2010年12月11日(土)、ツアー2日目のつづきです。
夕食後、オプションのミュージカルを見に行ったのは、
私たち二人と、中国語が堪能な東京から参加の男性のみ。
再び車に乗り込み、10分足らずで劇場に到着。
さすがに劇場周辺は人が多く、
ガイドさんからはぐれないように後を追いかけるのがやっと。
こちらの野外劇場は、座席が360度回転し、
全部で40列1988席あり、私たちはVIP席だったのか、
ちょうど高さも位置も真ん中で見やすい席でした。
参加費は、300元(3,900円)。
無事席に着くと、ガイドさんとはしばしお別れ。
最初は目立っていた空席も、開始時間には満席でした。
19:30、いよいよミュージカル「印象大紅袍」のはじまりです。
このミュージカルを手がけたのは、
北京オリンピックの開会式などの演出でおなじみの
中国映画界の巨匠・張芸謀(チャン・イーモウ)監督。
この印象劇場は、世界最大の茶芸館であり、
座席から見える舞台の半径は2km以上。
観客席は360℃回転可能なため、
劇場周囲のすべての舞台を合わせると、
総延長12kmの壮大な舞台が広がることになります。
この公演は、自然と人間文化の融合がテーマ。
日頃、忙しい現代人に武夷山に来ていただき、
豊かな自然の中で、美味しいお茶を飲みながら、
心地よい時間を過ごしてもらいたい・・・というメッセージが、
「大紅袍」の物語の紹介とともに表現されています。
四面の舞台をつなぎ合わせ、
次と次と話は展開していきます。
世界最高レベルの照明と音響なんだとか。
確かに、迫力満点でした。
こちらは森の場面ですが、
背景は本当の武夷山の岩山です!
白馬や小鳥たちが森の中を駆けめぐります。
これまでに例のない15台のスクリーンを使用しているとか。
時には深刻な迫力ある場面があったり、
漫才のように楽しい掛け合いがあったり、
あっという間の75分間。
言葉はもちろん全部中国語。
私は半分わかったかわからないかだったけど、
お友達は全然わからなかったのよね~。
それでも、十分楽しめました。
スクリーンに古文書のようなものが映し出され、
みなさんの驚きもひとしおでした。
この場面が正面になります。
茶畑の様子ですね。
出演者は全部で400人あまりいたみたいです。
茶畑でウェーブ。
撮影は基本的には禁止なのかもしれないけれど、
ガイドさんがフラッシュを焚かなければ大丈夫と言ったので、
このように写真を撮ることができました。
大勢でのパフォーマンスは、やはり迫力があります。
75分間の間に、座席は4回転するんだったかな・・・。
途中で「吉本新喜劇」を思い出しちゃった。
笑いあり、驚きの歓声あり、観客を十分楽しませてくれます。
だんだんフィナーレが近づいてきました。
茶葉を雪のように散らすシーン。
途中で客席に出演者がやってきて、
実際に「大紅袍」を飲ませてくれます。
通路側に座っていた人はラッキーでした。
いよいよフィナーレ。
出演者全員が勢揃いして挨拶しました。
言葉はわからなくても、ちょっと寒くても、
一服の大紅袍を飲んだ後のように、
温かくて心地よい感動が残りました・・・。
ちょっと余談ですが、
「大紅袍」の物語について紹介しようとWebで検索したら、
サントリーのホームページに「大紅袍物語ゲーム」があって、
ゲームを楽しみながら、武夷山の風景や、
「大紅袍」にまつわる伝説を知ることができますので、
興味がある方は、ぜひアクセスしてみてね。
(つづく)