、モチベーションもあり、この時期も楽しいと感じられる方が多いと思います。

では問題はどの時期なのでしょうか?そう、中期なのです。ある程度わかってきているはずなのに、会話ができない、コンテンツをほぼ聞き取れない、新聞記事やブログを読んでも理解できない、、、そんな時期ですね。

 

ダイエットや筋トレを始めた初期、中期、後期と似ているのですが、初期はモチベーションや行う動機が後押ししてくれる、中期は体の変化が緩やかになり、成長が感じられない、平行線に感じてモチベーションが下がる、後期は綺麗な体を手にしていて、鏡を見るのが楽しい、体重計に乗るのが楽しい、新しくお洋服を買いたくなる時期で、キープすることが楽しい時期ですよね?

 

しかもこの中期、本当につまらないし、モチべーションも上がらないのに、ここで成長を止めてしまうと、『超イージーモードの後期』を経験する事なく、長い間苦しむことになってしまいます。

 

つまり語学習得の鍵は中期の落とし穴にはまる事なく、この『とてつもなくつまらない中期』をどう早く乗り越えられるか?に掛かっているわけなのです。

 

留学をされた方々が、ちゃんとその言語を習得しているのは、この『とてつもなくつまらない中期』を『やるしかない・逃げ場がない』という状況に追い込まれ、必要に迫られて短期間で終わらせることが出来たというだけなのです。

 

 

言語は『リスニング力』『トーク力』『文字を読む読解力』『文字を書ける文章力』というスキルを全て『後期』の状態に持っていく必要があります。私が長らく言語に関わるお仕事をさせてもらって感じる感覚としては、日本の方々は『読む』スキルだけが特化して『後期』に突入している言語学者状態の方が非常に多いなあと感じています。特に留学や仕事などで必要に迫られていない状態で言語を勉強されている方に多い傾向です。『全然聞き取れていないし、喋れないと思ったら、文章のスキルがすごい!!!』という感じですね。勤勉な日本人の方ならではですね。

私が自分のクラスでフィンランド語を使った『クエッション&アンサー』方式を採用しているのは、この『日本人の方の特徴と弱点』を加味しているからです。

 

独学の方でも何処かでお勉強されている方でも、その言語を実際に『聞いている時間』『喋っている時間』は学習中に十分取れているのか?とふとしたときに意識してもらえたら、全ての項目で『後期』に入れる時期が早まるのではないかなと思います。

 

みなさまの学習のお役に立てれば幸いです。

 

フィンランド語の学習をお考えの方、フィンランド語を喋れるようになりたいと思っている方、オンライン個人レッスンを実施していますので
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こんばんは。フィンランド語通訳・翻訳家の則武です。

 

私のフィンランド移住に向けての第一ステップ、、、友達みんなに相談しまくること(笑)

現地の皆さんの情報、本当に為になります!!!

 

移住については、下記のサイトを見たりして勉強しています。

学生ビザを取るか?就職してワーカービザを取るか?私の小さなビジネスでフィンランドで会社を立ち上げるビザを取るのか?選択肢を検討中今日この頃、、、性格がゆっくりしているので、まあ、ゆっくりやっております。

 

 

 

 

みなさま、こんにちは。

 

フィンランド語通訳・翻訳家の則武です。

かなり久しぶりにブログを書きます。一年以上ぶりなので、最近の情報を書いてみます。

 

フィンランド語、普通にオンラインで教えていました。最近、生徒さんたちから、『昔もらって放置していたフィンランド人からの手紙が全部読めました!』や『最近、自分でもフィンランド語が聴けるようになった、話せるようになった実感があります!』など、嬉しいコメントを数々いただいていて、本当にこの仕事をやっていてよかったと感じております。1対1のマンツーマンレッスンスタイルでお一人お一人の習得レベルに完全にフォーカスできる事、クエッション&アンサーを繰り返す事で『聞き続ける・喋り続ける学習法』が語学の習得にはやっぱり一番の近道なのだと、実感しております。

 

 

フィンランド語の学習をお考えの方、フィンランド語を喋れるようになりたいと思っている方、オンライン個人レッスンを実施していますので
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通訳・翻訳のお仕事ですが、ウクライナの事や首相サンナ・マリーンさんが史上最年少で首相になったモデルさんのような風貌で何か起こるたびに世界から注目されていることにより、お仕事、コンスタントに頂いております。東京のテレビ局各所まで一時間半の小旅行、、、これがなければもっとお受けしたいお仕事があるくらいです。

 

