Hardy Perfectのレストア(その6)ハンドルの製作その2 | ヴィンテージ バンブーロッド・リールレストア、昔の釣り記事、ヴィンテージタックルに関する釣りのブログ

Hardy Perfectのレストア(その6)ハンドルの製作その2

本日、中断していたPerfectのレストアを再開しました。これまで3回ハンドルの製作に失敗していました。原因の全ては垂直に穴を開ける工程でした。そこでエポキシ・ハンドルを再度5コ作り、5コとも垂直に穴を開け、一番上手く開けれたものを使って4回目の作業をおこないました。

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垂直ドリルスタンドを使っても垂直に穴が開けれない原因は、エポキシ・ハンドルをスタンドに固定した際、わずかに水平になってなかったことだと考え、ハンドルの上に水平定規を置いて水平度合いを確認しながら作業をおこないました。ハンドルを逆さまにしてスタンドに固定してほぼ真ん中に穴を開けれていることが確認出来ます。

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しかし、ハンドルの先端を確認すると、かなりズレが生じています。この微妙なズレを起こさないように穴を開ける作業が困難を極めました。唯一、右から2番目のハンドルがほぼ真ん中に穴を開けれましたので、これを使って4回目の作業をおおこないます。ドリルを使って外側のサンディングには3時間を要しましたが、無事に完成しました。

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このハンドル上部に更に大きめの穴を開け、真鍮のクギを中に入れる仕上げをおこないます。この工程は、Uniquaでは省略したのですが、Perfectには忠実におこなってみることにしました。まず、クギを入れ外周をボールペンでマスキングしておきます。

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肉眼でほぼ真ん中に線が描かれている事を確認します。

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次にドルルスタンドに固定し、水平定規を使って固定場所を微調整します。

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更にドリルを試しに当ててみて、線とドリルとのズレがないかどうか確認をおこないます。

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この状態でドリルを数回転させ、穴の状態を再度確認後、深さ3mm程度の穴を開けました。

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ここまでの作業は無事に進行しています。ハンドルの仕上がりもまずまずで、ほぼ真ん中にクギの入る穴を開け、先端を少し内側にカーブするように仕上げています。

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ハンドル下部の仕上がり状態は先端の状態と同じです。

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リールに仮止めしてみましたが、特に問題はありませんでした。

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水溶性ホビーカラーの黒のつや消しを二度塗りし、本日の作業はここまでにしました。いよいよ明日完成しそうです。問題なく作業が終了出来るよう期待したいです。

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