「はさみ」を使った遊びと手先の発達…その①
★過去の月別人気記事です。宜しければ見てみてください
・2009年度→9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
・2010年度→4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
こんばんは、たーやんです。
今日から育休に入り保育士はお休み…なハズが、先ほどから友人・後輩保育士から問い合わせゴトが多すぎです。声をかけてくれるのは嬉しいケド、初日くらいそっとしておいてくれ!
…というワケで結局、今回の記事も、問い合わせのあった保育ネタの話でございます。
ちなみにテーマは『はさみ』
保育の中において、はさみは主に紙を切る道具で、手先の発達に応じて色々な遊びが出来るのです。同時に「切る」ための道具なので、使い方には十分注意が必要です。そんな『はさみ』…。今回は発達を追いながら、少し考えていきたいと思います。
~~~~~~~~~~~~~~
①まずは、「1回切り」から
経験のある保育者なら
当然過ぎる話なのですが、
ハサミを細かく開閉して
チョキチョキと線を切るのは
実は子どもには高等な技です。
ですから、
まずは一回ずつチョッキン!と
切る遊びをしていきましょう。
(以後、右利きで話を進めます)
で、このように
細長い紙を用意して置きます。
この紙を左手に持ち、
右手ではさみを持ってチョッキン
この時、気を付けるのは
左手が切る位置から離れすぎない事。
慣れない子は紙の隅を持つので
何だかふにゃふにゃしてしまい、
余計に切りにくくなってしまいます。
そうではなくて、
切る場所の近くを持つようにしましょう。
もちろん、安全面には気を付けて
そう…、このように
はさみにおいて大事なのは
実は『左手』だったりします。
(後で述べますが
右は開閉運動が主ですから)
で、こんな感じでいっぱい切れたら…
お皿に入れてサラダにしよう~
…って、私の絵のクオリティが酷すぎる(笑)。
ちなみに、
子どもの中の見立てを引き出すなら、
皿などはもちろん先に見せるべきで、
細長い紙も「これは何の野菜かな?」と
ちゃんとイメージが広がるようにしましょう。
あと、こういう場合に
切った紙に糊を付けて貼ることが
多いと思うのですが、
個人的には
先に皿の絵全体に
糊を薄く塗っておいて、
切った紙をどんどん貼っていくのも
それはそれでアリだと思っています。
(ただし、気をつけないと
子どもが混同することがある)
・
「切る遊びなのか」
「貼る遊びなのか」
「どちらもねらうのか」
その辺りについても
保育者の意図と子どもの様子と
合わせて考えていきましょう。
こうした手順一つで、
同じような遊びが上手く行ったり
何だかなぁ…になったりしますね(苦笑)
(苦々しい経験をいっぱいした男↑)
~~~~~~~~~~~~~~~~
②1回切りで円を切る?
さて、これが今回の友人からの
相談ごとだったのですが…
先ほども書いたように、
ハサミを細かく開閉して
連続で切るというのは
意外と高度な事でして、
曲線である円を切る
…なんてことは十分手先が
発達しないと難しいのです。
でも、どうしても…というなら
実はこんな方法があります。
あれ?、この車(車です!)タイヤがないねぇ…
よし、みんなでタイやを作ってあげようか!
四角い紙の角をチョッキン!
…また別の角をチョッキン!
(何度か切っていくと)
あれ?丸いタイヤができたよ!
よし、これを車につけて…
やったー!これで走れるぞ!
…とか、何とかするんでしょうかねぇ?(笑)。
ポイントはズバリ
「円は無限角形である」という点です。
1回切りしか出来なくても
近似的に円に近い形は作れます。
まぁ、こういう事を
わざわざする必要があるか…は
若干疑問も残るところですが、
「円を切りたいけど上手く切れない」と
子どもが困っている時の
“必殺技”(お助け技)にはなるでしょう。
ちなみに、昨年度の始めのころ、
3歳児クラスの子どもが
「ダンゴムシを作りたい」と言った時に
ちょうどこれで作ってみました。
こんな感じですね。
まぁ、やるやらないに関わらず、
こういうこともできるという事を
覚えて置くのも良いかも知れません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
…と、こんな感じですが、
「連続切り」の話が出来なかったので、
このまま“その2”に続きます。
(あぁ、育休ブログのハズが…)
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~~~~~~~~~~~~~~
★twitterもやってます。
http://twitter.com/ho194taayan
ブログより若干毒っ気つよい?
