台風後の生存確認。 | 紀ノ国発→全国行!! もっくんのGANGAN BASSツアー

台風後の生存確認。

非常に忙しく、終日お休みがとれない状況が2週間以上続いています。
本来であればお休みの日であっても何かと仕事が入り、実質お休みは半日弱だけ・・・・というパターンが最近の傾向です。

ということで今週も終日お休みはとれなかったのですが、木曜日は午前中に会議が入っているだけ、しかも前日は大阪まで日帰り出張で帰宅したのが深夜だったこともあり、午後からオフをいただきました。
そして、かなり疲れが溜まってきていた上、ここのところ肩こりも酷くなってきていたので、GUMIを誘って温泉に行くことにしました。
行き先は前に釣りに行った際に見つけていた「龍門山温泉」。紀ノ川市にある秘湯的な温泉です。
何気にここ田辺市からは1時間半ほどかかる場所なのですが、途中で紀ノ川で少し釣りができることを見越しての選択でした(笑)

紀ノ川。先日の台風によってまた壊滅的ダメージを受けてしまい、その後数日はとても釣りができるような状態ではありませんでした。
なので、本当にバスが生き残っているのか検証したかったのです。
そりゃ全部のバスが流されてしまうことはないにしても、釣りになる程度のバスが生き残っているのか気になりました。
なお、何気に紀ノ川でまともに釣りをするのは約2ヶ月ぶりでした。
今や世間的には「もっくん=紀ノ川」というイメージが定着しているらしいのですが、そう言われるためにも必ず月1回は紀ノ川に通い続けたいですね。

以下がそのレポートです。



【2013年10月3日:紀ノ川バスの生存確認】

お昼すぎに家を出発し、和歌山市に到着後すぐに「まいどおおきに食堂」でお昼ご飯を食べ、釣りを開始したのは14時前でした。
今回はバスの生存確認が主たる目的だったので、絶対にいるであろう支流ポイントはあえてパスし、本流へ向かう。
時間があまりなかったので中流域より上は諦め、まずは下流域からチェックすることに。

ポイントへ向かう途中、車を走らせながら窓を開けると、超イイ風が吹いている・・・・!
しかも風向き、強さともに、僕が「紀ノ川の神風」と呼んでいるもっとも良い風
「この風ならあのストレッチしかない!」 そう思い、一目散にその場所に向かいました。

ポイントに着くと対岸には先行者がちらほら。しかしこちら側には1人もおらず。
まだまだ「この風」を読み切れている人が少ないのでしょうか。それとも、この風だとこちら側は釣りがしにくいので敬遠しているのでしょうか。
いずれにせよ僕にとってはチャンス。
そしてさらに水の色を見てその期待は倍増。
「バスが生きていれば、今日は間違いなく釣れるで・・・・」 そうGUMIに告げました。

そして過去の経験上、この時期のこの水の色であればどういうルアーが効くのか、はっきりと思い当たるモノがありました。
何を隠そうそのルアー、この秋この状況に当たったときのために先日購入しておいたものですからね・・・・!
そして大袈裟や誇張ではなく、その答えは釣り開始わずか3投目に出ました。




$紀ノ国発→全国行!! もっくんのGANGAN BASSツアー-13.10.3-紀ノ川45久々の紀ノ川バス、45センチゲット♪
そのエリアでもっとも良いと目をつけたカバー、そこに今日絶対に効くと思ったルアーを投入し、2アクション後のロングポーズでコン!と喰ってきました。
この風向き、この水質、そしてこれだけ良い●●●●●●が形成されている状況では、もうここしかありませんでした。紀ノ川バスって、時折出現する●●●●●●が大好きなんですよ・・・・!
もっと言えば、●●●●●●に●●●が絡めばもう100点です。
まさに100%狙い通りのゲット、釣り上げたあとGUMIに「ほら、宣言通り!」と思わず叫んでしまいました(笑) 何度も言いますが、今日の状況なら下~中流域に限って言えば絶対にここが一番良いポイントでした。
それにしても生命の力は素晴らしい!こんな状況になってもしっかりと生きていたんですね~!
この超強烈ファイトをこんなに早く再度体験できるとは思ってもみませんでした。