私生活なのですが、時を見て、子供たちを連れ、フィンランドに移住しょうかな?計画を建てております。プライベートなことをあまり語るのも今のブログスタイルに合っていないので詳しくは書きませんが、私は結婚に関して『お互い尊敬し合い、尊重し合う関係、お互い依存し合わず、縛らずけれども助け合い、慈しみあう関係』を一番重視していて、夫は『フリーに恋愛をする、お互い必要な時に依存し合う、消えかけの家族の絆でも世間体が重要』という結婚観だったため、すれ違ったという感じでしょうか?こんなに違うのだから、すれ違うのも当然、なぜ婚姻前にすり合わせができなかったのか、お互い合わないと思わなかったのかと疑問に思います。私は自分という人間を偽って生きてきたことがなかったので、素直に本当の姿を偽らず伝えて、これまで生きてきました。自分という人間を180度変えて接して、できた人間関係は無意味だと思うからです。夫は、自分を他人に合わせる人生を生きてきました。私といる時は私に合わせ、他でいるときは他に合わせるというスタイルです。完璧に他人軸で生きる、そういうスタイルの生き方があり、そういうスタイルで生きている人がいるのだと、夫を通して勉強になりました。日本での子育てという面白い経験ができたのも、夫のお陰だと思います。

 

というわけで、子供たちとフィンランド移住計画がスタートしているわけなのですが、今後移住に向けての準備や移住後の事など書いていけたらと思います。私のブログの読者様は『フィンランドに移住したい』とお考えの方が多い気がしますので、何かのお役に立てたら幸いです。

 

 

こんにちは音譜フィンランドが好きすぎて、通訳・講師などをしている則武です。

 

今回は私のお友達の自慢ですハムスター

 

私は、フィンランドで学生をしていた頃に、同じ学校の進路指導の先生(フィンランド人女性)とかなり仲良くなりました。お互いの家を行ったり来たり、泊めてもらったり、一緒にエストニアに行ったりもしていました。

 

私が日本に帰国した後も、ちょくちょく連絡を取っていて、フィンランドに行く際は、必ずロングステイさせてくれますドキドキ

一度、東京に来てくれた時には、ずっと一緒にいて、私のフィンランド語の生徒さんたちに会ってくれたり、子供の幼稚園の園長先生のご好意で、日本の幼稚園を紹介したり、浅草に行ってみた際は、お相撲さん二人組が偶然いたので、眺めていたら『写真撮りますか?』っとあちらから声をかけてくださったりビックリマークお祭りがやっていて、お神輿が見れたり(私が事前に調べてプランを立てるのが苦手なため、どこに行くにも適当にフラーっと行ったのですが、、、)

 

とにかく、彼女と一緒にいると、なんだか良いことが次々に起こるので不思議です音譜

 

そんな彼女は定年した後、かなりかな〜り年金生活を謳歌しています!

冬の極夜の時期には3ヶ月間、スペインに住んでいるし(その間、自宅をAirbnbしてお金を捻出)、進路指導仲間の元同僚とは、一年に一回グループで旅行していて、毎回行く場所は順番に行きたい場所を決めるため『子供の頃、住んでた街』とか『旦那との思い出のコテージ』とかかなりローカルで面白そうなところばかり音譜

 

ボランティア活動もすごくて、妊婦さんのサポーター『Doula』をやっていたり、母親がいないお子さんや外国人のお子さんと一緒に遊び、過ごしたりすることで、母親の経験を子供に提要するプロジェクトに参加していたり(ちなみにフィンランドでは、お父さんがいないお子さんとお父さん役のボランティアの男性が1ヶ月に数回サッカーなどをして、遊んでくれる『パパプロジェクト』もありますよ音譜

 

最近、彼女は、世界中から手紙が来る『Postcrassing』というものに登録したらしく、様々な国からくるポストカードの交流を楽しんでいます音譜そして、自分の英語のレベルを上げようと英語のレッスンを始めたそうです!

 

 

『異文化が好き』『好奇心旺盛』『人間が大好き』『人の役に立ちたい』、、彼女と私に共通する点なのですが、きっとフィンランドで出会っていなかったら、お友達になれなかったのかとも思います。

 

前回、彼女が東京に来てくれた時に、一緒にディズニーランドに行ったのですが、人数を確かめるために、スタッフの方が『何名様ですか?』と私たちに聞いてくれる際に『2人です』と答えると必ず『2名さま揃ってからお並びください』と言われました。最初は私たちの距離が遠かったかな?と思い、次はかなりくっついて、話しながら並んでみたのですが、何度もそう言われてしまいました。私→『黒い髪の30代アジア人』彼女→『ブロンド&青い目の70代白人』、、、友達とは思われなかったんかもしれませんが、私たちは友達なんです。

 

フィンランドでは、年齢にこだわりません。おばあちゃんと子供がトランプをして遊んだり、50代60代でも普通に大学生になれるし、転職・結婚などでも年齢を本人も周りも全く気にしません。『30代後半で子供を産まなきゃ』なんて話はよく聞きますが、体のリミットが迫っていない限りは気にしません。逆に子供や若い方を『知識が浅い』とバカにすることもありませんし。

