F.E.Thomas two handed バンブーロッドレストア(その16)ラッピング3 | ヴィンテージ バンブーロッド・リールレストア、昔の釣り記事、ヴィンテージタックルに関する釣りのブログ

F.E.Thomas two handed バンブーロッドレストア(その16)ラッピング3

(バンブーロッドのレストア作業16日目)
この週末で残ったミドルセクションと2本のティップを一気に巻き上げようと考えながらラッピングを開始しました。ミドルセクションは太さがそれなりにあり、段巻きも8回転巻くので、それほど苦痛でもなくすんなりラッピング作業は進んでいます。

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原因は分かりませんが、ミドルセクションのみ比較的新しいブランクにリプレースされていたので、この部分だけは仕上がり方が綺麗に出来そうです。新品のリバース・ツイスト・ガイドもマッチしているようです。

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唯一苦労したのは、フェルールのサイズよりブランクが若干細いので、ブランクとフェルールとのつなぎ目を埋めないとラッピングに支障をきたしてしまうことです。そこで、この部分に黄色のスレッド巻いてコーティングを施し、硬化後にやすりで全体を斜めの状態へ加工することにしました。まず、1cm程度ラッピングしておきます。

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黄色のスレッドにコーティングを染み込ませることで、ブランクの色に近い状態での硬が期待出来ます。

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数回コーティングを重ねることで、少しこんもりとした状態を目指していきます。

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完成後はこんな状態です。ここからやすりで滑らかにしていきます。

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その間にラッピングを全て終わらせ、全体のラッピングはこんな状態です。

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カラープリザーバーは2回染み込ませておきました。

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バットセクションと同様に、最終コーティングはかなり時間を要するので、小まめにヴァーニッシュを施しておきます。

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1回のヴァーニッシュでも綺麗に見えるのは、ブランクが新しいからでしょうか・・・・・!
あと2週間程度で全体の工程を終了出来そうです。完成後のキャスティングが楽しみになってきました。
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