本年の兼定刀身の限定公開期間は終了致しました。
多くの方にご来館いただき感謝申し上げます。
最終日は閉館時間間際になっても皆さん
名残惜しそうに展示をご覧下さっていました。
そこで、その場にいらした方々と
十一代兼定の加茂鍛えの短刀をご持参下さいましたY様を囲んで
ミニ兼定鑑賞会というサプライズイベントも開催されました。
こうして本年も無事に公開期間を終えることができ、
ほっとしています。
開館のために尽力してくれている
資料館スタッフのメンバーにも
心より感謝したいと思います。
スタッフの皆さん、本当に新選組が好きな方ばかり…。
それだけに心を込めていつもご来館者に接して下さいます。
一昨日もそのおかげで嬉しい出来事がありました。
資料館の入り口の梁になっている生家の大黒柱をご来館者に説明して下さっていたとき…。

「この大黒柱に若き歳三さんはお風呂上がりに相撲のぶつかり稽古をしていたんですよ。どうぞ背伸びをして触れてみて下さい。歳三さんと同じ場所を触っているかもしれませんよ。」
するとなにやら、2人組の真面目そうな好青年がぼそぼそと会話を始めたとのこと…。
「これ、ここがあれだろ? なあ。 だから、ここの部分がさ…」
「そだな」
よくよく伺ってみると、お二人とも建築家の卵とのことで、
梁になっている大黒柱を見て、いろいろと分析して下さいました。






などなど…。
そして、資料館スタッフと共に、少年時代の歳三さんが触れたであろう部分を推測しました。
青年時代の歳三さんは五尺五寸だったと伝わります。(167センチ程度)
ですから、お相撲の稽古をしていたころを想像するに…もうちょっと背は低く…。
そして張り手の姿勢をとったとなると…。
このあたり




資料館正面から見ると…

「あれ


というと、スタッフYさんが
「いえいえ、たくさんの方が触れていますからね…

…えっと^^一応冗談ですから…

皆さんも次回ご来館の際には、赤い部分のあたりに触れてみて下さいね…

何事も志を持って行動していると、
真実や新しい視点との出会いがあるんですよね…。
兼定公開期間、たくさんの皆様にご協力やお心遣いをいただきました。
ありがとうございました



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