 

 

こことは違う場所には、違う常識で生きている人々がいます。 

『どれが良くて正しい』ことはありませんが、どこがあなたに『合っている』は存在すると思います。

 

ご自身に『合った場所』をあなたが見つけられたら、私は嬉しいです音譜

 

 

 

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こんにちは音譜フィンランド好きが行き過ぎて、通訳・講師などをさせていただいている則武ですヒヨコ

 

今回は、『我が子をバイリンガルにする方法』について書いていこうと思います。(※個人的な見解です)

 

例えば以下の家庭にお子さんがそれぞれいるとします。

皆さんはどのお子さんが、簡単に日本語&フィンランド語を容易に操れるバイリンガルになれると思いますか?

 

A.両親ともにフィンランド人のお子さんを日本で育てる。

 

B.母親がフィンランド人、父親が日本人のお子さんを日本で育てる。

 

C.父親がフィンランド人、母親が日本人のお子さんを日本で育てる。

 

D.両親ともに日本人のお子さんを日本で育てる。

 

 

この環境で、お子さんが生まれてから高校生まで日本で過ごすとして、かなり高い確率でバイリンガルになれる可能性を秘めているのは、

実は『A.両親ともにフィンランド人のお子さんを日本で育てる。』パターンのお子さんだけです。

 

親御さんの内、片方がフィンランド人だったらフィンランド語が自動的に喋れるようになるんじゃないか?と感じている方も多いと思いますが、例えば『B.母親がフィンランド人、父親が日本人のお子さんを日本で育てる。』バターンのご家庭で、母親が子供に話しかける際にフィンランド語で話すことを徹底していたとして、たまに、フィンランド人同士集まる場に子供と顔を出していたとしても、年に一度、二週間ほど子供とフィンランドを訪れていたとしても、子供がそれだけでフィンランドで生活していけるだけのフィンランド語力を習得できる可能性は低いのです。フィンランド語で話しかけられた時に、内容を理解し、簡単な受け答えができるほどにはなれますが、『母親以外の他人が喋ると理解しにくい』『自分の意思を表現する際に

、フィンランド語だけではかなり不十分に感じる』というレベルに落ち着くと思います。

 

そして、B.パターンでも、母親が母国語のフィンランド語でお子さんと話すことを徹底していない、ほとんど子連れでフィンランドに行っていない、子供がフィンランド語を聞く機会は、たまに母親が電話などでフィンランド語を話しているのを聞いている&3年間に一度くらいの頻度で母親の親族のフィンランド人たちが泊まりに来る程度だとするならば、『フィンランド語で話しかけられた時に、内容を理解し、簡単な受け答えができる』ことも難しいレベルになると思います。

 

そして、C.のパターンになればその可能性はぐんと下がります。これは、お父さんが専業主夫でかなり社交的、かつ、おしゃべりな性格だとしたらB.パターンに近い確率で、お子さんがバイリンガルになれる可能性を秘めていますが、お父さんの努力は欠かせません。

 

 

つまり、B.パターンにしろ、C.パターンにしろ片親だけがフィンランド語を話す場合、外国語を話せる側がかなり努力をしなければ、完璧な日本人になります。(逆にB.パターン、C.パターンでも、フィンランド語を母国語としない日本人側のパートナーがフィンランド語を話し、家庭での会話はフィンランド語、両親共にお子さんにフィンランド語で話しかけているのであれば、A.パターンに近い確率でお子さんはバイリンガルになります)

 

 

D.両親ともに日本人のお子さんを日本で育てる。

 

、、、、かなり努力が必要になります。

 

ですが、全く無理というわけでもないんですよ音譜

それでは、その方法をご紹介します!

 

1.デバイスを通さず、生の声を聞いてもらう。

 

妊娠中の時点から生後8ヶ月ごろまでは、フィンランド語の本や雑誌など、書いてあることをそのまま声に出す、またはフィンランド人が話している動画などを真似して、そのまま声に出すことを続けましょう。ここで重要なのは、遅くてもいいので、親御さん自身の声で『外国語』を喋って聞かせることです。動画などでフィンランド人がしゃべっているものを聞かせても意味がなく、実際に近くにいる方の『生の声』で聞かせることが重要です。ですので、フィンランド人の友人がいる際は一日30分以上フィンランド語で話しかけてもらうこともいいですし、ベビーシッターを雇い、フィンランド語で話しかけてもらうでもいいと思います。(オペアなどは自宅に住んでもらい、独立したお部屋と食事、場合によっては日本語学校に通う費用などを払い、お小遣いをあげる事でベビーシッターをしてくれるので、共働きのご家庭は、こちらを検討してもいいかもしれません。)

 

ご自身が話して聞かせる場合は発音を徹底的に練習しましょう!特に日本人が聞き取れない音『L』は

意識して発音する必要があります。具体的には前歯の裏に舌の先端をつけます。舌先をどこにもつけず『L』の発音は絶対できないと覚えておいてくださいね。

『L』と『R』を意識して使い分けることに集中しましょう!!!