$紀ノ国発→全国行!! もっくんのGANGAN BASSツアー-13.10.3-1←この写真のほうがサイズ感がわかりやすいかな?
それにしてもこのバス、紀ノ川産らしからぬ体型です。本来の紀ノ川バスはもっと口が小さく、ゴチッと丸く筋肉質な体型をしています。この体型はむしろ野池バスっぽい感じですね。
でもファイトはいつも通りの紀ノ川バスでした。ちょっと実験的に作ってみた"リブレイドCQB"もイイ感じ。ミリタリーファンであれば名前だけでそのコンセプトがわかるかと・・・・。
また今後そろそろ、この2年間で僕が掴んだ「紀ノ川の攻略法」についても徐々に明かしていこうと思います。


それにしても生存が危ぶまれ、さらに魚影が薄くなったであろう紀ノ川でこうもすぐにバスをゲットできるとは思いもしませんでした。それもこんな45アップとは。
しかしこの日はよほど読みが冴えていたのでしょうか。まだまだ快進撃は続くのです・・・・!

その数投後、またしても近くのポイントでヒット!それもまた45センチクラス!
しかし今度は少し余裕をこいて抜き上げた瞬間、なんとスモラバのフック折れでバラシ。。。
もう何回目でしょう、このバラし。。。
不良在庫のアベラバを使ったのがミスでした。ベイトフィネスでは絶対にフジラバがオススメです・・・・。

しかし悔しみに暮れたのも束の間。

$紀ノ国発→全国行!! もっくんのGANGAN BASSツアー-13.10.3-2少しだけ下流側に移動したポイントで2匹目ゲット♪
今度は30センチ後半とサイズは落ちてしまいましたが、これまた狙い通りのヒットでした。
大雨によってできた地形の変化を狙ってルアーを投入し、これまたアクション後のロングポーズ中にガッガッ!と喰ってきたのでした。
このルアー、絶対にこの使い方が一番イケてますわ。普通のBFスモラバとはちょっと違ったアクションですね。
ちなみに背景を見ての通り、このぐらいの風の強さが紀ノ川的には「良い風」です。みんな釣りのしやすさ優先で風を敬遠しがちですが、この風があってこその紀ノ川バスだと僕は思っています。
それにしても紀ノ川バスはこれくらいのサイズでも十分に楽しめますね~。余裕で野池の45センチとかよりも引きますよ。





そして上流向かって歩いて少しだけ移動。
そこでも・・・・

$紀ノ国発→全国行!! もっくんのGANGAN BASSツアー-13.10.3-3←立て続けにまたまたゲット!今度はキラーズベイト/ガンクラフトで。これまた30センチ後半でした。
やや水深のあるブレイクの1段下、そこにオダっぽい感触のストラクチャーが沈んでいる場所があり、それを感じながらのスローローリングでした。
やっぱりこの風が吹いたらキラーズベイトです。
キラーズベイト、バクラ150、スケアブロー・・・・紀ノ川で効果的なマキモノにはどれにもある共通点があります。これを知れば紀ノ川のマキモノ攻略法も見えてくる・・・・かも?
特にキラーズベイトはこの特徴(ある共通点)を備えた唯一のスピナーベイトです。他のスピナーベイトにはありません。意外とみんなが知らないキラーズベイトの秘密。
こういう部分が平岩氏の造るルアーの「深イイ」部分ですね~。




その後、そのポイントでまたキラーズベイトにヒットしたのですが、今度はファイト中にバラしでした。
まぁサイズはまた同じくらいだったので、もうあんまり悔しくもありませんでした。

そしてさらに上流向けて移動。
またまた・・・・

$紀ノ国発→全国行!! もっくんのGANGAN BASSツアー-13.10.3-4←サイズは今日最小ですがまたまたゲット。これで4匹目
ルアーは先ほど45センチを釣ったのと同じ、3.5gスモラバ+カスミクロー2.8
いや~、カスミクロー最高ですわ!僕のまわりではすこぶる評判の悪いカスミクローですが(笑)、個人的には今もっともアツいルアーの1つです。最近気付いたのですが、このワームをスモラバのトレーラーに使用した場合、普通のスモラバの動かし方をしてしまうとあまり釣れません。
カスミクローの動かし方の最大のキモは、メリハリをつけたアクションを加えることだと思います。具体的には、チョンチョン!と強いめのアクションを2~3回与え、その後に4~5秒のロングポーズを入れます。するとこのポーズ中に喰ってきます。言うまでもないですが、ラインテンション張りまくりで動かすと絶対NGです。特にポーズ中はしっかりとラインテンションを抜いてあげましょう。
今日は絶対にこのカスミクローが効くと最初から思っていました。特にこのカラーが・・・・!


