2010年10月30日(土)、
「てくてく金沢めぐり」ツアー2日目の朝です。
予定より少し早く、9:00頃にホテルへ。
さんだるちゃんが下りてくるのを待っていると、
飲み屋街のビルの隙間に神社発見!
この入口の傍らには、樹齢約480年にして
「石川県古木銘木番付表」に記載されている
御神木の大銀杏もありました。
さんだるちゃんと合流したところで、
せっかくですからお参りに行ってきました。
この小橋菅原神社は、前田家三代、
利常公、大阪の陣(徳川方)の祈願所として有名らしく、
明治初期までは神仏混合寺社として崇敬され、
神号「小橋天満宮」、寺号「松梅山宝来寺」と称していたとか。
祭神として、菅原道真、稲荷大明神、金比羅大権現を祀り、
ちゃんと「御神牛」も鎮座しておりました。
まさかこんな所にこんな神社があるとは・・・知りませんでした。
それから、片町の裏通りを歩き、
(夜は飲み屋街ですから、歩かない方が・・・)
「男川」と呼ばれる犀川に架かる犀川大橋を渡り、
さらに少し行くと右手に「神明宮」があります。
「おしんめさん」の愛称で親しまれ、
藩政期より加賀藩主前田家の信仰も厚く、金沢五社の一社、
全国七神明・三神明の一社でもあります。
ここで有名なのが「あぶり餅神事」で、
“ほおばれば一年の厄除け”と言われています。
ちなみに、春祭は5/15~17、秋祭は10/15~17ですよ。
また、境内には樹齢約千年と言われる
県内最大級の大ケヤキがあります。
(樹高33m、幹周7.83m、枝幅25m)
それから、広小路の交差点を寺町台の方へ上がり、
最初の信号を右折してしばらく行くと、
「忍者寺」としてお馴染みの「妙立寺(みょうりゅうじ)」があります。
ここの拝観は予約が必要です。
一見、特別変わったこともないお寺ですけど、
実は7層4階建ての建物で、
中にはいろんなからくりがあるんですよね~。
忍者とは全く関係のない日蓮宗のお寺なんですけど・・・。
ここは何度訪れても楽しいです。
私たちは10:00の予約を入れていましたが、
予定より早く着いてしまったので、
30分繰り上げて9:30から見学させてもらいました。
見学時間は約40分間。
最後にお守りを物色した後、斜め向かいの西方寺へ。
トラキチやクロノスケたちが眠るお寺です。
さんだるちゃんからは、
トラキチの大好物のチーズかまぼこをいただき、
トラキチがとても喜んでいました・・・。
トラキチとのご対面を果たした後、
今度は妙立寺の横の小路を歩きました。
こちらは妙立寺の裏口です。
この辺りから、ボツポツ・・・と時折冷たいものが・・・。
大通りを横断して、さらに小路を歩くと、
そこはもう「にし茶屋街」です。
裏道を歩くと近いですよ~。
ここには甘納豆の専門店「かわむら」があります。
芸妓さんのために作る・・・というこだわりがあるので、
デパートや通販では買えないはずです。
「かわむら」の向かいには、ちょっと変わった建物が・・・。
こちらは「西検番事務所」で、1922年(大正11年)に、
芸妓衆の稽古場兼管理事務所として建築されたものです。
「かわむら」で買い物した後、
外に出ると雨粒が大きくなっていて傘をさしました。
きっと、お空のトラキチが、
「行かないで~」と寂しがった涙だったのでしょう。
今回の旅で傘をさしたのは、この時だけでした・・・。