 

日本人はひらがなカタカナに縛られて外国語を発音する傾向にあります。日本語のアルファベット、ひらがなカタカナは子音と母音のセットで一つの音と認識されているため、小さな『っ』や『じゃあね』などの最初の『Z』など例外を除き、母音で終わらないとなんだか気持ち悪い、発音しにくいと感じてしまい、これを外国語を発音する際も使ってしまいます。意識して直していきましょう!!

例えば『hehkua(光る・輝く)』この動詞の場合、2個目のHには母音が続いていないので、2個目のHを発音する際には『E エ』の音を意識的に無くす、または息だけを吐くようにします。『へへクア』ではなく『へックア』というように、聞こえるかな?というほどの息を一瞬吐きます(笑)

『kevät(春)』は『ケバット』と言ってしまうと最後の『T』に母音の『Oオ』の音を勝手に足してしまうことになるので、『ケバッ』、、、(文章では伝わりにくいのですが、Minecraftというゲームをやったことがあったら、ダメージを受けている時の『t』の音です。これを遊んだことがないと分からないのですが(笑)、、)

 

『Ä』の発音は『あ』を大きな口を開けて発音した際、舌の中央に力を入れ、少し喉の入り口を塞ぐ感覚で発音します。英語の『cat』もこれと同じ『Ä ア’’』 で発音します。

 

ちなみに英語の『TH』は前歯上下の間に舌先を軽く挟み『サァ』と発音し音を逃すのですが、はさまなければ『TH』の発音はできません。

 

フィンランド語の発音を詳しく知りたい方はオンライン個人レッスンを実施していますので
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2.動画を見てもらう、聞いてもらう

 

生後8ヶ月からは動画を見せても、BGM状態でもいいので聞かせます。特に小さなお子さんは色がはっきりしていて同じ単語を繰り返すものから始めて、幼稚園生や小学生になる頃には、日本語で見ているアニメなどと同レベルの外国語バージョンを見てもらうといいと思います。幼稚園生なら『パッパーピギーPipsa possu』小学生なら『スポンジボブPaavo sieni』くらいのレベルですね。外国語で話すyoutuberの動画もいいと思います。第二言語の方も理解できるようになってくると、日本語でもどちらでも

内容が楽しいものを見たい!となりますので、面白い外国語のコンテンツがあれば日本語より見たい!と自動的に検索してくれるようになります。

 

日本語の語彙力が減る、他の教科の成績が下がるといった理由から第二言語を早めに教えないほうがいいという意見もありますが(他の教科の成績が下がるという声がある一方で、バイリンガルの方が他の教科の成績がいいなどモントリオールの研究があるなど賛否両論意見が分かれるところですね)早い段階で二種類以上の言語のシャワーを浴びていない子供に、小学生から家庭で言語を教えることはかなり大変です。小学校で教えてくれている英語はまだ興味を持ってくれる可能性もあるのですが、教えてくれない第二言語の学習を遅めにスタートさせると、子供から『この言語を学習する意味があるのか?』『日本語で観たい!!』と抗議の嵐にあいますので、小学生以降の段階での学校では教えてくれない第二言語の学習をしてもらうことは、ほぼ不可能となります、、、。次に可能性が出てくるのは、留学を考える高校生時期や大学、社会人などの時期ですが、もうこの時期ともなれば完全に子供の思考で生きていますから、親の意思で言語学習を子供に望むことは出来なくなります。

 

3.親側が言語の学習、外国の方との定期的な交流を楽しむ。

 

親が自ら興味を持ち、自ら楽しんで語学を学ぶ姿勢や、現地に遊びに行ったり、交流を楽しんでいる際、積極的に言語を使う姿を目にすると『この言語の学習は有意義だ』と子供に感じてもらいやすくなります。大人もそうですが、無理やりやらされるよりも、自ら楽しんで学ぶ方が楽しいですし、学習も早いですよね。第二言語に対してポジティブな印象を持ってもらうことが大切です。

 

4.継続する。

 

これは子供でも大人でも同じなのですが、持続して喋ったり、聞いたりしていないと、第二言語は使えなくなっていきます。正確に言えば『覚えているけど、すぐに思い出せない状態』に陥るのですが、子供は大人の3倍早く覚え、使う機会がないのであれば3倍早く使えなくなっていきます。継続するためには、本人が興味のあるコンテンツを探すこと、子供自身に学習中の第二言語を母国語としている友達を見つけることなど、その言語に関わり続けることが大切です。

 

 

以上、長くなってしまいましたが、何かの参考になれば幸いです。

 

 

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