19:00~ @シアトリカル應典院



ほぼ1ヶ月ぶりの観劇


よく客演でお見かけする方々だが、月曜劇団さんとしての公演は初観劇



とある田舎の森の中の一角(かな?)


近所でペンションをやってる人の私有地らしいが、そこが舞台


都会の生活につかれて帰ってきた姉


田舎の工房で、素朴なようでじつはなかなかやり手の弟


彼らとは知り合い(幼馴染)のペンションの父と娘


昔埋めたタイムカプセルを探しに来た2人の男性


そして、地球の不思議を観察しに来た宇宙人2人の夏のひとときのお話



よく昔の子供の頃の夏の映画や、課題図書のストーリーにある感じの


夏休みに、田舎に行った子供たちがいろんな仲間と不思議な体験をして


最後に一回り大きくなる的なストーリー


あの感性、今見たらノスタルジックに浸れそうな感覚をそのままに


大人の話として表現されていたようにおもう



そこに、ぜんぜんわざとらしさ、押し付けがましさがなく


すごく自然に登場人物の中に自己投影できる


このへんは世代的なものが自分に合っていた、というのもあるかもしれない



宇宙人という一見荒唐無稽な設定だが


悩める地球の大人たちを客観的にみる存在としてとても良かった


荒唐無稽というと、宇宙人が宇宙の技術?を使って登場人物の動きを止めたり


その過去を見ることができるというテイで、話の流れや、登場人物の過去のシーンをさかのぼって演じられている場面があったが


テンポがよくて、そういった前提的な話がスイスイ頭の中に入っていくので、話に入り込める



話は進んで、ホタルが見たいという宇宙人パルモ パルモに告白したいピゴラ


この2人を応援しようと、季節はずれの蛍を見せるために、みんなで協力する場面とかはすごくワクワクさせられたし


肝試しや、スイカ割り、花火に流しソーメン(BBQの予定だったが、舞台ではできなかったためらしい)


といった夏の風物詩をみんなで楽しむ場面ではなんとも温かい気分になれる



印象に残ったのは、カタコトな感じがかわいかった宇宙人パルモを演じられた西川さやかさん


地球人と仲良くなりすぎると、別れるのが辛いと諭すピゴラに


終わるのがわかっているからといって、わざとツマラナクなるようにするのは嫌だと言う真っ直ぐさが潔い


あと謎の旅人?ミネコの竹田桃子さんが、なんともいい味を出してられた


なんでも見透かしてるような感じが謎めいていて


登場人物の中では更に大人な、昇竜之助さんとの絡み


色々分かってる者同士の会話という感じで、なんとも洒落てる


そして、ヤマサキエリカさんの独特のテンションw



夏の終わりにとても素敵なお芝居がみられました



ではでは