事業所ホープのメンバーへ生活や仕事の支援をすることは、私達の中心的な仕事である。

自己管理が苦手な人、つまり健康管理、金銭管理等、生活上の管理が、どうもうまくできない方がいる。

また、人との対応が、うまくいかない人、ギクシャクする、コミュニケーションが苦手、とても内気な等・・・さまざまである。

これらの状況を改善するためにどうすべきか、私達は考えるわけである。

しかし、本人がそれに気づき、自分で変えようとする気が起きない限り変わらない。

だから、気づいてもらう為に、会話し、具体的手法を考え、それを繰り返し、励ましながら、支援を継続する。

そして、人は徐々に変わっていく。

自信がついてくる。積極的になる。

こういう循環になってくれば、よい方向に変わっていく。

本人が喜び、それは私達の喜びになる。

しかし、最近反省することがある。

一向に状況が、変わらない人もいる。

それで、いまさらながら、気づいたことは、本人の育ってきた背景について、よくよく、傾聴し、理解する必要がある、ということである。

私達の現状の意識の底には、多くの無意識が渦巻いている。

過去の経験が、嫌なこと、つらかったこと等が、無意識の中にしまわれている。

結果として、こうすべきだと思ってはいても、本人の長い間のこころのマイナスの積み重ねが、それを拒んでいる場合がある。

それは、本人もよくわかっていない事であるかもしれない。

だから、まずは、その辺のところから、よく傾聴し、会話をするのが、大切なのだろう。

その中で、気づきがあるかもしれない。

わたしも、本当の彼(彼女)がわかってくる。

こころの背景がわかる。

そして納得感がうまれる。

相互の共感がうまれる。

そして、一歩、一歩の前を向いた建設的な取り組みが始まるのだろう。

うまくいっていない理由の起源は、とくに幼い時、若い時の愛の欠如である場合が多いと感じている。

そういう意味でも、人間は信用できなくても、神が愛してくださるということを、知ってもらうのが、本当の原動力になる。

それがあれば、過去はどうであれ取り戻せることができる。

どんなにつらい過去であっても。

そのことを伝えていきたい。

 

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