ドジな私の旅行にはハプニングがつきものなんです。
だから、「またやっちゃった～」という感じで、
卤汁豆腐干の汁でベチャベチャになったジーンズを気にしつつ、
西園寺の門を出ました。
来る時には奥に見える橋を渡って来たので、
帰る時は手前の橋を渡ることにしました。
橋のたもとにこんな石碑がありました。
この橋は「福徳橋」と「智慧橋」と名付けられているらしく、
きっとこの橋を渡ると福徳・知恵が得られますよ・・・
というようなものなんだと思います。
橋の上からの眺めです。
橋を渡った所にお寺の看板のようなものでしょうかね。
中国のお寺にはよく見られるものですが、
道路を渡った所から写しました。
こちらに来る時は、ずっと道路の右側を歩いて来たので、
帰りも反対方向の右側を歩いて行きました。
途中の商店街に小さなコンビニがあったので立ち寄り、
少ない種類の中からこの洗濯洗剤を購入。
確か２元ちょっと（約30円）と安かったので、
ついでに中国では初めてでしたが「午後の紅茶」も買いました。
二つ合わせて6.5元（約90円）でした。
ようやく阊门まで戻ってきました。
阊门をくぐって最初の細い道「阊门横街」へ左折します。
すると、正面奥に私が泊まっていたホテル
阊门饭店の門が見えてきました。
部屋に戻ると、早速着替えてバスルームで洗濯開始。
留学していた時も、最初のうちは自分で手洗いしていたので、
その時のことを懐かしく思い出していました。
ジーパン、コートの一部、マイバッグ２つを洗って干した後、
しばし部屋で休憩・・・。
午後３時半頃、日が暮れる前に・・・と再び出かけました。
ホテルから一番近い所にある園林「艺圃」。
私が数ある蘇州庭園の中で一番気に入っていた庭園です。
穴場的な存在にしてあったのですが、
世界遺産に指定されたと聞いた時にはびっくりました！
ホテルから大通り（西中市）に出て、
いつもとは逆に左折、東へ歩いて行きました。
地図では最初の通りを右折だったはずなので、
それらしき道を右折しましたが・・・。
なぜ方向音痴の私は地図を持って出なかったのでしょうね。
とりあえず、次の交差点を右だった・・・
という記憶だけで、ずっと歩いて行きました。
おりこうそうなワンチャンが店番していましたよ。
こちらが「次の交差点」だったのですが、
庭園があるような様子もなく、ただの大通りでした。
ここは景徳路と交わる所で、
近くに刺繍研究所と世界遺産の環秀山荘があります。
「景徳路」という名前を見た時、間違ったことに気がつきました。
この日２度目の迷走でした・・・。
本当は同じ道を引き返すのは面白くなかったのですが、
地図がないので、仕方なく同じ道を戻りました。
でも、先ほど歩きながら道の両脇の店をチェックしていた私は、
ある老夫婦が営んでいる小さな店に立ち寄りました。
揚げ物をしていたのですが、近づいてみると、
おじいちゃんが揚げていたのは大好きな油条でした。
細長い揚げパンのことですが、ほんのり塩味があって、
揚げたては最高においしいんです。
おばあちゃんに「２本下さい。いくらですか？」と尋ねると、
「・・・・・」。
蘇州語で全く聴き取ることができませんでした。
私がキョトンとした顔をしていると、
おじいちゃんが普通話で「１块２」と答えてくれました。
２本で1.2元（約16円）。安いでしょ？
でも、留学していた頃は、１本0.3元くらいでしたよ。
揚げたてが一番なので、歩きながら少しかじりました。
やっぱりおいしかったですよ～。
そして、早歩きしてホテルに向かいましたが、
ついでに夕食のおかずにしようと、
阊门近くでたまごを売っていたおばあちゃんから
茶玉子２個を買ってきました。
こちらでもおばあちゃんは蘇州語だったので、
ちょっと四苦八苦してしまいましたね。
茶玉子は１個1.2元（約16円）。
ということで、この日の夕食は部屋でなつかしいもの三昧。
卤汁豆腐干、油条、茶玉子。
部屋に着いた時には油条も冷めてしまって、
ふわっとしていたのもしぼんで硬くなっていました。
そこで、家から持参したワカメスープにつけながら、
塩味がきいた茶玉子と甘い豆腐干をおかずにいただきました。
豆腐干は１パック５元（約70円）でしたから、
油条２本と茶玉子１個で、この日の夕食は103円なり～。
安くて、おいしくて、なつかしい夕食でした・・・。