2010年3月30日(火)、久しぶりに前の職場に顔を出し、
仲良しの職員さんとランチを食べるついでに、
近くの海までドライブしてきました。
「大野」をご存じの方はいらっしゃるでしょうか?
実は私も40数年金沢に住んでいて、
大野に遊びに行ったのは今回が初めてだったのです。
特に用事でもない限り、行くことがない町ですが、
ここには有名なものがあるのです・・・。
この日も晴れ女パワーを発揮しちゃいました。
青空がとてもきれいでしょ?
白い建物は、大野灯台。
城下町金沢の海の玄関口である大野。
藩政時代には、北前船の寄港地として栄え、
人や物、文化が賑やかに往来した港町でした。
今でも古くからの町家や寺社などが多く残っています。
金沢港付近にはたくさんの石油タンク。
この日は遠くの山々まできれいに見えました。
空も海も真っ青・・・気持ちよかった~。
さて、私たちが最初に立ち寄ったのは、
「金沢港大野からくり記念館」。
江戸時代幕末期に、この大野町に住み、からくり師弁吉として、
全国的に知られた大野弁吉の世界を中心に、からくり技術の歴史や、
からくり人形・職人の歴史などが展示・紹介されています。
長い廊下の突き当たりには、弁吉の弟子である
米林八十八のお人形があって、からくり館の紹介をしています。
あちらこちらにからくり技術を紹介する展示があります。
こちらはお馴染みの人形浄瑠璃の頭。
こちらは「のぞきからくり」。
覗くと紙芝居みたいなものが見られます。
各種からくり人形が多数展示されています。
中でもいちばん有名なのがこの「茶運び人形」。
イベントがあれば動かしてくれるのですが、
展示だけだとちょっと物足りないなあ・・・。
こちらは「立体鏡」。
今で言うところの3Dメガネ。
来館者が自由に触れてからくりを楽しめる体験コーナーでは、
柔軟な発想が試される立体パズルもあり、
子供から大人まで楽しめるスポットとなっています。
これ、なかなか難しかったですよ。
この引き出し、3段目を乗せると、
他の引き出しにロックがかかって開かなくなる・・・
こちらの引き出しは全部で8個あるんだったかな?
私も頑張って隠し引き出しを探したのですが、
あとは、地元にまつわる物のミニチュア展示もありました。
こちらは昭和42年まで金沢市内を走っていた市電の模型。
車体の広告が、「芝寿し」や「森八」という、
金沢を代表するお店の名前になっていて懐かしい感じ。
最後に見たからくり人形は「手紙を書くピエロ」。
ゼンマイで動作し、ウトウトしながら字を書くのだそうです。
こちらは、からくり記念館の駐車場からの眺め。
遠くに見えるあの山々は白山連邦かなあ?
ちょうど時間もお昼を過ぎたのでごはんを食べに行きました。
と言っても、この小さな町には、
食事ができるレストランや喫茶店はほとんどありません。
ということで、必然的に向かった先はこちらのお店。
お寿司を食べない私でも、
名前だけは昔から知っている「宝生(ほうしょう)寿し」。
このお店が人気なのは、ネタの新鮮さと種類の豊富さ。
季節によって魚の種類は変わりますが、
常時20~30種類ほどの魚介類が揃えられています。
この日のネタはこんな感じでしたよ。
と言っても、庶民の私たちにはちょっと敷居が高いお寿司屋さん。
そんな人のために、平日はお得なランチメニューがあり、
この日もお友達はAランチ\2,100を注文しました。
こちらのAランチの内容は、
上にぎり9カン+吸物+醤油アイス+一品で、
この日の一品はタコの酢の物だったようです。
お昼に入って来るお客さんのほとんどが、
このAランチを注文していました。(平日のみ)
ナマモノが食べられない私は・・・と言うと、
メニューには一切値段が書いてありませんから、
ちょっと緊張しつつ、食べられるネタと一品料理を注文。
半分ほど食べた後の写真ですけど、
昔から甘エビのお刺身だけはおやつに食べていたので大丈夫。
あとは、可愛らしくお子様のようなネタですね。
もちろん、サビ抜きですよ~。
そして、汁物はいわしのつみれ汁。
揚げ物は、じゃえびと貝のかき揚げ。
お塩でいただくのですが、おいしかった~。
そして、最後に出てきたけれど、
実は大好きで最初に注文したのが「蓮蒸し」。
普通の料理屋さんよりお魚がたくさん入っていたような・・・。
新潟出身のお友達は、蓮蒸しのことを知らなかったので、
少しお裾分けして味見してもらったところ、
「おいしい!」と、とても気に入った様子でした。
ということで、私が注文した分がいくらかかったかは
ご想像にお任せします。
食後は、大野の町を少しドライブしてから、
次の目的地に向かいました・・・。
(つづく)