$紀ノ国発→全国行!! もっくんのGANGAN BASSツアー-13.10.3-当たりカラー←そう、レポート冒頭に書いた「はっきりと思い当たるモノ」、要するにこの状況にベストマッチすると思ったルアーはカスミクロー2.8/PFです。
このルアー、その名前の通り霞水系っぽい水質のフィールドでは抜群に強いです。そして特にこの写真のブルーラメカラーが今日の神カラーでした。
昔、高校生の頃、合川ダム(ボート釣り)によく通っていたとき、ダムが今日の紀ノ川のような水色をしたときに抜群に効いたのがこのカラーでした。当時はパワーホッグのこのカラーをよく使っていましたね。
そして今日の紀ノ川はズバリ青白濁り系でした。合川ダムでも紀ノ川でも、少し水温が落ちてきた時期に雨が降るとこういう水色になるんです。だから「絶対にこのルアー(カラー)が釣れる」と思いました。ちなみにキラーズベイトも一応ブルーラメが入ったカラーを使用しました。実際にこの水色のときにこのカラーを水中に入れてみると釣れる理由がわかります。


あの激シブの紀ノ川で、あっと言う間に4匹ゲット。バラしも含めると6ヒットです。
しかもこれ、何気にたった1時間半程度の出来事です。
もちろんルアー選択が当たったというのも大きな要因ですが、やはり一番は風をしっかり読み切れたことが最大の勝因でしょう。
カスミクロー云々言ったところですが、正直、この状況でこのポイントに入れていれさえすれば誰でもある程度は釣れたと思います(笑) それくらい釣ること自体はイージーでした。


たった1時間半程度で紀ノ川を後にし、本来の予定通り温泉目指して再出発。
紀ノ川沿いに上流向かって車を走らせました。

しかし予想以上に早く目的地周辺に到着。
しかも目的の温泉はなんといつも釣りをする野池のすぐ近くでした(笑)
ということでまだ時間があるので、野池で少しだけ釣りをすることに(笑)

そこでまたしてもあの人がやってくれました・・・・!

$紀ノ国発→全国行!! もっくんのGANGAN BASSツアー-13.10.3-5GUMI、見事な40アップゲット!
やられました・・・・(笑) いつも通り「喰った~!」の雄叫びを上げていました(笑) しかも数人の先行者がいる中、誰も釣れていない中でのヒット。みんな騒然としていました(笑)
ルアーは懐かしのブザービーター/EG。昔東京に住んでいた頃、家の近くのタックルベリー小平店で買った超年期モノだったと思います(笑)
それにしてもやっぱり紀北方面の野池は平均サイズがデカいですね~。この池で35センチ以下を釣ったことがありません。平均サイズ、軽く南紀野池のです。。。
そもそも南紀にこういう平野部シャロー系の野池はまったくと言っていいほど存在しませんからね。そしてなぜか平野部野池ってどこも平均サイズが割といいですよね。四国や岡山県などの野池がその良い例です。よくメディアでカナモさんが釣りしているような野池や水路、どんだけデカバスの魚影が濃いんだって感じですからね(笑)


ちなみに僕はこの池について速攻、OSA80を沖の木に引っ掛けてしまいロスト。
しかしラインが切れた瞬間にOSA80が木から外れて水面を漂流しだしたので、それの回収作業に必死でほとんど釣りになりませんでした(笑)(無事回収できましたが・・・・)


こんな感じで今回の短時間釣行は終了でした。
その後、温泉に向かったのですが、まさかの休館日。。。
後で知ったのですが、土日祝日だけしか営業していないそうです・・・・。どんなんやねん。。。
ということで、結局和歌山市の「幸の湯」に入って帰ってきました。意外とイイ温泉でした。

釣行時間的にはトータルで2時間程度だったのですが、僕が45センチ筆頭に4匹(紀ノ川)GUMIが40アップ1匹(野池)と、短時間釣行としては十分すぎる結果でした。
また、紀ノ川でバスの生存を確認できたことが何より嬉しいことでしたね。
そして正直言って、もっと時間があればまだまだ釣っていた自信があります。良さげなのに撃てなかったポイントが数ヶ所あり、最低でもあと2~3匹程度は楽勝だったと思います。
まぁそう考えるとそろそろ終日釣行がしたいところですが、それでも良い息抜きにはなりました。


次回はまたロッドネタに戻ります。