2017年4月23日(日)、奈良の旅のつづきです。

ランチを食べてお腹がいっぱいになった後、

しばし腹ごなしのお散歩。

まずは地図で歩いた場所を確認して下さい。



前回、少し紹介しましたが、天平庵さんを出た後、

バス通りを奈良駅方面へ戻るように歩き、

途中で右折した道がこの狭い路地でした。



路地の突き当たりまで行って再び右折すると、

今度は少し広い道に出ました。



春日山に向かって歩きます。



すると、右手手前に次の目的地

「吉城園(よしきえん)」がありました。



吉城園は、「興福寺古絵図」によると、同寺の子院の

摩尼珠院(まにしゅいん)があった所とされています。

明治に民間の所有となり、

大正8年(1919年)に現在の建物と庭園が作られました。

企業の迎賓施設の時代を経て、

昭和の終わりから奈良県が所有し庭園を公開しています。



こちらが入園の際にいただいた案内図です。

園内は池の庭、苔の庭、茶花の庭からなり、

苔の庭には離れ茶室があります。



右下の入口から入り、まずはあずまやへ。

入口を入ってすぐにこの石段がありました。

このお庭は膝にはきついアップダウンが多かったです。





さらに石段を上って「あずまや」へ。



あずまやからの眺めです。

奥に見えている建物は、旧正法院家住宅で、

平成23年3月、大正期の近代和風住宅として、

奈良県有形文化財に指定されれました。



石段を下りて、改めて住宅を眺めした。







園内は、池の庭・苔の庭・茶花の庭からなっています。








分かれ道では、右の石段を上りました。





こちらには離れ茶室があります。







苔の庭に入りました。

苔の庭は、飛火野と同系の地下水脈が園内を流れていて、

杉苔の生育に適し、全面が杉苔に覆われた庭園で、

平成22年5月に葺き替えられ、

茅葺き屋根の離れ茶屋と一体となった

閑静な佇まいを呈しています。















茶花の庭に入ります。

茶花の庭には、茶席に添える

季節感のある草花などが植えられ、

素朴で潤いのある庭園として親しまれています。

























あずまやに人がいたので残念ながら休めず・・・。











これで茶花の庭を回り終えて、あとは戻るだけ。








池の庭は江戸時代からの地形の起伏、

曲線を巧みに取り入れ、

建物と一体となるよう造られています。
















吉城園は春は新緑、秋は紅葉が美しく、

古都の四季に彩りを添えています。

入園料は250円。

バスの1日乗車券を見せると団体料金220円になります!



(つづく)