2012年4月28日(土)の加賀の旅のつづきです。
こおろぎ橋付近の散策を終えた後、再び車に乗り、
こおろぎ橋より下流、黒谷橋との間にかかる
「あやとりはし」に向かいました。
車だとすぐの距離です。
一際目立つ橋!
大聖寺川にかかる長さ94.7m、橋床幅1.5mの橋です。
華道草月流三代目家元・勅使河原宏のデザインによる
ワインレッド色に塗られた湾曲した徒歩専用の橋。
上空から見ると、ユニークな形状(S字型)をした鉄骨の橋。
橋のデザインのコンセプトは「鶴仙渓を活ける」だそうです。
橋の上からの眺めはこんな感じです。
こうやって見ると、ジェットコースターみたいね。
あやとりはしを渡りきった後、
まずは左手の下流方向に向かって進むと、
川沿いの遊歩道に向かう道があります。
川の上に小さな木の橋が架かっているのが見えました。
渓谷らしい景色です。
この橋の上からだと、橋と渓谷のコラボ写真が撮れるかな・・・
と思って楽しみに橋の上に行きましたが、
ちょっとのことで、こちらからも橋は見えませんでした。
仕方なく、今度は上流に向かって遊歩道を歩きます。
本当にきれいに整備された歩きやすい遊歩道です。
あやとりはしの下にやってきました。
今度は橋の下を通過します。
S字型の奇妙な形がよくわかりますね。
さらに少し上流に向かうと、赤い傘が目に入ってきました。
ここは「鶴仙渓 川床」と呼ばれる所で、
今年4月1日にオープンしたみたいです。
ここでは、地元出身・道場六三郎レシピの
「川床ロール」や「冷製抹茶しるこ」が食べられるそうです。
座るだけで席料200円(加賀棒茶付き)がかかります。
営業期間は、平成24年10月31日まで。
(6月21日~30日、9月27日~10月6日はメンテナンス休業)
営業時間は、9時30分~16時だそうです。
席料+スイーツの川床セットは、大人500円、小学生400円。
スイーツは、「冷製抹茶しるこ」か「川床ロール」が選択できます。
川床から少し上がった所には「桜公園」があります。
ここまで大した距離も歩いていませんが、
介護の仕事をしているお友達から「休まなきゃ」と声をかけられ、
公園のベンチでしばし休憩をとりました。
そして、再びあやとりはしへ。
こちらは、あやとりはしを挟んで桜公園と反対側にある休憩所。
小さな池と四阿があります。
あやとりはしを渡り、車へ戻りました。
あやとりはしから500m下流に黒谷橋が掛かっていて、
こおろぎ橋~黒谷橋までの約1kmが鶴仙渓と呼ばれています。
今回は体力がなく歩けませんでしたが、
鶴仙渓には弁慶岩、蛙石、烏帽子岩、平岩などの奇岩怪石が点在し、
中には昔、蚊竜が住んでいたと伝わる道明ヶ淵など、
見どころがたくさんあります。
山中温泉の中でも随一の景勝地とされ、
元禄2年(1689年)には松尾芭蕉も訪れ鶴仙渓を絶賛し、
「行脚の楽しみ、ここにあり」と言って拍手を打ち、
「山中や 菊は手折らじ 湯のにほひ」の句を残しています。
次は、鶴仙渓から離れて、さらに上流方面へ行きます。
(つづく)