保育所とアレルギーとぼく
保育所とアレルギーとぼく
愛するあなたのため~
。。。(;´▽`A``
なんだか、私の青春時代に流行ったJ-POPの曲名みたいな今日のタイトル・・・。
替え歌を作っている場合でもないので本題に入りますが
「ぼく」 にはいわゆる 『食物アレルギー』 があります
私
「夫ぉ~、私はチェックしといたから見といてね」
夫
「えぇっと・・・かまぼこは大丈夫だったんだっけ?!」
我が家では月末になると、こんな光景が繰り広げられています
もしかしたら、食物アレルギーの無いお子さんのご家庭では、
『保育所でのお昼ごはんは何を食べているのかな~』
そんな感じで、毎月配られている 「献立表」 を ほのぼのと眺めていらっしゃる家庭も多いと思いのではないでしょうか?
けれども、我が家ではある意味では緊張感を持って、この献立表を夫婦で確認しあって、我が子の食物アレルゲンの混入がないかどうかをチェックして除去してもらうために保育所に提出させてもらっています
ちなみに我が子には代表的なアレルギーとして 『卵』 と 『牛乳』 アレルギーがあります。
じゃぁ、卵と牛乳だけ除去しとけばいいやん。
と、そんなに簡単にはいかないのが食物アレルギーのやっかいなところで・・・
皆さんは食品の加工表示というものをじっくりと眺められて、スーパーでお買い物はされていますか?
ちなみに、私たち夫婦はスーパーで食い入るように食品を裏向けて表示をチェックします。(こんな変な夫婦を見かけたら、きっと私たちです)
アレルギー反応(アナフィラキシーショック)は重度のものになると死に至ります
たとえば、「牛乳アレルギー」 であれば、「牛乳」 はもちろんのこと、原材料に「チーズ」「バター」「生クリーム」「脱脂粉乳」「乳化剤」、「乳たんぱく」「調整粉乳」・・・あらゆる名前の変化した乳成分を除去しなければいけません。
さらには「卵」や「牛乳」 そのものがその製品に含まれていなくても、同じ工場内に卵製品や牛乳製品を取り扱っていれば、製品の中に微量の混入が見られて運悪くアレルギー反応を示すことだってあります。
例えば、たかが 『ココア飲料』 でもこーんなにたくさんの原材料名が記されています。
その中に我が子がアレルギーを起こすものがないかどうかを調べるわけです(´□`。)
そういうわけで、我が家では鳴尾北保育所から
保育所給食材料~加工食品の原材料内容配合表~
をお借りしています
中には給食で使われている加工食品に何が使われているのかが事細かに記載されています。
保育所の民営化と
何の関係があるねん!?(`×´)
ここまで読んでいただいて、そう思われた方も多いでしょう。
実は、保育所の民営化により子どもたちの給食にも大いに影響を受ける可能性が生じてきます。
現在、鳴尾北保育所では 『自園調理』 を行なっています。(この 『自園調理』 となった経緯も話せば長くなりそうなので、今回は省略させてもらいますが)
しかし、西宮市が 『西宮市立保育所民間移管計画(案)』 に掲載している民間移管条件の中には 『自園調理』 などを含め、民営化された保育所における給食内容については条件として挙げられていません。
おそらく、このことを西宮市当局に問い合わせると
『自園調理』を行なうことは認可保育所の認可要件であるため、改めて民間移管条件にはしていない』
などと言い逃れされてしまいそうです。(ま、実際に聞いたわけではないのであくまで推測の段階ですが)
保育所がメニューを作成し、材料の調達、調理手順、衛生管理・・・すべてに誰が責任を持つのか?
例えば調理室を貸し出して、他の業者が給食を委託した場合も 『自園調理』 ということになり基準を満たすのか?
自園調理ではなく、極端な話で言えば、調理室においてお惣菜のようにして詰め替える宅配弁当のような給食でもOKとなのか?
給食の提供状況が変化するということは
アレルギーを持つ子どもと家族にとっては本当に一大事なのです
だって、命に関わることですから。
もちろん、アレルギーの無いお子さんの場合も無関係ではありません。
大量購入による食材。
大量生産による食品。。。
食材費を安く抑えるためには何らかの工夫がされます。
国産よりは外国産。
消費期限が従来よりも長く、『防腐剤』 など添加物が多く含まれた加工品。
それこそ、どっかのミート●ー◆社のように商品価値と値段がそぐわない商品(たしか8個入り480g198円。本当にお肉と牛肉とジャガイモを使用して、この価格で作ることができるのかという疑問???) を使ったほうが安上がりです。
もちろん。
誤解がないように言っておきますが、今ある西宮市の民間保育所ではそれぞれの民間保育所の努力によって工夫された給食の提供が行なわれています。
それは長年にわたって、各民間保育所が積み上げてきたノウハウと努力のたまものだと私は思っています。
今ある毎日の食事の安全を
継続して守ってほしい
私たちのようなアレルギーを持つ子どもの家族にとっては、この変化が不安であり恐怖なのです。
そして、何もかもなし崩しで計画を進めようとしている現在の西宮市の対応を思えば、この不安を拭いきることはできません。
「公立保育所の民営化」
問題の側面はこのように本当にいろいろあるのだということを知っていただければ嬉しく思います