ホストとして認められた日の写真 | 歌舞伎町ホスト協会 会長北条雄一ブログ

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新宿歌舞伎町 元No.1ホスト、夜の街歌舞伎町に関わる全ての業種に元気を出してもらうためにYouTube歌舞伎町しゅわしゅわ倶楽部公開に全力❗️北条雄一のブログ。
日々の出来事から、北条雄一と言う男の信念・生き様まで赤裸々に綴る、熱い男のクールな日常。

本題の前に。

実は今日も、仕事の打ち合わせ等で『チキン』の井口達也さんと一緒にいた。



その時間、なんと10時間!
しかし、そんな長丁場でも井口さんは嫌な顔せずに付き合ってくれる


本当に有難い


井口さんの前でも何度もお礼は言っているのだが、
こうやってブログでも感謝の言葉が言いたかった。


井口さんの所から来てくれる人もいっぱいいて、
その人たちが尊敬する、”井口達也”と言う人間は、
本当に良い男なんだという事を知ってもらいたかったから。



俺も色んな不良を見てきたけど、
井口さんは本物だ。



めちゃくちゃ話が合う。


今日も、話の途中に俺の頭の中で、
『あしたのジョー』の主題歌、「美しき狼たち」がBGMで流れ出した。
俺の一番好きな歌だ。


同世代の人は知ってると思うが、
知らない人は是非一度は聞いてみてほしい。

http://www.youtube.com/watch?v=EZiQiyKoYC8



こんな感情を抱いた男は、数少ない。
井口さん、こんな気持ちにさせてくれて有り難うございます。


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さて、本題だが、今日は自叙伝の準備をするために昔の写真を探していた。


俺がガキの頃の写真や暴走族の頃の写真は、
没収されて今は無い


ホスト時代の写真も数は多くないが、
その中で、俺のホスト時代を語るのに欠かせない人物の写真を見つけた



ホスト会の帝王『愛田武』



テレビでこの人の事を見た事がある人もいると思うが、
今のホスト業界があるのは、この人のお蔭だと言っても過言ではない。



俺に、歌舞伎町ホスト協会の会長の座を譲ってくれた、
俺にとっては親父みたいな存在の人。



それが、ホストの聖地歌舞伎町の、さらに頂点にいて、
俺も憧れていた愛田武だ。



その、愛田社長にまつわるエピソードを思い出す写真を紹介する。


これは、愛田社長と、”愛”の大ママであるその奥さん。
そして俺。



場所は帝国ホテル。
ドン・ペリニヨン主催のチャリティーパーティー、
”セイブ ザ チルドレン”に出席した時のものだ


ドン・ペリニヨン本社の社長や、日本の岩本社長など、
各界の社長や芸能人が厳選されて招待されていた。


なんと、その中には皇室の秋篠宮妃である紀子様もご出席されていたと言う凄いものだ。


その格式高いパーティーに初めてホストとして招待されたのが、
愛田社長と俺だった。
 



当時の社長だった岩本さんから、
俺と愛田社長を招待したいと主催側に打診をしたら、OKの返事が返ってきたらしいのだ。


そんな所に本当に行っていいんですか!?
と、半信半疑な俺に対し、岩本社長はすぐに招待状を送るから待っていてください、との事。


数日後、本当に招待状が送られてきて、真実であったことを知る。


さあ、大変な事になったと、大慌てで愛田社長の元へ向かう。


『社長、皇室や各界社長も参加するパーティーに一緒に行きましょう!』
これは名誉なことだ。

当然、愛田社長も嬉々として参加をされるだろう。


そう思っていたのだが、当の社長から帰ってきた返答は意外なものだった。


「有難いが、俺たちホストがそんな立派なパーテーに行っちゃいけないだろう。申し訳ないけど今回は辞退するぞ。」



愛田社長は、ホストと言う職業が世間からどういう目で見られているのかを、
客観的に感じていたのだろう。

ホスト業界の中にどっぷり浸かっていた当時の俺にとって、
そんな視点からホストを見る事は出来なかった。


残念だが、愛田社長がそう言うのならしょうがない。
と、諦めかけたその時…



現れたのは社長の奥さん。
招待状を見せると、

『北条ちゃん、凄いじゃない!行きましょうよ』
と、満面の笑み。


愛田社長の奥さんは、
テレビドラマ”愛田観光物語”で黒木瞳さんが演じた役。

ドラマを見た人は分かると思うが、銀行家の令嬢で大のパーティー好きだ。


こうなった奥さんは、あの愛田武も止められない。
社長を見ると、何も言わず俺の目を見てゆっくり頷いた。

 
(これで参加できる…!)
愛田社長の思惑に反した事は申し訳なかったが、俺は素直にうれしかった。
 


そしてもう一度この写真↓


  
いつも派手でキラキラな奥さんが、更にゴージャスに!


俺もビシッとした格好で出席し、 
この時は奥さんにめっちゃ誉められた。
 

「やっぱり北条ちゃんが日本一のホストね」と。
 (自分で誉められた事言っちゃうのもダサいけどな)
 

正直、めちゃくちゃ嬉しかった。

 
前にも、色々な人に”日本一のホスト”と言われた事はあった。


しかし、場所は帝国ホテル。

ホストとして初の出席と言う快挙。

皇室の方々や色んな大御所がいるこの空間。

そこで、俺の尊敬する愛田社長と一緒にいる時に言われたこの言葉…

 
感極まって。涙が出た。
 
 
自分が輝いて思えた。
 
 
小学校も中学もろくに出てなく、貧乏で飯もろくに喰えなかった  きったねえ俺が。

いまここで、何か一つの目標が達成された気がした。


ホストをやってて良かった。 
そう思えた。

 
周りの空気が数分間止まっているように感じた。
 
 
俳優の石田純一さんも直ぐ近くに居たが、
俺の方が凄く思える位、自分が誇らしかった。
(あの人はオペラパンプスでも素足だった(笑))

  
このパーティーの様子は、もちろんニュースで各局が取り上げた。。
 
 
”セイブ ザ  チルドレン”は、
世界中の恵まれない子供達を支援する活動だ。

 
俺もこのパーティーでで深くその実体を知り、
以来少額だか国境なき医師団への寄付を毎月させてもらっている。

 

物語の初めに、最高の写真。
これも運命だな。
 

ブログでも頑張って行くから、みんな応援よろしく



[YUICHIZM]
自分を誇れる瞬間なんて、俺はそうそうない。
けどたまにあるその瞬間だけは、世界で一番誇らしいとまで思えるんだ。