- 渡辺 英輝, 阿部 晶人, 螺澤 裕次郎, 伊藤 直樹
- Webキャンペーンのしかけ方。 広告のプロたちがつくる“つぎのネット広告”
webキャンペーンのしかけ方。
この手の本の中では、著者陣も内容も、豪華な構成となっております。
結局、どの本でも言われていることですが、【技術に目が行きがちなweb広告だけど、大切なのは企画だよ】というコトですね。
改めて、言う必要もないくらい、みんなアタマでは分かっているものの、実際、自分の仕事になると、どうしても忘れてしまいがちだからこそ、色んな人たちが何度も言うわけなんでしょうが。
あと、この手の本でよく言われることの一つに、【コミュニケーションデザイン】という概念。
webは、今までのマスメディアに比較して、インタラクティブな面が分かり易いので、上記のような概念がよく言われるのでしょう。
が、やはり、これも、別に今更言うことではなくて、マス広告だろうが、インタラクティブだろうが、one to one だろうが、【企業と生活者の接点】をデザインするのが、広告の役目である以上、当然といえば、当然のこと。
実は、web広告が表れたことで、一番大事なのは、
【今まで広告業界が、マス広告向きに作ってきたフォーマットでは、本来大事な部分が見落とされてきた】という事実を、広告業界も広告主側の両者が、改めて気付きだした、という点にあるのではないでしょうか。
メディアプランだって、予算配分だって、今後、改革が始まるのではないでしょうか。
みんなが、【何が一番大事なのか？】を改めて自問自答しだしたのです。
web広告は、そんな一端に過ぎないのだと思います。