新型インフルエンザにみるマスコミ対応 | なんのこっちゃホイ!

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オラがアメブロ日記


国内感染が、いよいよ本格化してきた。関西を中心に広がり始めた感染は、ついに関東へ上陸したということだ。

大臣は記者会見を開き、パニックにならないようにと国民に呼びかけている。しかし、この人の歩き方というか、登場の仕方が、とても早足で必死の形相、難しい顔して説明するものだから、とっても危機感を煽っていると思う。そんな態度で「心配ない」と言われれば、もっと心配になっちゃいますよ!


マスコミの対応も首を傾げたくなる。「八王子で発見された感染患者が入院している、病院の前からお伝えします」って、それどういうことよ。何で病院前からレポートしないといけないの?そして最後には、「落ち着いて対応してください。パニックになる必要はありません。マスク、手洗い、人ごみを避けて、イベントは延期になってます。」なんていうと、「え~、じゃ、どこにいればいいんだよ!」と不安になる。


高校生が大量に感染した関西でも、校長先生が出てきて「大変ご迷惑をおかけしまして、申し訳ありません」なんて謝っている。なんで謝るのよ。患者に責任はないんだよ。患者こそが被害者なんだよ。誰も感染したいなんて思って、アメリカ行ってないし、バレーボールの試合や剣道の試合に出たわけじゃない。それが、校長先生が「ご迷惑」なんて謝ってしまったら、患者さんは悪者じゃないの。それとも、学校の不手際をわびてるの?何か、不手際があったの?患者さんにしてみれば、自分の学校の校長が、自分のことで世間にTVで詫びてる姿なんてみたら、おちおち治療もしてられないよね。


政界献金問題では、「私は何も悪いことしてない。正々堂々と申告している」と開き直る元代表の政治家もいる。秘書が逮捕されて起訴されるっていうのに、「何も悪いことはしていない」とはどういう意味だよ。謝るべき人が謝らないで、謝る必要のない人が謝る。


とにかくこの問題は、マスコミが必死になって報道しすぎるのではないだろうか。別に地球が滅亡するわけでもない。毒性も低くて、先進国では死者は出ていないし、聞いている限りでは、治療はうまくいき、みんな退院しているんじゃないの。不幸にして死者が出ているのは、残念ながら発展途上の貧しくて、インフラも医療もしっかりしていない国の人達だ。その人たちこそが、悼まれ、救われるべきだ。何でもかんでも、井戸端会議の延長線上でしゃかりきになって、どこの局も同じニュースばかり報道し、感染患者の数を積み上げては視聴率を狙っている。


まったく、「やれやれ」な国である。