そろそろ、Sayは終わりにしよう。

 

 

 前回までで、まあ、一応、ハーモニーのアレンジは完了。ってことにしましょう。

 

 もっと別のアイディアもあるんだけど、まあ、いいよね。

 

 で、俺も日々、誘惑と戦ってるんだけど、なんでもてんこ盛りにしたくなっちゃう。だから、ハーモニーのアレンジやシンセのいっちゃう音色が出来たりすると、もう使いたくてしょうがないわけ。謙抑性がなくなるんだよね。

 

 この謙抑性って、アレンジにおいては大事だと思うんだけど、俺もチャラいんで、ついつい誘惑に負けて、使いたくなるんだよね。

 

 謙抑性。大事だよ。

 

 で、Sayのハーモニーアレンジが完了したという前提だけど、ハーモニーだけ考えてもダメだよねぇ。アレンジって全体があるわけだから。ということで、Sayのオリジナルの構造を見てみましょう。

 

 

トラックリストだけも見てみよう。

 

聴けばわかることだけど、この曲のバックラインというかバックトラックは、

  • Drums
  • Bass
  • Sub Bass
  • Piano

この4つが演奏の土台ですね。

 

で、曲の構造は、

 

Aメロ、サビ、Aメロ、サビ、間奏、サビ、アウトロ

 

こういう構成。

 

Aメロはヴァースっていうね。Verse。

該当トラックは、Vocal Verse。

 

サビのことはコーラスっていう。Chorus。この場合、日本語とちょっと使い方が違う。

該当トラックは、Vocal Chorus。

 

この曲では、間奏が大サビの役目をやっていて、まあブリッジになってるわけ。

これが、Guitarパート。

 

で、Hookがある。

フックっていうのは、曲中で、耳に残りやすいフレーズって意味で使うよ。

これを担ってるのが、Backing VocalとBacking Vocal Neptuneの両トラックで、

それを下支えしているのが、Bd Clap loopトラックのハンドクラップ。

 

そして、サビ、ここでいうVocal Chorusトラックの魅力を下支えしているのが、

Vocal SynthとVocal Synth midiトラック。

 

こういうアレンジがあるところに、新たに作ったハーモニーパートを追加しようってことなんだよね。

 

ここで衝突しちゃうのは、やっぱりVocal SynthとVocal Synth midiトラックだろう。

サビでハモっちゃうってことをやるわけだから、そうすると邪魔になる。

 

まず、この点を頭に入れた上で。

 

謙抑性に戻るけど、合計3回サビが出てくるんだよね。

 

この3回とも同じハモりを持ってくるのか、否か。

 

ここはアレンジャーとしての自分にかかってくる部分なんで、自分のセンスで行くしかないんだよね。

 

俺の意見としては、1回だけ。

それもブリッジ(間奏)の後にブレイクが入るんで、その後に1回だけ。

 

Vocal Synth midiトラックを見ればわかるんだけど、このVocal Synthの掛け方は2種類。

1回目が地味で、2〜3回目がちょっと派手になってる。

 

そこで、A案は、1〜2回目のVocal Synthは活かして、3回目をカットして、ハモりに変更する。

 

B案としては、1回目に2〜3回目のVocal Synthの鳴らし方をして、2回目ハモって、3回目は、主旋律もちょっと変えて、別のハーモニーパートにする。

 

 考えれば、いくらでも出てくるよね。

蛇足だけど、このSayは人気があるようで、いろんな人がYouTubeでリミックスバージョンをアップしてる。俺は、どれも好きじゃない。

 俺は、この曲は、この雰囲気のままの方が好き。

 

 話を戻して、とりあえず、A案で許してもらおう。

 C案として、2回目と3回目を逆にする手もあるが。

 

 サクッとやっちゃおう。

3rdとadd9ってトラックが追加したトラック。

その部分は、Vocal SynthとVocal Synth midiトラックは削除。

 

A案

 

 いろんなアイディアがあると思うけど、試行錯誤しながらやっていくしかない。

 1回、アレンジすると、それに縛られて、なかなかそこから出られなくなるしね。

 アレンジするときのポイントは、やっぱ謙抑性かな。