☆twilogはこちら。
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…というワケで結局、今回の記事も、問い合わせのあった保育ネタの話でございます。
ちなみにテーマは『はさみ』
保育の中において、はさみは主に紙を切る道具で、手先の発達に応じて色々な遊びが出来るのです。同時に「切る」ための道具なので、使い方には十分注意が必要です。そんな『はさみ』…。今回は発達を追いながら、少し考えていきたいと思います。
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①まずは、「1回切り」から
経験のある保育者なら
当然過ぎる話なのですが、
ハサミを細かく開閉して
チョキチョキと線を切るのは
実は子どもには高等な技です。
ですから、
まずは一回ずつチョッキン!と
切る遊びをしていきましょう。
(以後、右利きで話を進めます)
で、このように
細長い紙を用意して置きます。
この紙を左手に持ち、
右手ではさみを持ってチョッキン
この時、気を付けるのは
左手が切る位置から離れすぎない事。
慣れない子は紙の隅を持つので
何だかふにゃふにゃしてしまい、
余計に切りにくくなってしまいます。
そうではなくて、
切る場所の近くを持つようにしましょう。
もちろん、安全面には気を付けて
そう…、このように
はさみにおいて大事なのは
実は『左手』だったりします。
(後で述べますが
右は開閉運動が主ですから)
で、こんな感じでいっぱい切れたら…
お皿に入れてサラダにしよう~
…って、私の絵のクオリティが酷すぎる(笑)。
ちなみに、
子どもの中の見立てを引き出すなら、
皿などはもちろん先に見せるべきで、
細長い紙も「これは何の野菜かな?」と
ちゃんとイメージが広がるようにしましょう。
あと、こういう場合に
切った紙に糊を付けて貼ることが
多いと思うのですが、
個人的には
先に皿の絵全体に
糊を薄く塗っておいて、
切った紙をどんどん貼っていくのも
それはそれでアリだと思っています。
(ただし、気をつけないと
子どもが混同することがある)
・
「切る遊びなのか」
「貼る遊びなのか」
「どちらもねらうのか」
その辺りについても
保育者の意図と子どもの様子と
合わせて考えていきましょう。
こうした手順一つで、
同じような遊びが上手く行ったり
何だかなぁ…になったりしますね(苦笑)
(苦々しい経験をいっぱいした男↑)
~~~~~~~~~~~~~~~~
②1回切りで円を切る?
さて、これが今回の友人からの
相談ごとだったのですが…
先ほども書いたように、
ハサミを細かく開閉して
連続で切るというのは
意外と高度な事でして、
曲線である円を切る
…なんてことは十分手先が
発達しないと難しいのです。
でも、どうしても…というなら
実はこんな方法があります。
あれ?、この車(車です!)タイヤがないねぇ…
よし、みんなでタイやを作ってあげようか!
四角い紙の角をチョッキン!
…また別の角をチョッキン!
(何度か切っていくと)
あれ?丸いタイヤができたよ!
よし、これを車につけて…
やったー!これで走れるぞ!
…とか、何とかするんでしょうかねぇ?(笑)。
ポイントはズバリ
「円は無限角形である」という点です。
1回切りしか出来なくても
近似的に円に近い形は作れます。
まぁ、こういう事を
わざわざする必要があるか…は
若干疑問も残るところですが、
「円を切りたいけど上手く切れない」と
子どもが困っている時の
“必殺技”(お助け技)にはなるでしょう。
ちなみに、昨年度の始めのころ、
3歳児クラスの子どもが
「ダンゴムシを作りたい」と言った時に
ちょうどこれで作ってみました。
まぁ、やるやらないに関わらず、
こういうこともできるという事を
覚えて置くのも良いかも知れません。
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