良い保育士は「1日15分」子どもと関わる? | 男性保育士こんなかんじでやってます

良い保育士は「1日15分」子どもと関わる?

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こんばんは、たーやんです。

さて、短いですが
問題提起的な話を一つ。

私自身、
最近保育の質について
色々と考えさせられる事が
よくあるのですが、

以前研修で
とてもショッキングな話を
聞いた事を思い出します。

確か…
発達・自閉症研究で有名な
佐々木正美先生の
講演だったと思うのですが、
(あ、違ったらゴメンなさい)

その中で
「保育士が一日の保育の中で
子ども一人あたりに
本当にかかわる時間は数分」
という話を聞きました。

えぇ~、ウソだぁ!?
と思うでしょ。

でもよく考えてください。

排泄・食事といった
身の回りの世話などに
要する時間はともかくとして、

個別に情緒的にかかわる時間
果たして本当にありますか?

集団としてではなくです。

クラスの子ども全員に対して
果たして一対一の
情緒的かかわりを
一日の中で
どれほど持っているでしょうか?

これ、
乳児クラスだとまだ
いいのですが、

幼児クラスだと
本当に意識しないと
「数分」も個別には
かかわらない事になります。

佐々木先生は講演の中で
「一人1日15分を目標にしてください」
と話しておられました。

一人一日15分関わる
保育士は上出来なんだそうです。



そんな15分なんて~、

と、またまた思うでしょ?



でも、
4・5歳児クラスで考えて
15分×30人で
450分=7時間30分です。

3歳児でも
15分×20人で
300分=5時間です。

(保育士一人あたりの
人数比で計算)

これは、
相当考えて行動しないと
むすかしいでしょう。

一見すると3歳児の方が
簡単に達成できそうに
思いますが、

実は3歳児の方が、
生活に取られる時間が
長いので難しいです。


そう、一人の子どもと15分
かかわるという事が難しい。
これが保育の現実です。

家庭での親子関係では、
15分しか関わる時間がないとか、
もちろんないですよね~。
(最近必ずそうとも
言い切れないか…)
 
「家庭的」を目指しながら、
家庭のような情緒的関わりは
なかなか持つのが難しい…。

さぁ、保育者のみなさん、
一日15分クラスの子どもたちと
かかわってますか?


あ…
結局長文だった(苦笑)。

失礼しました~。