西園寺(戒幢律寺)の散策を続けます。
天王殿の後ろには、大雄宝殿がありましたが、
残念ながら外も中も改修工事中でした。
一応、中には入れましたが、撮影は禁止。
大雄宝殿には、三体の仏像が安置され、
その両側には20体の天神様が並んでいます。
後ろ側の壁には、海の小島を表現した精巧な浮き彫りがあり、
これとよく似たものが杭州の有名なお寺
霊隠寺にもあったような気がするのですが・・・。
この西園寺で有名なのは五百羅漢なんです。
こちらがその羅漢堂。
こちらも中は撮影禁止なので、
羅漢像をご覧いただけないのがとても残念なのですが、
本当に500体の見事な羅漢像が安置されています。
ケースには番号札が貼ってあって、
なぜか羅漢堂の中央通路を境にして、
片方が偶数、片方が奇数の番号が振られていました。
羅漢像はけっこう大きくて、迫力満点。
しかも少し高い所に安置されているので、
ずっと見上げながら見学することになり、
いいかげん首が痛くなってきます。
この500体は、顔かたち、仕草など、すべて違いますから、
こういうものに興味がある方は飽きないと思いますよ。
私が好きなのはやっぱり黒猫を抱いている羅漢像。
何体かありました。
ちょうどお昼の時間になったので、
羅漢堂の隣にあったお寺の食堂(素斋館)に行きました。
いわゆる精進料理を食べさせてくれる所です。
食堂の入口でお惣菜のようなものが売られていたので見てみると、
なんと・・・私が大好きな卤汁(luzhi)豆腐干があったんです。
蘇州の名物で、これがその時に買ったもの。
蘇州に住んでいた時、ある店で売っていた卤汁豆腐干がおいしくて、
しょっちゅう買いに行っていました。
真空パックになっているものは今でも簡単に買えますが、
やっぱり手作りのものの方がずっとおいしいです。
以前、ブログに詳しく書いたので、興味のある方はどうぞ・・・。
http://ameblo.jp/hjicun/entry-10132693688.html
この豆腐干を買った時に、「素面はありますか?」と質問。
「あるよ」とおばさんがにこやかに答えたので早速中へ。
「素面」はソーメンではなく、精進ラーメンのことです。
3種類ほどありましたが、せっかく西園寺に来たので、
値段が10元(約140円)といちばん高かった「羅漢面」を注文。
どんなラーメンが出てくるんだろうと、
ちょっと期待&不安で待っていると、すぐに出来上がりました。
それがこちらです。
麺は蘇州で昔よく食べていたのと同じ細い麺。
日本のラーメンとはかなり違いますよ。
そばとラーメンの中間みたいな感じかなあ・・・。
具はご覧のとおりで、
銀杏、マッシュルーム、クコの実などヘルシーなものばかり。
味はあっさり。
でも、「おいしい~」とは言えないかな・・・。
決してまずくはありませんけどね。
この羅漢面と一緒に先ほど買った豆腐干も食べてみたところ、
やっぱりおいしかったので、帰りにもう1パック購入。
ところが、これがあとで大変なことになります・・・。
西園というのは、もともとこの戒幢律寺というお寺と
「西花園放生池」というお庭の総称です。
お寺の横に併設するように緑豊かな庭園が広がっていました。
お庭に入って最初に目に飛び込んで来たのがこちら。
にゃんこブログに戻りそうですよね。
一人のおばあちゃんが独特な呼びかけをして、
ニャンコを集めてエサをあげていました。
おばあちゃんに「何匹くらいいるの?」と聞くと、
「だいたいこんなもんだよ~」とニコニコしながら話していました。
シロちゃん!
遠慮していたら、なくなっちゃうぞ~。
次回へつづく・・・。