未曾有の大震災から１年、あらためて震災により亡くなられた皆さまに心より哀悼の意を表し、また被災地の復興が１日も早く進められることを切に願う次第であります。
天皇陛下におかせられましては、術後間もなくの中、追悼式典に臨まれお言葉を賜りましたこと、国民等しく有り難く頂戴いたしました。
東日本大震災1周年追悼式での天皇陛下のお言葉（宮内庁ＨＰより）
（平成２３年３月１６日に国民に向けて寄せられたお言葉（ビデオメッセージ）
様々な業界、団体で式典や活動が行われる中、神社界でも全国の神社で臨時の祭典を執りおこない、１日早い復興と被災者の方々の心痛が少しでも和らぐよう、お祈りを申し上げました。
当社でも当日午前８時３０分より祭典を行い、神職・巫女・ご参拝者参列のもと、宮司が神様に祝詞を奏上申し上げ、心を合わせてお祈りいたしました。
また、私たち神職の間では、４０歳以下の青年神職が集い、神道青年会という組織でも活動をしておりまして、
青年会が参画いたしました「３．１１ つながろう東北へ ひこね」と題された行事に、午後から職員３名が参加し、滋賀縣護國神社にて祭典をご奉仕いたしました。
準備の後、昨年地震が発生した午後２時４６分に黙祷をささげ、
午後４時より「復興祈願祭」、午後５時より「火きり」でキャンドルナイトに灯す火を起こし、午後７時より「物故者追悼慰霊祭」をご奉仕いたしました。
会場には多くの方々が足を運ばれており、被災地に向ける気持ちを強く感じましたし、この「絆」そして「想いが」復興の力になることを願う次第です。
これからも私たちは被災された方々や被災地に常に心を寄せ、自らができることを務めていかなければならない、改めて強く感じさせられました。
どうぞ皆さまにおかれましても、氏神さまなど神社の近くをお通りの際には、足をとめ、日々生かされていることへの感謝と共に被災地の復興を神様にお祈り頂ければ幸いです。
会場となった滋賀縣護國神社。夜にはキャンドルナイトに火が灯されました。
午後２時４６分、会員一同拝殿にて黙祷を捧げました。
午後４時からの「復興祈願祭」ご神前に宮城・岩手・福島３県の名産をお供えいたしました。
午後５時からの「火きり神事」古来ゆかしく火を起こし、その火を会場内のキャンドルナイトに灯しました。
午後７時からの「物故者追悼慰霊祭」多くの方にご参列頂き、一斉に「大祓詞」を奏上。心を合わせて亡くなられた方々の御霊安らかならんことをお祈りいたしました。