先々週に引き続き、3000m練に行ってまいりました。あまり期間が開くと、何だよ単なる一発屋かー、と思われるのがイヤなので。気が小さいので、そういうところが異様に気になるのです。


また、今回は前回日和って行かなかったルート、すなわち風張峠3杯おかわりを試してみようと思ったのです。一回目は風張林道で山頂まで。来た道を引き返して今度は檜原街道で山頂まで。そのまま反対側に下って、最後は奥多摩湖から山頂まで。V坂練で反復練習に耐性がついてなけりゃ、考えもしなかったルートです。いや、考えはするけどやらなかったな、去年の自分だったら。


しかし、今回は前回と違って、初手からちょっとお疲れ気味。なので完遂できるかちょっと不安を抱えつつ、朝8時に家を出ました。


風張峠×3でも3000mに足りなかった時の保険のため、まずは時坂峠へ。しかしやっぱり昨日までの疲れが抜けきってないのか、何かイマイチ登ってて楽しくない。よーし、こんな時はもっと楽しいことを考えよう。そうだ、昔の乾電池のCMで、単三電池二本で山(富士山だったかしら)を登っていく、自転車の人形があったじゃないか。あれになったつもりで、淡々とペダルを漕ぐというのはどうだろう。

しかし、単三電池じゃなくておにぎりの入ったリュックを背負い、ただひたすら坂道を登っていく今の自分は、あえて比喩的な表現を用いるまでもなく、あの人形と大差ない存在であることに気づき、愕然としたりしました。


そんなこんなで時坂峠踏破。風張峠の影に隠れて何か地味な印象ながら、通い始めると愛着のわいてくる峠ちゃんです。特に、峠の茶屋からの眺めがいいですね。次回擬人化候補筆頭か?(いつになるやら……)

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ちなみに、前々回の更新でここで獲得標高500mぐらいとか適当なことを書きましたが、今回改めて見ると、625mは登ってました。お詫びして訂正致します。


相変わらず山の反対側へ抜ける道は工事中なので、またも登り口まで引き返して風張林道へ。ここでの登りで、既に重いギアでダンシングとかが、ちょっとしんどくなっている事に気づく。仕方なく、ちょっときつい坂ではインナーローでくるくる。こんなんで、風張林道て足つきしないかしら。まぁ、別にしてもいいんだけどさ。

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いつものように、きのこセンターまで1.5kmの看板のところでもぐもぐタイム(おにぎり)。食べ終わってストレッチをして、さーて行くか。イヤだなぁ。

案の定、前回のように激坂区間はすべて軽快にダンシングでクリア!なーんてことはなく、大変苦しい戦いを強いられました。いやぁ、やっぱりしんどいわ、風張林道。しかし何とか、意地で足つきはしないでクリア。

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写真撮影もそこそこに来た道を引き返し、本日3度目の払沢の滝の豆腐屋さんへ。お店の人も何やってんだこいつはと思ってるかも知れませんなぁ、はっはっは。なんてことを思いつつ、2個目のおにぎりをもぐもぐ。


もはやTTする気力も体力も残ってないですが、一応スタート地点でラップボタンは押してしまう悲しい性。それにしたってトロい。遅い。みっともない。気合いを入れるためにゲリジャーを着てきたのですが、こんなに遅いとゲリラ豪雨の面汚しですな。よかったー、平日で誰もいなくて。


山の神の森本さんいわく、どんなに辛い練習をしても、遅く走ったら意味がない。ゲリーダーやノリさんだって、どんなにしんどくてもTTポイントとなれば踏むでしょう。ホントに自分に甘いというか、根性ないなぁ、俺。なんてことを考えて悲しくなりつつも、二度目の山頂制覇。あまり長く休んでいるとこのまま帰りたくなりそうだったので、重力に導かれるままに奥多摩湖へ。

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はい、下っちゃいましたよー。家に帰りたければ、もういっぺん登るしかないですよー、てことでもう、初手からインナーローで、淡々と。そうだ俺は、乾電池を背負った登板人形なのだ。意味など考えず、ただひたすら登るのだ。

しかしなんですね。疲労も限界を超えると、何とか楽に登ろうと無意識に工夫したくなりますね。今回はホントにハムストリングスと腹筋に頼りまくりでした。

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そして三度目の登頂。獲得標高は……おおお、3113m。やっぱりしんどいだけあって、3000は超えてたな。ていうか、次回から時坂峠いらなくね?……いや、そういう甘い考えはよくない!わーい、まぁとりあえず帰ろう。帰って酒飲んで好きなもん食べよー。

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というわけで、二度目の3000m練はその名に違わず辛いものでした。あれだね、最初の時は興奮して変なアドレナリンとかが出まくってたのかも知れないね。

とりあえず、辛いということは多分練習になってるという事なので、続けて行きたいと思います。幸い、膝が痛くなるとか脚がつりまくるとかそういうこともないので、そうなったら止めます。ただ、翌日は昼まで寝ないと回復しませんが。


いずれ鼻歌交じりでこなせるようになれば、僕も立派な変態の仲間入りですね。