『リズム運動』その2 心と足指の発達 | 男性保育士こんなかんじでやってます

『リズム運動』その2 心と足指の発達

こんにちは、たーやんです晴れ

先程の堅苦しい記事の続きです(苦笑)。
こういう記事を書くと、
堅苦しいやつだと思われますが、
基本ふにゃふにゃな保育をしてるので、
みなさま、ご安心(?)を。
そして、逆に何かを期待している方、
大した情報はでませんよ~。


さて、先程から
書いているリズム運動ですが、
『運動面の発達をサポートする』
のは、
実は最終的な目的ではなく、
自由な体を育てる事で、
心を育てるという事が重要です。

リズム運動は、
本来毎日繰り返し行います。
その中で、飽きずに集中して取り組み
動きを獲得し、自信と意欲を育てる、
こうした事が大切になってきます。
正しく発達を遂げる事は、
子どもにとっても、非常に『快』で
あることです。


だから、
それをサポートする意味でも
保育者は正しくリズムについて理解し
(私のように、いい加減は一番ダメ)
子どもにプラスの言葉がけをする事が
大切です。
叱り飛ばして子どもが形だけできる
というのは、もちろん論外です。


さて、
長々長々書きましたが、
では、一体リズム運動は、
具体的にどういう事をするのでしょうか?

基本的に
静と動、緊張と弛緩の組み合わせです。
また、『足の親指』を
非常に重視します。

また、リズム運動は
発案者の斎藤公子さんが、発達を考えて
律動、リトミック、わらべうた、など
を元に実践しながら作り上げたもので、
基本音楽に合わせて行います。

そして、発達を押さえていくために

乳児期に獲得されるべき動き、
反射を促す動きなどを
意図的に含んでいます。



より具体的には

『カメ』の動きは
赤ちゃんの首の起き上がりや反り、

『どんぐりコロコロ(横転)』の動きは
寝返りの動き

『両生類のハイハイ』は
そのままハイハイ

『ウマ』は
6つ這い、高這いなど、

と、
本当に色々な要素が含まれています。
これらを『正しく』行おうとすると、
大人でもかなり厳しいです
(逆に体が重い分しんどいかも。
昨日はそれで死にかけました…。)


さらに、足の親指を意識するので、
ハイハイ、うつぶせ、いずれの時も
床に対して足の親指は立てて、
爪ではなく、『指の腹』をつけます。
また、
顔は前方をみて基本常に起こします。


足の親指を意識するのは、
足が一番脳ミソから離れ、
神経の伝達が難しいからです。

試しに、立ってみて
他の指は床につけたまま
足の親指だけ反り、立ててみて下さい。
これ、できる人はいいですが、
昨日の研修でも、
随分できない人がいました。
神経伝達が十分でない恐れあり、です。

これは、とっさの反応の鈍さにも
つながりますので、気をつけて下さい。
大人の場合、
リズム運動をするという訳にも
いかない人の方が多いと思うので、
『足指ジャンケン』や
単に足指でグー・チョキ・パーを
繰り返すだけでもOKでしょう。
(こるは、保育でしてもウケます)


また、伏せても顔を上げるのは、
コケた時に顔をあげておくためは
もちろん、
まっすぐ正視することで、
体軸やバランスの安定や
次の動作の準備などの意味もあります。


特にこの2つは、
リズム運動と構えなくても、
すぐ保育で意識できることです。
本来的に、エッセンスの抜き取りに
意味はない!と怒られそうですが、
個人的には、是非取り入れてもらいたい
ところです。


あと、
『両生類のハイハイ』
だけは、どこかで教えて貰って
是非やって欲しいです。
これまた怒られそうですが、
劇遊びなどで『ワニ』っぽい表現が
格段に上手くなります(笑)。



まあ、
えらく長々書きましたが、
これだけ書いておきながら、
私自身は
一つの保育方法に傾倒するつもりは、
やっぱりありません(笑)。

ただし、色々な保育理論や
保育方法を学んでいく中で
自分なりの保育は、
常に考えていきたいなあ、
と思っています。
(結果、現在どっちつかず…)

特に今回の
『さくら・さくらんぼ』のリズムは、
達人も多いので、
もしみなさまのまわりの保育者で、
実践されている方がいれば、
是非お話を聞いてみて下さい。

あと、私自身適当書いてるかもなので、
ツッコミあればお願いします。
以前書きましたが、
私自身の復習の意味で書いてたりも
しますので(笑)。