え~っと、石灯籠フェチの人、この指と~ま~れ~!


って声をかけても、きっと誰もとまってくれないとは思うけど、

兼六園に通い、いろいろ調べていくうちに、

とうとう姉さんは、灯籠に興味を持ってしまいました。


というわけで、興味はないかもしれませんが、

兼六園の別の楽しみ方として、

「石灯籠さがし」をおすすめしま~す。

園内には18基の石灯籠がありますよ。



兼六園と言えば、この灯籠がシンボル。

足が二股で、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ていることから

「徽軫(ことじ)灯籠」と名づけられました。

水面を照らすための雪見灯籠が変化したもので、高さは2.67m。


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徽軫灯籠の近く、月見橋のたもとには、

園内唯一の「月見灯籠」があります。

満月をイメージして、すべて円形に作られています。

姉さんが一番好きな灯籠です。


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鶺鴒島の上流、曲水のほとりに立つのは、

やはり園内唯一の「蓮華寺型灯籠」があります。


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「寄石(よせいし)灯籠」は園内に2基あります。

1つは、山崎山の北西にあり、素朴で無骨なつくり。

見張りの武士が敵と間違えて斬りつけた跡があるようですが、

今回、その傷跡を確認するのを忘れていました。


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かつて、この辺り一面はススキの原で、

灯籠に火が入るとススキの穂が揺れて、

その不気味さから「おばけ灯籠」とも呼ばれました。


もう1つは、霞が池に浮かぶ内橋亭の右前にあります。

高さは2m30cmと大型で、どっしりとしています。


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ここまでで5基ご紹介しました。

続いて、園内で一番多い7基あるのが「雪見灯籠」です。

先日は、そのうちの3基だけ写真に撮ってきました。


雪見橋下手にある雪見灯籠。


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竜石の奥、「龍石の椿」の下にある雪見灯籠。


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瓢(ひさご)池北端にある雪見灯籠。


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この他に、明治紀年之標の右手前、山崎山の北西麓、

長谷池の男滝と女滝それぞれの横にあります。



最後は園内に6基ある「春日灯籠」

春日神社の灯籠に由来しています。


こちらは日本最古と言われる噴水ですけど、

噴水の後ろに立っている細長い灯籠がそうです。


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この他、夕顔亭の敷地、霞が池に浮かぶ蓬莱島、

内橋亭の左前、梅林、栄螺山の西南にあります。



いかがでしたか?

普段はスルーしてしまうこの石灯籠たち。

こうやって紹介してあげると、

今度行く時に立ち止まってくれる人が増えたりして・・・。


以上、マニアックな石灯籠の紹介でした。